でも、彼女に尽くすことによる喜びに加えて、私自身も性的満足を求めていて、それにより、いっそう欲望が高まっていた。その日、アンジーに初めてディルドのペニスをフェラさせられた時からずっと、私のペニスは勃起していた。その勃起は、その日いち日じゅう収まることはなかった。夕食の準備ができた頃までに、私のパンティは自分で出した先走り液でほとんどびちゃびちゃの状態になっていた。でも、ヌルヌルになったパンティにペニスを包まれている感覚はむしろ私には心地よいものだった。 アンジーと一緒に夕食を取ることは許されなかった。アンジーは、メイドは従業員であり、ディナー・テーブルに一緒に座れるような場所はないと言ったからだった。 夕食後、アンジーはバブルバスに入った。彼女がバスタブに入っている間、私は彼女の身体を洗う仕事をさせられた。アンジーは、私に、身体を洗う仕事ばかりでなく、彼女のあそこをソープの泡で擦る仕事もさせた。彼女がイクまでさせられた。 深夜、午前一時ごろ、アンジーは私に今日は仕事を終わってよいと告げた。私と彼女、ふたりで二階に上がった。私はてっきり二人でベッドに入るのだろうと思っていたが、そうはならなかった。アンジーは、私だけ廊下の奥にある予備の寝室に行くよう指示したのだった。その部屋は、その日の朝、私がメイド服に着替えた部屋だった。 その部屋に入るとすぐに、アンジーは私のメイド服のチャックを降ろし、それを脱ぐのを手助けしてくれた。メイド服をクローゼットにしまうと、アンジーはベッドのシーツを剥ぎ、私にベッドに横になるよう命令した。彼女が何をしようとしているのか、私には分からなかった。それまで主寝室のベッド以外の場所で愛し合ったことはなかった。 その日、何度もしたように、私は深々とお辞儀をし、それから命令通り、ベッドに横たわった。 アンジーは私の腰にまたがり、上半身を傾け、私にキスをした。両手で私の両手をつかみ、私の頭の上に引っぱり上げた。バンザイをするような姿勢だった。彼女は私にキスを続けていたが、その時、手首を何かで締められるような感じがした。すぐに、アンジーは私の両手をベッドに拘束したのだと気づいた。 最初、ちょっと怖かったけれど、すぐに、アンジーのことだから、私を傷つけるようなことはしないだろうから大丈夫だと思った。 アンジーは私の両手をしっかり拘束すると、私の上から降り、掛布を私の身体に掛けて言った。 「おやすみなさい。今日は素晴らしい一日だったわ。あなたのおかげで今年のバレンタインデーは忘れられない日になったわよ」 彼女はそう言って私の額にキスをし、部屋の電気を消し、出ていってしまった。 暗闇の中、拘束されたまま横たわっていた。これは何かの冗談だろうと思っていた。まさか、一晩中、ベッドに手錠で拘束されたままで放置するつもりはないだろうと。…でも、トイレに行きたくなったり、火事になったらどうするんだろう? どれくらい長くそのままでいたか分からない。すぐにもアンジーが戻ってくるのではと思い続けていた。まるで永遠とも思える長い時間をそんなふうに過ごした後、彼女は戻ってこないのだと思うようになった。少なくとも朝になるまではずっとこのままなのだと。 最初は怖さが勝ったが、その後、怒りを感じた。でも、大半は、淫らな気持ちになっていたと思う。今日は、ほぼ12時間近く、私はアンジーに奉仕を続け、彼女の性的欲求を満たし続けた。彼女は一度たりとも、私の奉仕にご褒美をくれることはなかった。一度も私はオーガズムを感じることを許されなかった。アンジーは、私のことをまるで何でもやっていい娼婦のように扱った。 でも、結局、私はまさにそういう存在なのだ。その結論に達するのにはかなり時間がかかったけれど、でも、そうなのだ。私はメイドの服装になっていたわけだし、それはとりもなおさず、私はおカネをもらってご奉仕する召使ということ。彼女の欲求を満たすべくご奉仕する存在。その欲求は性的なものではあったけれど、アンジーの欲求であって私のではない。そして私は、彼女の欲求を満たすために最善を尽くして奉仕したのだ。 不思議な感じだったけど、未明の時間だというのに、そういう理屈で納得していた。でも、それも幻想かもしれない。 でも、そもそも、幻想しないわけがないとも思った。私は文字通り、疲労困憊していたのである。その日一日で、たぶんそれまでの半年間に働いたよりも、たくさん働いたと思う。一日中、こき使われ、身体を酷使され続けた。どういうわけか分からないけど、そうされることが、不思議に自分でも嬉しかった。そして、それに加えて、私は性的にずっと欲求不満の状態にさせられていた。ペニスは丸一日、ずっと勃起したままだったし、この身体は、ほとんどオモチャのように性的に使われ続けていたから。 そんな思いが頭の中を行き来し続けていた。どのくらいそうしていたか分からない、たった1時間だったかもしれないし、3時間くらいだったかもしれない。そもそも分かりようがなかった。部屋には時計がなかったし、自分の時計を見ることもできなかった。私はその日ずっと着っぱなしのコルセットとパンティとハイヒールを身につけたまま、寝慣れないベッドに拘束されていた。なかなか寝付けなかったのは事実だけども、疲労感が勝ったのだろう。やがて眠りに落ちていた。 目が覚めた時、部屋が明るくなっていたのに驚いた。ほんの数分しか目を閉じていなかったように思っていたから。窓から日差しが差し込んでいる。
私はダイアナの手からピザを取り、その先端を彼女のお腹にくっつけて、ゆっくりとなぞった。そうやって彼女の肉肌にトマトや肉汁を塗りつけた。その後、優しくデリケートな舌の動きで、私が汚した彼女の肌をきれいに舐めた。 ダイアナはまたも小刻みに身体を震わせた。柔らかな肉肌が鳥肌になっている。 私は、空いている手で彼女のTシャツを捲りあげながら、徐々に上へと舌を這わせた。片方の乳房に肉汁をつけて、もう一方の乳房にも同じことをして、左右交互に舐め、そして啜った。 ダイアナは、今やはっきりと分かるほど身体を震わせていた。震えが止まらないようだった。小さな泣き声を上げ、両手で私の頭を掴んでいた。 この時ほど彼女の乳首が固く立っているのを見たことがなかった。それに、こんなに美味しい乳首も初めて! いつまでも続けていたかったけど、ピザを手放さなければならなかった。ダイアナをソファから引きずり降ろすのに両手を使わなければならなかったから。 彼女を床に寝かせ、靴、ソックス、ジーンズ、そしてパンティを剥ぎ取った。 再びピザを手にし、今度は、彼女の左右の太ももにかかるようにして、ソーセージ、ペペロニ、玉ねぎ、ピーマン、モッツァレラ・チーズ、そしてエレファント・ガーリック( 参考)を並べた。そうやって下から上へと順に並べたものを食べ始めた。左右交互に顔を移動し、ひとつ食べるごとに、彼女の肉肌を優しく甘噛みした。 ダイアナは脚をピクピク動かし、最初は泣き声のような声を上げていた。だが、私の口が彼女の太ももがつながるVゾーンに近づくにつれて、その声は小さな喘ぎ声に変わっていった。 彼女の巨大なクリトリスが私の目の前にそそり立っていて、構ってほしそうにぴくぴく動いていた。私はそれにとろとろのトマトをたっぷりとまぶしつけ、それから、この丸々太った新たな「ソーセージ」にむしゃぶりついた。まるで何かに取り憑かれたようになって。 うっとりと官能的に舐め、噛み、そして、はしたなくズルズルと舐め上げるたび、四つ星クラスの味を堪能できた。彼女自身が出す「肉汁」も混ざって最高だった。 ダイアナは身体を前後に激しくくねらせていた。喘ぎ声は、すでに、悲鳴に変わっていた。 私は彼女の激しい身体の動きに振り落とされないよう、彼女の両手首を握って押さえつけた。そうやって、ダイアナをじっくりと限界まで追いたてた。彼女がイク瞬間は、すぐそこまで来ているようだった。 でも、アドレナリンのラッシュが彼女にどれだけの力を与えることになるのか、私は全然予想していなかった。激しい興奮に感極まったダイアナは私の拘束を振りほどき、身体をぐいっと横にひねった。そして、その動きにつられて、私も一緒にカウチの方に投げ飛ばされたのである。 私は両膝を突く形で、カウチのクッションに覆いかぶさる姿勢になっていた。ダイアナは、その私にあっという間に飛びかかり、両太ももで私の太ももを挟みこみ、身体全体を使って、私を抑え込んだ。 「あなたって、何てゾクゾクするような食事を考えついたの…」 と耳元に甘い息を吹きかけながら彼女は言った。「後ろ側でも同じくらい気持ちいいか、確かめてみない?」
ケイトはクローゼットに行き、ドアを開けた。クローゼットの中にはいろんな衣装があった。床のところにはセクシーな靴が何足も並んでいる。ケイトはそこから明るい赤のドレスを取りだした。 ケイトは俺の方に向き直って、自分の前にそのセクシーなドレスを掲げて見せた。足先までのロングドレスだが、横に腰辺りまでスリットが入っていた。 「これ、いい?」 と彼女は頭をちょっと横に傾けながら俺に訊いた。 かなりセクシーだ。俺は頭を縦に振るだけだった。メインイベントが待ちどうしい。ズボンの中、早速、勃起が始まり、すぐにそいつを癒してやらないと、ズボンのチャックが壊れてしまうのではないかと心配になる。 ケイトは後ろ向きになり、ドレスをクローゼットの奥に引っかけた。それから両手を下に持っていって、シャツの裾を捲り上げ、頭から脱いだ。俺の立ち位置からだと、左右の乳房の脇のところがぶるんぶるんと揺れているのが見えた。さらに、彼女はデニムのショートパンツのボタンも外し、すーっと床に脱ぎ降ろした。ケイトはノーパンだった。 ケイトが俺の目の前で素っ裸になって着替えをしているのが信じられなかった。肩越しに俺の方を振り向き、にっこり笑いながら、赤いソング・パンティを手にした。それに脚を差し入れ、腰まで引っぱり上げ、装着する。尻のところ、細い紐パンティが尻に食い込み、尻頬の間に隠れるのが見えた。 ケイトは、その後、さっきのドレスを手に取り、さっとそれに身を包んだ。肩のところはスパゲッティほどの細さのストラップになっている。その肩紐を整えた後、彼女は俺の方に向き直った。 そして、今度は前屈みになり、セクシーな靴を取り、また向きを変えてデスクの方へと歩いた。 「今夜はワイルドなメインイベントを計画しているの」 とケイトは言い、デスクの引き出しから、真珠のイヤリングを取りだした。 俺はニヤニヤしながら、彼女がそのイヤリングを右の耳たぶにつけるのを見ていた。頭を少し傾け、もう一方の耳たぶにもつける。 「私たち、ものすごいお金持ちになるわよ」 と彼女はまたデスクの引き出しに手を伸ばし、今度は真珠のネックレスを出した。 「ああ、そいつはすごくいいな」 と言いながら、俺はケイトが俺に投げてよこしたセクシーな靴をキャッチした。 ケイトはまたも引出しに手を入れ、何かを持って、デスクから俺の前へ歩いてきた。そして、片脚を上げ、俺の膝の上にセクシーな足を乗せた。 「ねえ、これ、私の足の人差し指につけて」 とケイトは手を開き、ゴールドの指輪を見せた。 手を出すと、ケイトは俺の手のひらに小さなゴールドの輪を落とした。ケイトは脚を上げた。目に妖しい光が輝き、顔が艶っぽくなっているのが見えた。俺は指輪をつまみ、彼女の細長い足指に嵌めようとした。 「ダメよ。歯を使ってするの」 とケイトは俺の顔の前に足を掲げた。
ディアドラの話アンドリューはとても落ち着いて、自分のやり方に馴染んでいるように見える。いつもと変わらぬルーティンをこなすことが居心地がよさそうだ。そのわけは、多分、あまりにもすることが多すぎて、スケジュール通りにする他に道がないからかもしれない。 でも、外から見たら、私たちのアンドリューはとてつもなく退屈な人生を送っていると思うかもしれない。毎週、土曜日と日曜日の午後は、彼はテレビの前に座り、ビッグ・マックとビールを持ってアメフト試合を見ている。ウィークデイは、プログラミングをしているか子供たちの世話をしているだけ。他はあまりない。 彼ほど献身的な父親はいない。いつも6人の子供たちのそばにいて、一緒に遊んだり、何かを教えたり、あるいは子供たちが自分のことをしている間はプログラミングをしながら、子守りをしている。そんな姿を見ると、アンドリューがこの世界で他に類を見ない人物だということを簡単に忘れてしまいそうになる。 この家でビジネス担当となっているのは私とドニー。アンドリューはビジネス関係のことは無視するか、無関心でいる。彼はビジネスのことは知らないし、気にもしていない。とはいえ、このビジネスの開始当初から彼はプログラミング・ビジネスを立ち上げてきたわけで、そのおかげでこの快適な暮らしが支えられているのである。私もドニーも、彼にはプログラム関係のことは自由にさせている。なんだかんだ言っても、それこそが私たちのビジネスを駆動するエンジンになっているのだから。その他のことはすべて、私とドニーが対処する。営業や会計やその他のことはすべて。 彼はすでにほぼ200人の子供たちの父親になっている。そして彼はまだ32歳。彼はこれからいったい何人子供を作るのだろう。どの子供も超天才児だ。どの子もテレパシー能力を持っている。それに、今さっき分かったことだけど、彼のどの子供たちも、何か、心を操る信じがたいパワーを持っているらしい。 それでもアンドリューは、何も普通と変わったことがないかのように振舞ってる。すべてが予定通りと言わんばかりに。彼は、自分の業績にのぼせ上がってしまうのを拒んでいる。たとえそれがどんなに並はずれた業績であろうとも。 今夜、彼は侵入者を捕まえた。侵入者、強盗、それとも人さらい? 何でもいいけど、そいつを捕まえた。彼はその男を投げ飛ばし、一発でノックアウトした。それから彼は落ち着いて男の財布を取り出し、娘のひとりに私たちのネットワークに関係する情報をスキャンさせ、男に気づかれぬまま元に戻した。 そして銃を突きつけ、男を尋問した。あの男は尋問に黙っていたけど、知らないうちに尋問に答えたことになっていたと私は確信している。アンドリューは平凡な人に見えるけど、世界で最も特別な、平凡な人に違いない。 2年ほど前、従妹のダニーを家に呼んだ。彼女が、アンドリューのもう一つの特別な才能を利用した最初の女性になった。そのもう一つの才能とは、IAMに属する双子姉妹を妊娠させることができる才能のことだ。 あの1年半後、ダニーが私たちに再び電話をかけてきた。また子供が欲しいと言う。 「ダニー? あなたの大切なもうひとりの人はどう思っているの?」と訊くと、 「アンドリューと会ってから、アーティは私にとって、あまり大切でないもうひとりの人となってしまったの。あッ! こんなこと言うべきじゃなかったわ! ごめんなさい」 アンドリューが相手した他の女性たちもすべて同じ感情になっていると私は思う。 私たちは、IAMのために、そういった女性たちをみんなアンドリューのベッドへと招待してきた。アンドリューは事実上、住み込みの種馬として使われているわけだけど、彼はそれについて苦情を言うことはない。 家に来る女性が美人だろうと、並みだろうと、年上だろうと、年下だろうと、白人だろうと黒人だろうと、何だろうと関係なかった。彼は自分の義務を果たした。しかも、彼は非常に見事に義務を果たすので、ダニーの場合のように、出産の目的があるものもないものも含めて、リピートの求めを多数受けてきている。 でもアンドリューは私とドニーのことしか気にかけていない。そのような他の女性との性交渉があった後は、毎回決まって、彼は、私かドニーと愛の営みの第2ラウンドを求めたがった。彼に言わせると、そうすると魂が浄化されるらしい。私には、彼は私たちと愛し合うのが大好きな、ただのエッチな小悪魔にしか思えないけど。
クリスはだるそうに起き上がり、ベッドの横に座った。床を見ると、スチュワーデスの青いユニフォームが脱ぎ散らかっていた。手を伸ばしてレース地の白いパンティを拾い、片脚ずつ入れ、立ち上がって腰まで引き上げた。 履いたとたん、股間の部分がじっとりと濡れてくるのを感じた。私、まだ、あそこから漏らしているの…? クリスはユニフォームを着るのをやめ、ふらふらとクローゼットへ歩き、そこに掛っていた青いローブを羽織った。そして、寝室を出、ゆっくりと階段を降り、シェリーとレイチェルが待つキッチンへと向かった。 ローブの前をきっちりと閉じながら、クリスは恥ずかしそうにキッチンに入った。シェリーたちはテーブルに座ってコーヒーを飲んでいた。 「あなたのコーヒーも入れてあるわよ、クリス!」 とシェリーが声をかけた。 クリスは椅子を引き、おどおどとした様子でレイチェルを見た。自分はここにいる女性のご主人と、一晩中セックスしまくり、よがり狂った。そのことが恥ずかしく、彼女を正視できない。 レイチェルがニコニコ笑っているのを見て、顔を赤くし、もじもじしていたクリスだったが、レイチェルに声を掛けられ気が休まるのを感じた。 「うちの人、ケダモノだけど、あなたを傷つけたりはしなかったでしょ?」 クリスは、首を振って、大丈夫と答えることしかできなかった。 そのすぐ後に、重々しい足音がキッチンに近づいてくるのが聞こえた。「やあ、みんな、おはよう!」 とのレックスの声に、クリスはまたも顔が赤くなるのを感じ、うつむいた。 顔を上げると、レックスが身体を傾け、レイチェルにねっとりと熱のこもったキスをしているところだった。 キスが終わりそうになったのを見て、クリスは顔を背けた。だが、いきなりレックスの顔が近づいてきて、唇を重ねられ、ハッと驚いた。 両手を突き出してレックスを押し返そうとした。だが、すぐに防御をしようにも、自分があまりにも無力であるのに気づくのだった。 私はいったいどうなってしまったの? あれだけ身を焦がして求めていた本物のセックス。それをしてくれた男とキスをしている私。この人の奥さまがテーブルの向かい側に座っているというのに。 だが、クリスは抵抗できなかった。執拗に彼女の口に入ろうと押し続ける舌に負け、うっすらと唇を開いて、受け入れていた。そしてすぐにキスに夢中になってしまう。 知らぬ間にローブの前が開いていて、露わになった乳房を大きな手で揉まれていた。さらには、夜じゅう手荒に愛撫され痛いほど敏感になっている乳首をつままれ、こねまわされてる。クリスはキスをされながらも、間断的にぶるっぶるっと身体を震わせた。 やがてキスが終わり、クリスはハアハアと息を荒げながら、ただ茫然と座っていた。ローブの前はすっかりはだけ、みんなに丸見えになっていた。そのクリスが見ている前で、レックスは今度はシェリーのところに行き、ディープ・キスをしていた。 茫然としたままのクリスの耳に、レックスの野太い声が聞こえた。 「おお、急がなくちゃ! あの取引の決着をつけねば! ともかく、お前たちは女同士でいろいろ話したいことがあるんだろう。シャツを着てこなかったから、俺は裏口から出て、家に戻るぞ! 近所の連中に噂されたらたまらないからな!」 そう言ってレックスは出て行った。 クリスはハッと我に返ったように、素早くローブの前を閉じた。ついさっき、シェリーとレイチェルの前であんなことをした自分がとても恥ずかしい。 そんなクリスの背中をシェリーは軽く叩き、そして撫でた。 「恥ずかしがらなくていいのよ、クリス! レックスは本物の男なの。本物の男は、女をあんなふうにさせてしまうものなのよ!」 そしてシェリーはクリスに自分のことを話し始めた。 自分がこの虜にされてしまったこと、今は大きな黒肉を脚の間に入れてもらうことを喜んでいること…。シェリーは自分の身に起きたことを事細かくクリスに説明した。最初は自尊心を守ろうと戦ったけど、最後には、快楽にすっかり心を奪われるまでになったことを。 それに続いてシェリーは、クリスのためにある方法を考えていると話した。クリスが、夫に少しも疑念を抱かせずに、求める満足感を味わえる方法である。クリスは興味深げにその話を聞いた。 シェリーによると、当地に来るクライアントの数があまりに多くて、彼女はその人たちの「おもてなし」が大変でオーバーワーク気味になっているらしい。ましてや、そういう契約の関係で全国を飛び回るなど無理になっていると。でも、クリスはスチュワーデスとして全国を飛び回っているので、クリスに彼女のフライト先にいるクライアントをあてがうことができないかと、そういう提案だった。
ジーナは休んだけど、息子の方はもうちょっと続けていたかったみたい。自分から腰を使ってジーナに抜き差しし始めた。 ジーナはわたしを見て、わたしの髪の毛を掴んだ。ぐいぐいと引っ張って、舐めてほしいところにわたしの舌が来るように仕向けてる。 大半はお豆を舐めさせていたけど、じわじわと下の方にわたしの顔を持っていく。あそこの唇を舐めさせたがってるの? でも、そこに近づくと、息子のおちんちんのすぐそこに来ることになってしまう。危険なほど。 わたしはジーナの脚の間から彼女の顔を見上げた。また、笑ってるのが見えた。 ああ、なんてこと? この子、このまま続けさせようとしている。でも、こんなことやめなくちゃいけない。息子とわたしの間にどんなことが起きてるか、ジーナに教えてしまうことになってしまう! 「ああ、おばさま…。私を舐めて…。そ、そこ、舐めて…。そ、そうよ、そこ…。いいわ、感じる……、いい子ね」 ジーナはわたしの頭を横にずらそうとしている。そうなったら、わたしの舌が息子のおちんちんを舐めることになってしまうのは確実。この子、わたしにそれをさせたがってる…。 でも、意思の最後の力を振り絞って、何とかして頭を動かないようにさせた。舐めるのはジーナのあそこだけ! そう自分に言い聞かせて…。 またジーナがわたしを見て笑ってるのが見える。 「もう…。おばさまったら、本当はしたいんでしょ…?」 「イヤ、違うわ…。お願い…」 ジーナはウフフと笑うだけ。そして、わたしの頭を動かして、クリトリスのところに近づけた。ここなら大丈夫と、わたしはそこを舐めはじめた。舌で円を描くようにして。 そうしていたら、突然、ジーナが腰をぐいっとせり上げた。 それに合わせて、息子のおちんちんがジーナの中から飛び出して、わたしがお口を当てているところに出てきてしまった。それが飛び出た時、わたしの舌があの濡れた肉茎を舐めてしまったのは明らか! ああ、ジーナの真ん前でこんなことをするなんて! わたしは顔を引いて、息子のおちんちんを握って、元通り、ジーナの中に入れてあげた。すると息子はピストン運動を始めた。 アハハ…とジーナがまた笑ってる。わたしのことをからかって、わたしが弱々しく抵抗しているのを見て楽しんでるのは明らか。 わたしはまたジーナを舐めることに戻った。舌が息子のおちんちんに触れた一瞬、もう、抵抗するのは諦めてしまおうかと思った。だって、強烈な興奮だったから。あの熱いお肉の棒。お汁がたっぷりついたお肉…。わたし、後どのくらい我慢していられるか分からない。 エレーンが舌を伸ばして、わたしのあそこから上へ舐め上げてくるのを感じた。じわじわとお尻の穴に近づいてくる。 どうしてか分からないけど、わたしは自分から背中を反らせて、エレーンがあそこを舐めやすくなる姿勢になっていた。 すると、またジーナがぐいっと腰を動かした。またも息子のおちんちんが飛び出してきた。でも、今回はジーナはわたしの頭を強引に抑えつけたまま、ぐいっと腰を動かした。だから、どうしてもお口が息子のおちんちんに触れてしまう。 ジーナはわたしの頭をぐいぐい押し下げてくる。わたしは仕方なく唇を開いて、息子のヒクヒク動いてる肉棒をお口に入れなくてはいけなかった。さらに、頭を上下に動かされ、息子の濡れたおちんちんにフェラをする形になっている…。 これではダメと思わず、顔を上げた。 ジーナを見ると、ハアハアとすごく息を荒げている。彼女も、わたしの顔を見て、舌舐めずりしていた。 この時も、わたしは息子のおちんちんを握ってジーナのあそこに入れ直し、またジーナのお豆を舐めはじめた。 ジーナは、自分の前でわたしが息子のおちんちんをおしゃぶりするか試そうとして遊んでいるんだわ。そんなジーナのイジワルな目論見は分かっていても、どうしてもやめられない。多分、わたしの中にいる邪悪な部分が、このスリルを楽しんでいるみたい。
「ライジング・サン&モーニング・カーム」 第5章 The Rising Sun & The Morning Calm Ch. 05 byvinkb *****
これまでのあらすじ
16世紀、釜山。地元の娘ジウンは日本から来たノボルと知り合い、ふたりは結ばれた。しかし翌朝、ノボルの弟三郎たちにジウンは強姦され、彼女は自害した。ノボルは怒りに兵を殺すが拘束され、秀吉に不死の刑を科される。ある山奥でノボルは狐使いの美女と交わり、その結果、自分が人間ではなくなるのを感じつつ意識を失った。時代は変わり現代。シカゴ。女医のアンジェラはたまたま入ったレストランで不思議な魅力があるノブ(ノボル)と知り合い、デートに誘われた。そしてそのデートで、アンジェラはノブとのセックスで失神するほどの快感を味わう。
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翌朝、ノボルは目を覚ました。安らかな気持ちだった。そして肩に頭を乗せて眠っているアンジェラに目を落とした。長い黒髪が彼の胸板に広がっている。 彼女はどことなく口元に笑みを浮かべたまま眠っていた。透き通る白肌の顔に、そばかすが陽に照らされ際立って見えた。 「ウツクシイ [Utskushi]」 と彼は呟き、彼女の頬を撫でた。 まるでそれを感じたのか、アンジェラは眠ったままノボルにすり寄った。 不意にトイレに行きたくなり、嫌々ながらもノボルは、眠りを邪魔しないように彼女の隣から離れ、階下に降りた。用を済まし、ベッドに戻ろうと階段を上がりかけたところで、アンジェラの携帯電話が鳴った。 ノボルはアンジェラを起こしたくなかったので、彼女のバッグから携帯を取り出し、土曜日のこんな朝早くに電話をよこす発信者は誰だろうと、その表示を見た。そして、ディスプレーに「ケン」と出てるのを見て、顔をしかめ。携帯を開け、耳を傾けた。 「ヘイ! セクシー先生。俺と会えなくて寂しかったかい?」 ふざけた調子の男の声だった。 ノボルは唇を歪め、歯を剥いた。「お前は誰だ?」 電話の向こう、驚いて声が出なくなっているのが分かった。だがノボルの声と同じく怒った声が返ってきた。 「お前こそ誰だ。アンジェラの電話で何をやってるんだ?」 「彼女に何の用だ?」 「そんなのお前に関係ねえだろ。アンジェラに何かしたのか? 彼女はそこにいるのか?」 「アンジェラは元気だ」 ノボルは事務的にそう言って、電話を切った。 これが電話での会話だったのは良いことだった。そうでなければ、あの男を半分に引き裂くのを我慢できたか、自信がなかった。 携帯をバッグに戻し、そのバッグを持って二階に上がった。アンジェラが必要とするかも知れないと思ってだった。 再びシーツの中に滑り込むと、アンジェラは寝返りを打ち、彼に背中を向けた。 腰からお尻にかけての曲線美に目が走る。ノボルは直ちにペニスが勃起するのを感じた。アンジェラがこのように無防備な姿でいるのを見て、ノボルはもう一度彼女を奪いたいという衝動に駆られた。 後ろからアンジェラを抱き寄せ、裸となっている体の前部を彼女の背に押しつけた。そのせいか、アンジェラが目を覚ましたようだった。 「はあ…?」 「オハヨウ [Ohaiyo]」 ノボルはかすれ声で彼女の耳に囁いた。
ここでその体位でする? それは私には不慣れなことだった。確かにそれまで何度もアンジーに後ろから犯されたことがあったし、この4カ月ほどは週に5、6回は、その体位でされていたけど、リビング・ルームでするというのは珍しかった。テレビがある部屋でテレビを見ながらされたことは会ったけど、性行為をするのは寝室に限定するのが普通だった。 でも、私は拒否するつもりはなかったし、それに拒否してもアンジーは許さないだろうという感じがあった。 私は後ろ向きになって、アンジーにお尻を突き出した。アンジーが私の背中に手を当てるのを感じた。 「いまのお前の姿、言い表せないほど可愛いわ。赤いパンティがこっちを向いてる。それに赤いストッキングと赤いガーター。お前はまさにこういう服装になるように生れたのだし、こういう格好で私に犯されるようにできてるようね」 アンジーは「犯される」という語を言うのに合わせて、私の中に突き入れてきた。舌で私のあそこを濡らすこともなければ、指でそこを広げてくれることもなかった。今回は、まったく前戯なしでディルドを突っ込んできたのだった。 痛みを感じたのはこの時が初めてだった。もっと言えば、それまで一度も痛みを感じたことがなかったのは運が良かっただけかもしれないと思った。 でも、この時はいきなり突っ込まれ、苦痛を感じた。鋭い痛みが走り、思わず、腰を引き、同時に甲高い悲鳴を上げた。 アンジーは、逃れようとする私の腰をがっちり押さえ、ぐいっと引き寄せ、ペニスを突き刺した。 「これは、淫乱娘のような振る舞いをした当然の報いよ」 アンジーは本格的に私を犯し始めた。最初、私にはまったく快感がなかった。私はこの乱暴な扱いに耐えるのが精いっぱいだったのに、アンジーはそれにお構いなく、下腹部を叩きつけるよう激しく私を犯し続けた。 でも、ゆっくりとではあったけど彼女のペニスが気持ちよくなってきて、やがて、アンジーにされるときにいつもそうであるように、快感のよがり声を上げるようになっていた。 私が悩ましい声を出し始めるとすぐに、アンジーは打ちこみにあわせて私の尻頬を平手打ちし始めた。突っ込まれると同時に、ピシャリとお尻を叩かれる。 これも、私にはそんなに興奮できる行為ではなかったけど、これすら、だんだん気持ちよくなってくるのを感じた。乱暴に犯されながら、お尻にビンタされること。自分がそれを実際に喜んでいるなんて、自分でも信じられなかった。 アンジーは私を犯しながら、ひどい言葉で私を呼んでいた。メス犬とか娼婦とか淫乱とか…。ペニスを突っ込みながら何度もフレンチ淫乱と叫んでいた。それにそれを言うたび、ピシャリとお尻を叩いていた。 アンジーはオーガズムに数回達していたと思う。これまでの経験から、アンジーが大きな悲鳴を上げ、次に電撃ショックを受けたように身体を震わす場合、オーガズムに達しているのだと私には分かっていた。彼女は私を犯しながら、そういう時が数回あったし、普段の時より、強烈なオーガズムのようだった。 そういうオーガズムが5回目を数えた時、アンジーはいきなり私から抜け出て、私の身体を押した。私は身体を押されて、バランスを失い、床に横寝になる形で倒れた。 私は、今度はアンジーが私を正常位の体位で犯そうとしてると思った。犯しながら私のペニスを擦り、私をイカせてくれると。少なくとも、それまでいつもそういう形で終わるのが普通だった。 でも、この時は、違った。 彼女はハイヒールにお尻を乗せるような姿勢で座っていて、身体を起こしていた。呼吸を整えているようだった。私も横になったまま呼吸が戻るのを待ち、アンジーを見上げていた。するとアンジーはディルドを握り、ひねるように曲げて、ストラップから外した。そして、そのディルドを私に投げつけて、言った。 「それ、洗ってきなさい。洗ったら持ってくるように。すぐにまた使うつもりだから」 アンジーが言ったことは本当だった。彼女はそのディルドをすぐまた使ったし、しかも何度も使ったのだった。 1時間ごとにベルが鳴る音を聞いたように思う。毎回、呼び出されるたびに私は口で奉仕するか、お尻を差し出さなければならなかった。口での奉仕の場合、二つあって、そのどちらかだった。ひとつは、ディルドを深飲みすることで、充分に喉が慣れ、ディープスロートにも耐えられるようになるまで続けられた。もうひとつは、舌で彼女のあそこを舐めることで、私の舌が疲れ切ってしまうか、彼女のクリトリスが敏感になりすぎるかのどちらかになるまで続けられた。 夕食の準備をするときも、途中3回も呼び出され奉仕を強制されたので、なかなか仕事が進まなかった。この日のアンジーは本当に貪欲だった。 たぶん皆さんは、私がベルの音を嫌いになったのではと思うかもしれない。でも、それは真実とは全然異なる。あの音が好きになっていたのである。あのベルが鳴るということは、アンジーが私を必要としてたり私を求めていることを意味しているのだ。まさに彼女が私を必要としてると思ってくれるからこそ、私はいっそうアンジーに愛を感じるのである。求められていると感じられることこそ、誰もが本当に求めていることだから。
ダイアナは、シュガーがあのサイズを選んだ時のこと、豊胸に至る手順のこと、手術後の回復期間にどんな助けをしてあげたかなどを話してくれた。彼女は目を輝かせて話し、話しながら、息づかいが乱れてきているようだった。 彼女は一通り話し終えると、ふと我に返ったように視線がはっきりさせた。そして、急いで付け加えた。 「いまのは、あなたが、もしも万が一その道を取るとしての話しね。その場合はどんなことがあるか知っておいたほうがいいわ」 ダイアナの様子から、ダイアナとシュガーの間には単なる「友情」以上のことがある――少なくとも、過去にあった――のではないかという印象を受けた。 ダイアナは、ホルモンの件については慎重に扱った。女性ホルモンを摂取することの良い点は、肌や筋肉が柔らかくなること、髪が濃くなり艶も出てくること、いわゆる「二次性徴」の性質である乳房、腰、お尻が大きくなること、それに言うまでもなく、特に乳首などで感受性が増加することなど。 もちろん、副作用もある。顔の火照りを感じたり、気分にムラが生じるようになったと言う人もいるし、ホルモンを取ると眠気が生じると言う人もいる。医学的なリスクもあるけれど、私たちの年齢の人では高いリスクではないらしい。そして、男性としての性機能を失う可能性も……。 ダイアナは私の股間をマッサージしながら、こういうことを説明してくれた。最後の男性機能のところを言う時、小さな声で、ほとんど神聖な言葉を言うような感じで言った。しかも、顔を落として、手を当てているところを見ながら。 言い終えて、顔を上げたとき、ダイアナと私の目があった。彼女は私に顔を寄せ、優しくキスをした。その件について、他に何も言葉を交わさなかったけれど、彼女が私のどこのことを思っているのか、迷いようがなかった。 私の身体をより女性的な体つきに永久に変えてしまう方法について、愛する人と理性的な話し合いをする――。そのことには、たぶん、どこか根本的に不合理的でおかしなところがあったと思う。だけど、たとえ、おかしなところがあったにしても、私はそれに目を向けなかった。その時点では、それはただの話しあいで、それ以上ではなかった。ダイアナは何も強要したりしておらず、単に選択肢を提供しているだけだった。 そして正直に言うと、その時の私は別のことが気になっていた。 ダイアナは話しに夢中になっていて、注意が欠けていた。その時、ダイアナはピザを口に入れながら、ピザではなく私のことを見ていた。そのため、ピザの中から大きなソーセージの一部が飛び出て、それが彼女の生肌のお腹に落ち、おへその穴に、まるで宝石をはめ込んだように嵌まったのだった。 ダイアナはアハハと笑い、それを取ろうとしたけど、私の方が速かった。即座に顔をそこに寄せ、いたずらなソーセージの塊を掬いあげ、口に入れて噛み、そして飲み込んだのだった。そしてその後も、優しく舌でペロペロと彼女のおへその穴についた汁を舐めたのだった。 それに、それをしながら、彼女のへそリングも何度か舌先で弾いた。それをした時、ダイアナが身体を震わせるのを感じた。ほんのちょっとだけだったけど。 おへそに口をつけたまま、見上げたらダイアナと視線が会った。ふたりともしばらく見つめあっていた。何も言わないまま。
「と言うことは、他の人もこれを見たということ?」 「ええ、そう」 とケイトは俺の額にキスをした。 「…そしてみんな気に入っていたわ」 と俺の顔を女性的な柔らかな手で挟んで、俺の唇にむっちりとキスをした。 「どうしようかなあ…」 ケイトの背後に目をやると、俺はミセス・グラフの股間を舐めているところが映っていた。ミセス・グラフはあの小さな黒いベンチに拘束されて、なされるがままになっているところだ。 「おカネのことだけを考えて」 ケイトはそう言って、ちょっと画面をふり返った。 「必要なのは3つのシーンだけ。それをテープに収めれば、高額の値段で売ることができるの」 とケイトは向きを戻し、俺の目を覗きこんだ。 ケイトに股間の上に座られていたが、最高の感覚だ。テレビの画面に映る行為を見ていたが、いつの間にか、ケイトはゆっくり腰を動かしていた。彼女のあそこが俺の勃起を擦っている。 「カネの取り分は?」 「山分けにするわ。あなたが演じて、私がテープの編集と生産を担当する…」 と嬉しそうな笑顔で言う。 「山分けにするとどのくらいに?」 「1本あたり10万ドル。だから山分けすれば1人あたり5万ドル」 ケイトはそう言い、俺の顔に何度もキスをした。 俺は驚いて思わず背を伸ばした。ただセックスをするだけで、そんなにカネを儲けられるのかと信じられなかった。ふと、トリスタのことが頭に浮かんだ。彼女が欲しがるものを、何でも買ってあげられたらいいだろうなと。 顔を戻して、ケイトの目を覗きこんだ。「どこにサインすればいい?」 と言いながら、両手を伸ばし、手をお椀の形にして、ほとんど露出してると言ってよい彼女の乳房を押さえた。 ケイトはキスをし、俺の手を払いのけた。俺の指先が乳首と乳首ピアスをかすめた。 「それはメインイベントまでお預けよ」 とケイトは言い、俺の股間からお尻をあげ、立ち上がった。 ケイトはデスクの向こう側に戻っていった。俺は椅子を半転させ、テレビを見た。画面では、俺がミセス・グラフにブッカケをしているところだった。ふり返ると、隣にケイトが立っていて、サインする書類を持っていた。 ビデオも終わり、俺は椅子の向きを元に戻した。ケイトからペンを渡された。震える手でペンを握り、書類に名前を書き、ケイトを見上げた。 「さあ、10万ドル、稼ぎましょう!」 とケイトは書類を取り上げ、デスクの引き出しにしまった。
ディ・ディがエマに訊いた。「あの人を立たせておいただけって、どういうこと?」 「あっ、いけない! あれ、言っても良かったの、パパ?」 アンドリューは微笑んだ。「いいよ、大丈夫。ママたちはお前たちがいつも安全でいるのを知っている必要があるからね」 彼はそう言って、今度は私たちの方を見た。彼は、少なくともちょっと困った顔をするくらいの気づかいは示してくれた。 「この子たちは、ホモ・サピエンスの心を乗っ取ることができるんだよ。そうしなければいけない時に限られるけどね。ひとりひとりだとまだちょっと難しい。エマが一番うまいかな。だけど、4人で力を合わせると圧倒的になる。4人とも、僕が使っていいと言わない限りは、その能力を使ってはいけないと知っているし、その能力で誰かを傷つけたら、ひどい苦境に嵌まることになると知っているんだ。そうだよね、みんな?」 エディが言った。「パパ、みんな、ひどいことに嵌まりたくないと思ってるよ」 するとエレが、「それを一番使ってるのはエマだよ。他の人にいたずらをしてるんだ」 それに対してエマが「エレ! 黙ってよ、告げ口屋! 黙っていなければ、あんたを乗っ取るよ!」 アンドリューがみんなをおとなしくさせた。「みんな、今夜は何が起きてもパパは怒らないよ。だから、エマ、君は良いことのためだけ、あの力を使うようにしなくちゃいけないよ。スパイダーマンみたいにね。テレパシー制御を使って、鎮めるんだ。いいね?」 私は言葉が出なかった。「アンドリュー、ちょっと話し合いをしなくちゃいけないと思うわ。寝室で。今すぐ!」 エディが口を出した。「パパが危ない! パパ、ママたちに叱られるよ」 アンドリューは娘たちに優しく微笑んだ。「お願いだから、もうおやすみ。マインド・コントロールは一時休止だ。いいね? お前たちのおかげで、パパはみじめになってしまいそうだから」 エマが言った。「大丈夫だよ、パパ。ママたちはパパに大声を上げても、その後でパパとヤリたいって思ってるから」 もう、イヤな子! エマはいつもトドメの言葉を刺したくてうずうずしている。私は叱ってやろうとエマのところに近づいた。でも、実際は、エマをギュッと抱きしめて、また泣き出していた。ディ・ディもアンドリューも娘を少なくともひとりは抱きしめていた。 そこへ、エリックとイーサンが彼らの寝室から走ってきた。ああ、坊やたちの方を忘れていたわ! この子たちを見て、いっそう大泣きしてしまった。うちの家族はみんな無事だったのね。 娘たちの部屋に侵入者があったことと、子供たちがスーパーヒーロー並みの超能力を持っていると知ったこと。自分でもどっちがよりショッキングだったのか分からない。どっちもショッキングであったのには変わりない。そしてアンドリューはそれを私たちに言わなかった。彼は知っていたのに、話してくれなかった。 ディ・ディと私とアンドリュー、3人そろって寝室に向かった。エマが言ったことは本当だと認めなければならない。アンドリューがあんなに男らしい振舞いをしたのを見て、確かにエッチな気持ちになっていた。多分、こういう事件の余韻のせいかもしれないけど、どうしても彼に私の中に来てほしかった。 寝室に入り、アンドリューをベッドに座らせた。うちのベッドは巨大なキングサイズのベッドで私たち3人で寝ても快適でいられる。アンドリューはパジャマのズボンを履いていた。パジャマの上は着ない。彼が素敵に見えた。こうなると、彼に腹を立て続けるのはとても難しい。 ディアドラが言った。「それで? アンドリュー? 何か自分で言うことはある?」 「本当にヤリたいと思ってる?」 私たちに何ができよう? 思わず吹き出して、大笑いしてしまった。そして、その後、ディ・ディと二人で彼を攻撃した。1対1のルールはあったけど、この夜だけはちょっと脇に置くことにした。ディ・ディも私も彼のことがすぐに欲しかったから!
「うぉー、いいぞ…………。おお、いい…………。ずいぶんキツイな…………。ぎゅうぎゅう締めつけてくる! これか? お前の問題を解決するのには、こいつが必要だったんだろ? 俺の黒いデカマラが?」 階下にいるシェリーとレイチェルの耳に、レックスの声が聞こえた。執拗に問いかけている。 「こいつが欲しかったんだろ? ええっ? 何が欲しいのか、言ってみろ、ミセス・ジェニングズ? おおっ、また来たな…………。いいぞ…………、もっと締めつけろ…………。キツイまんこでもっと絞ってみろ! おおっ、いいっ…………。ああっ、いいぞっ!」 レックスの声の後、またもベッドのスプリングが激しくきしむ音と、ベッドのヘッドボードが壁を打つ音が、ひとしきり続いた。クリスの声も混じっている。 「い、いいィィィィッ…………! いいのぉぉ…………。これなの、これが欲しかったの! これが必要だったの! あっ、あっ、あっ…………。あ、あぁぁぁ…………! 黒くて大きなおちんちん!………… ああ、いいっ…………。もっとヤッテ!………… 私をめちゃくちゃにして! ああぁぁぁ…………、いいっ、感じる…………。感じるの…………。すごく感じるのぉぉぉ…………。ヤッテ! ヤッテ! ヤッテぇ!…………。感じるぅぅぅ…………!」 階下ではシェリーがレイチェル話していた。 「レイチェル? レックスにクリスのことを助けるようにさせてくれて、本当にありがとう。彼女、本当に塞ぎこんでいたの」 「あら、全然、何でもないわよ! レックスも楽しんでる様子だもの。あなたの可哀想なお友達、セント・クロイでの出来事からずっと自分を苦しめ続けていたようね。むしろ、よく今まで我慢してたなあって、そっちの方に驚いているところよ。寝室から聞こえてくる音から察するに、彼女、もうすぐ病気から治るんじゃないかしら」 ベッドではクリスがハアハアと荒い呼吸をしているところだった。 両手の指を幅広の黒い背中に立ててしがみつき、突きを繰り返す黒い尻肉を両脚を交差させしっかり挟み込んでいる。 「ああ、すごい…………。そう、いいッ!…………。奥に来て…………。お願い、もっと奥に…………。ああんっ! …………もっと強く…………。もっと…………。もっと激しく犯してぇ!」 そう言ってねだりながら、自分から腰を突き上げ、長大なペニスを奥へ取り込もうとする。 「ああっ! …………いいぃぃぃ…………。すごくいいわ…………。ああんっ、ああっ!…………感じるの…………。すごく感じるの…………。ああっ、ああっ、ああっ! …………ああぁぁぁぁ…………ああぁぁぁぁ…………あっ、わたし………… わたし、いっ、いくぅぅぅぅぅぅぅ!!」 「おおっ…………。あうっ…………。ああっ。いい…………。なんて、まんこだ! おおっ!…………お前、ピルを飲んでるといいけどな! 奥さんのまんこのせいで、たっぷり出しそうだからなっ!」 レックスは、息を荒げ、唸った。その間も、ヒクヒクと身体を震わす日系美女に極太のペニスを突き入れ続けた。突いては引き、突いては引きを繰り返す。 そして突然、クリスの細腰を両手でがっちりと押さえ、黒棒を根元まで埋め込んだ。亀頭が彼女の子宮口に当たるのを感じ、レックスは唸り声を上げた。 「うぉぉおッ…………! 行くぞ! ミセス・ジェニングズ! …………うぉぉぉぉ! …………うあぁぁぁぁぁぁぁ!」 レックスがクリスに覆いかぶさり、その逞しい身体が彼女の身体を完全に覆った。その間も、ふたりがつながっている部分ではレックスのペニスが熱く濃い精液を何発も吐き出し続け、クリスの子宮を溢れさせていた。 リビング・ルームでは、シェリーが笑いながらレイチェルの顔を見た。 「たった今、クリスの治療が済んだようね。これで脚の間の疼きもしばらく収まるはず!」 レイチェルも笑いながら返事した。 「そのようね。うふふ。クリスのような病気にはレックスのペニシリンを一発打てば確かだもの! でも、レックスのことだから、クリスの病気が完全に治るのを見届けるまで、一晩中、看病を続けるんじゃないかしら。あなたのお友達、今夜は、よく眠れないと思うわ。それに、私たちも、寝室から聞こえてくる声で睡眠不足になりそうね!」 翌日、早朝… ベーコンエッグの香りが部屋の空気を満たし、クリスはまばたきしながら目覚めた。 天井を見て、それから見知らぬ部屋にいることを知り、彼女は自分がどこにいるか気づき、あれが夢ではなかったことを知った。 隣のバスルームからシャワーの音が聞こえ、それと一緒に男の鼻歌が聞こえた。クリスはレックス・ジョンソンがそこにいるのだと悟った。 シーツの中から左手を出し、右の乳房と乳首に触れ、顔を歪めた。すっかり敏感になっている。夜じゅう吸い続けられたせいでヒリヒリしていた。両脚を閉じて擦り合わせてみて、ゾクゾクするのを感じた。脚の間が濡れきって、びちゃびちゃしている。右手をそこに持って行き、触れてみて、またも身体を震わせた。あそこの割れ目から驚くほどたくさんのヌルヌルした液体が、いまだに染み出てくる。 突然、ドアをノックする音がし、クリスはハッとした。その音の方に目をやり、また、ハッと息をのんだ。見ると、ドアが開いていて、シェリーとレイチェルがニコニコ笑いながらこっちを覗いていたから。 「さあ、起きて! お寝坊さん! 朝食ができたわよ! クローゼットに私のローブがあるから、着ていいわよ!」 とシェリーが言った。 恥ずかしさに真っ赤になったクリスを置いて、シェリーとレイチェルは先に階下に降りていった。
その時からジーナの息づかいが変わったみたい。深くて、苦しそうな息をしてる。 ということは、ジーナはわたしを見て喜んでいるということ? 息子とエッチしながら、わたしが息子のおちんちんにさわるのを見て、喜んでいるということ? そういうことなのね? わたしは息子のおちんちんに触りたい気持ちに変わりはない。 ちょっと考えた。 実際、わたしはすでにさっき、ジーナとエレーンの前で息子の肉棒を擦ってしまってたのよ。だったら、今さらためらっても、しょうがないんじゃない? 指はジーナのお豆のところに戻してたけど、またゆっくりと下に滑らせていって、息子の濡れた肉茎に触れた。もう、わたしは自分だけの世界になっていたような感じだった。周りには誰もいない感じに…。 息子の肉茎を撫でて、それを包んでるジーナのあそこも撫でた。ジーナのあそこは本当に若々しくて、お汁をどんどん出し続けてる。その手を顔に近づけ、ぺろりと舐めた。これは、いつもしてること。だから、無意識的にしてしまう…。 ううむ……。とても甘いわ……。指についたヌルヌルを全部舐め取って、もっともらおうと手を伸ばした。 「おばさま? おばさまはその味が大好きなのね? 私の愛液と息子さんのプレカムが混じった味が……」 ええ、そうなの! 確かに、息子のお汁も混じってるわ! ああ、この子ったら何でも分かるのね。 こんなことしちゃダメとは分かってたけど、もうどうにもできないの。エレーンはずっとわたしのあそこを舐め続けてる。それを受けて、腰が勝手に動いていた。 「おばさま、私を食べて……。四つん這いになって私を食べて…。ああ、おばさまのことがすごく欲しいの……」 ジーナはそう言って、わたしの手を掴んだ。わたしの指を動かしてお豆に円を描くように擦って、その後、息子のおちんちんへ戻して、それを握らせた。目を大きく開けて、わたしを見ている。 ジーナは腰を浮かせ、息子のおちんちんから抜けた。仰向けになってるわたしの顔の上、あそこが宙に浮いてるように見えた。わたしはそれを見ながら、息子の肉茎をゆっくり、機械的にしごき続けていた。 この強烈な興奮にすっかり我を忘れてしまっていた。握ってるモノが息子のおちんちんだというタブーも、興奮を高めることにしかなっていない。 「おばさま? トミーのおちんちんの感触、いいんじゃない?」 「ああん……。ええ…。ええ…、ほんとに……」 そんなことを言ってしまい、自分でも驚いた。 ジーナは頭を左右に振っていた。まるで、こんなことになってるのが信じられないみたいに。 「それをそのまま握っててくれる?…… 私のために握ってて…。そう、そんな感じに……。おばさま? トミーの大きなおちんちんを私に入れたいんじゃない?」 「うん……。ああ、そ、そうね……。入れてあげて…。持っててあげるから…」 エレーンは、今度は指でわたしを責め始めていた。 「私の中に導き入れてくれる?…そのおちんちんを私のおまんこに導いて……ああん、お願い…」 言われたとおりにした。息子の素敵な肉棒がこの子の中にヌルリと入っていくのを見た。わたしは、おちんちんを握ったまま……。 ジーナが上下に腰を動かし始めた。わたしも、握ったまま、上下にしごき続けた。入っていくたび、ジーナのあそこからお汁が垂れ出てきて、わたしの手を濡らした。手が濡れるたび、それをお口に持って来て、ぺろぺろ舐めた。 ああ、もう我慢できない…。何か本物が欲しくなってきたわ。どうしたらいいの? わたしの頭じゃなくて、身体の方が、どうするか決めてくれた。身体が勝手に動いて、四つん這いになっていた。両ひじと両膝をついて、後ろのエレーンに向かって脚を広げていた。エレーンは、本当にいい子。すぐにわたしのあそこを舐めはじめてくれた。 この姿勢になるとジーナのあそこと息子のおちんちんが目の前にきてる。いいわ! これなら、もっとジーナを舐めてあげられる! 顔を上げて彼女のお豆に近づけ、舌を伸ばした。ほんとに美味しい……。わたしはジーナのお豆をぺろぺろ舐めまわった。 「ああっ、おばさまっ…! いいっ…。感じるぅぅ…」 ジーナは頭を後ろに倒して喘いだ。脚を思いっきり広げて、わたしのしてることを喜んでくれている。何と言っても、この子は息子のおちんちんを出し入れしながら、同時に舐められているのだから、とても幸せそう。 やがてジーナは息子のおちんちんを根元まで入れて、その上に腰かけるような形になって動きを止めた。ちょっと休憩したくなったみたい。でも、休みながら、お豆を舐めてるわたしのことを見続けていた。
レオンは、腕の中にイサベラを抱き寄せ、彼女の甘美な曲線美を他の者の目に晒さぬようにと、しわができたシーツに手を這わせた。だが、手の先には冷たいシーツだけ。何もない。一瞬、彼は眉をひそめたが、すぐに愉快そうに唇を歪めた。あの可愛い臆病娘は、昨夜の行いに対して、優しくお仕置きをされるのを怖がり、自分の小部屋にこっそり逃げ帰ったのだろう。 レオンは昨夜のイサベラのことを思い出し、分身が固くなるのを感じた。 彼の勃起にまたがり、自分から腰を沈め、自らを貫いたイサベラ…。官能の高まりに耐えるかのように胸板に爪を立てていたイサベラ…。ベッドに縛り付けられたまま上に乗られたときの極上の焦らし…。自分の分身を自らに入れていく官能的な姿を否応なく見せつけられる興奮…。上下に身体を動かしながら漏らした小さな喘ぎ声…。シルクのシュミーズの中、ツンと立った小さな乳首が布地に擦れ、まるで、吸ってとねだっているような姿…。 レオンは枕に顔を埋め、ううっと唸った。 イサベラの無垢な眼差しと喜ばしい体の曲線。レオンはイサベラを見た最初から魅了されていたのである。だが、彼はそういう感情で自分の復讐の進行を曲げてしまうのは許さなかった。そして、彼女を捕虜にしている間、その処女を奪い、彼のあらゆる肉欲に応ずるよう無理強いしてきたのだった。イサベラにとって不幸だったことは、レオンの父親を殺した男の娘だったこと、それだけだったのだった。 今も、レオンは自分の行為を完全には悔いていない。悔やんでいたのは、ふたりの境遇だけだった。 彼はイサベラを色欲の絆で彼の愛の奴隷にしようとした。脚の間に彼の身体が押しつけられる感覚を恋焦がれるようにさせようとした。だが、そのような時の彼女の無垢な官能性に、むしろレオンの方が息を詰まらせたのだった。彼女を愛の奴隷にしようとしたのに、自分の方が奴隷になってしまっているとは… そんなことを思っていた時、目の隅で影が動くのを見、レオンは息をひそめた。目を細め、剣を置いてある所に視線を向けたが、それは金の刺繍を施した椅子の上にあった。そこには腕を伸ばしても届かない。 しかし剣を取らねば…、と腕の筋肉に力を入れようとした時、聞き覚えのある声が聞こえた。 「動かないで」 レオンは声の主の方に素早く顔を向けた。そして、朝日が剣の刃を銀色に照らし、その持ち手を女が固く握りしめているのを興味深そうに見た。レオンは身体の緊張を解いた。 「マリー、お前か…」
午後1時ごろ、アンジーの昼食を作り、食器を洗い終えた後、呼び出しのベルが鳴った。リビングルームに行くとアンジーが立っていた。まるでお腹が痛そうに下腹部に両手を当てて立っていた。でも顔を見ると腹痛を抱えているような表情にはなっていない。もっと言えば、その正反対のような表情をしている。 お辞儀をして、何かご用ですかと尋ねると、「私の前にひざまずきなさい」と彼女は言った。ちょっと変だなとは思ったけれど、特に険悪な雰囲気もなかったので、私はアンジーの前に行き、ひざまずき、そして顔を上げた。 アンジーは私を見下ろしていた。 「ええ、そういう格好がいいわね」 アンジーはそう言ってお腹の前から手をどけた。すると、まるで魔法を使ったかのように、私の前にペニスが現れた。 アンジーは、ナイトガウンからパジャマに着替えた時に、ストラップを履いていたのだろう。リビングに入り、適切な時が来たのを見て、そのストラップにディルドを装着し、私の目に見えないようにお腹のところに密着させていたに違いない。 彼女が手をどけると、私の顔の前に飛び出したのだった。ほとんど垂直に近い角度で立っている。それに、そのディルドの別の端はアンジーの体の中に入っているに違いなかった。ため息を漏らし、小さく震えていたから。 アンジーは、右手でディルドを握り、左手で私の頭をつかんで言った。 「淫乱なフレンチ・メイドに私の極太のちんぽをしゃぶらせてやりましょう」 これは私には変な命令だった。アンジーと付きあい始めてからの4か月、彼女は一度も私にディルドを吸うように言ったことはなかったから。考えてみれば、それまでこういうプレーをする態勢になったことがなかった。そのこと自体、かなり奇妙だと言えるけど、それでも、これは予想していないことだった。 私たちのような関係を考えれば、こういうことがあり得ると考えたことがなかったとは言い切れないけど、それまでアンジーがこの行為を求めたことがなかったので、私も話題にしていなかった。アンジーは、こういうことをしても彼女自身に快感があるわけじゃないので、興味がないのだろう。そう私は思っていた。 私はすぐには反応しなかったけど、反応する前に、ディルドの先端が私の唇に触れていた。アンジーが私の頭を引き寄せたからだった。私の頭をしっかり押さえつけ、ディルドの先端を私の唇に押してくる。アンジーのその行為は決して乱暴ではなく、優しかったけれども、その行為には、どこか、決して逃がさないといったような執拗さがあった。 私とアンジーの関係では、もうこの頃までには、私はアンジーが求めることを決して拒否しないのが普通になっていた。だから、これも拒まないことにしようと心の中では思っていた。 唇を軽く開けると、次の瞬間、アンジーは私の口の中にディルドを押し込んできた。 私の唇がアンジーのディルドを包み込むと、彼女はぶるぶると身体を震わし、ため息を漏らしながら言った。 「ずいぶん前から、私のちんぽをお前の赤い唇で包んでもらいたいと思っていたのよ。私のちんぽを口に突っ込まれているお前の姿、とても可愛いわよ」 口の中がいっぱいになっていたので、返事はできなかった。実際、こんな大きなペニスをどうしたら人が咥えることなどできるのだろうと不思議でならなかった。 でも、どういうわけか、私は次第に興奮してきていた。パンティの中、勃起が始まって、この日はギャフをつけていなくて良かったと思った。つけていたらかなり苦痛になっていただろう。私のペニスは脚の間から外へ何とかして出られ、最大の12センチに膨らんでいた。 2分ほど続けているうちに、ディルドを口に入れられることに慣れてきて、その後はもっと多くを口に入れ始めていた。やがて喉の奥に先端が触れるようになり、私は軽くむせ始めた。 口や喉がペニスに慣れた後は、自分から進んで吸うようになった。そして、どれだけ口の中にいているんだろうと、何度も視線を下に向けることがあった。でも、そうするたびに、アンジーに注意された。 「ちゃんと私を見なさい。お前の目を見がら、口を犯してあげるから。その赤い唇と可愛い青い瞳を見ながら、やりたいのよ」 上手にできてると感じた時、アンジーは私のテンポに合わせて腰を動かし始めた。だけど、それと同時に、私には無理と思われるほど奥へ突き入れてくる。それから間もなくして、ディルドの先端が喉の門を貫こうとしてるのを感じた。 それを受けて激しくむせ返り、私は逃れようと身体を引いた。だけどアンジーは私の頭をがっちりと押さえて動かなくした。 「力を抜いてリラックスしなさい、淫乱メイド。そうすれば全部、入れられるから」 そう言って彼女は私の喉を突き続け、とうとう先端部分が喉門の奥へと入るのを感じた。またも咳き込み、この時は吐きそうな気分になった。だけど、ありがたいことに、アンジーはいったん引き下がり、それを受けて私は呼吸をすることができた。でも、吐き気が収まるとすぐに、彼女はまたも突き入れ、前よりも多くを私の喉奥へ入れたのだった。 アンジーはこんな調子で私の喉を犯し続け、とうとう、ディルドのすべてを私の口の中に入れるまでになった。ディルドの根元が唇にくっつくまでになる。するとアンジーのあそこから彼女の愛液の匂いが立ち上ってくるのを感じた。ということはアンジーはとても興奮しているということなのだろう。でも、どうしてなのかははっきり分からなかった。私がこれをすることによって、彼女がそんなに快感を得ることができるとは思われなかったから。 彼女はたっぷり10分以上は私の喉を攻撃し続けた。そしてようやく私の口から引き抜いた。 「そろそろいいわ。淫乱。今度は四つん這いになるのよ。お前のおまんこを犯してやるから」
次に立ち寄ったお店は、私がコンドミニアムの家具を揃えるときにひいきにした家具店だった。私の住処はいまやダイアナの住処でもある。その言葉に従って、ダイアナ用のドレッサーを買った。私のドレッサーとお揃いのものである。 それと同じ寝室用家具のコレクションには、装身具棚と化粧台があった。その両方も速攻で購入し、プレミアム料金を払って、3点とも本日中に配達されるよう手配した。 それから車を飛ばして、ノースウェスト・サイドにある派手な化粧品と雑貨を専門に扱う店に行き、特別なアイテムをいくつか買った。ダイアナによると、明日、私にはそのアイテムが欠かせなくなるらしい。 その店からは、ポールのスタジオがすぐそこで、私は別のコルセットのためのサイズ測定をしてもらった。新しいコルセットは、私の今後の身体トレーニングのために特別に誂えてもらうもの。 それを終えて、エドワルドの店にスタッフド・ピザ( 参考)を注文し、急いで家に戻って配達の人が来るのを待った。 家具もピザも、家についたすぐ後に送られてきた。チップを払って配達の人たちに新しい家具をお好みにあうよう配置させた後、帰ってもらった。配達人たちは、ブルネット美人とブロンド美人の姿で30分ほど目の保養をしたらしく、帰っていくのが残念そうな顔をしていた。 ダイアナと二人、ピザを食べながら、私の将来について腹蔵なく話し合った。ダイアナは、私が偽乳房をつけ、彼女からのお化粧と立ち振る舞いについてのレッスンを受ければ、あとは身体トレーニングをするだけで、来たるファッションショーでは、たぶん通用するはずと言った。ただ、その「たぶん」という言葉で、二人の間に重い空気ができていた。別に強いて聞き出したわけではないけど、ダイアナはそれ以上のことを望んでいると思った。かなりもっと多くのことを…。 ダイアナは、いくつか選択肢を並べ始めた。手術を伴うものもあれば、そうでないものも含めて。 そうか、ダイアナは私に豊胸手術をしてほしがっているのね! それについて彼女はあまり言葉を言わなかったけれど、私には彼女の気持ちがよく分かった。 「シュガーのこと、覚えてる?」 とダイアナは小さな声でつぶやいた。 私はゆっくりと頷いた。どうして忘れることができよう? シュガーもリンガーズのに頻繁に出入りしてる人だった。 シュガーとダイアナはちょっと似ているというだけでは言い足りない。実際、これまでも、二人を間違えた人が何人もいた。ただ、二人の胸元に目を降ろせば、すぐに人違いだと気づく。 ダイアナの方は豊満で張りのあるDカップの胸。それ以上、胸を大きくしたいとは思っていないらしく、公然と、「オール・アメリカン・ガール」のスタイルが好きだからと言っている。それを聞いたとき、この国の「オール・アメリカン」の概念がずいぶん変化してしまったと思い、笑いをこらえるのに苦労した。 一方のシュガーは、ある種、夢の乳房と言ってもよい胸をしている。その胸を見たら、どんな男も目玉を飛び出させ、プレカムを川のように垂れ流すことだろう。
唇を重ね、互いに舌をからませた。ケイトの温かい呼気が顔にかかる。ケイトの両腕が俺の首に巻きつき、強く抱き寄せられ、シルクのような太ももが俺の脚を挟み込むのを感じた。 「私の肩の向こうを見て」 とケイトは後ろを振り向き、テレビを見た。 ケイトの背後に目をやると、テレビの中、ケイトが長く細い足先で俺の唇をなぞっているところが見えた。テレビの中の俺は淫らな色欲に燃えた目をして、彼女の足の親指を吸っていた。俺はどんどん興奮してきていた。ケイトは俺の方に向き直り、また、ねっとりとキスしてきた。 キスをしながらケイトは俺の方に身体を倒し、俺の後ろのデスクの上にある何かを取るのを感じた。彼女は身体を戻すと、ビデオテープをかざして俺に見せ、顔にいたずらっぽい笑みを浮かべながら、そのテープをデスクの端に置いた。 「ビッグ・ビジネスになるかも」 と彼女は、また後ろを振り返って、テレビを見た。 テレビでは、今や俺はケイトと熱のこもったシックスナインをやっていた。カメラのアングルが変わり、彼女の乳房がアップになった。たわわに垂れて、揺れている。ケイトはまた向き直り、俺の顔を見た。 「あるバイヤーが興味を持ってるの」 と言い、また俺に優しくキスをした。 「どんなバイヤー?」 と俺は舌を突き出した。二人の舌が顔の前で踊りあう。 二人とも呼吸が荒くなってきていた。ケイトが股間を俺の股間の盛り上がりに押し付けてくるのを感じる。キスを終え、顔を離すと、期せずして、二人とも小さなため息を漏らした。 「いったいどういう話なんだ? ケイト?」 俺はだんだん興味深くなってきた。 ケイトは俺の背後に手を伸ばし、リモコンを取った。そうして後ろを向き、ビデオを止め、早送りにした。そうしてる間もずっと俺の膝の上に乗ったままだ。その恰好、なかなかセクシーに見える。メインイベントになっていないのに、こんなことしてるとなると、本番のメインイベントになった時、どれだけ激しい行為になるんだろう? ケイトが急にリモコンの再生ボタンを押した。画面が変わり、それを見て、また俺は驚いた。 「ああ、なんと…」 画面では俺はミセス・グラフのドレスの中に手を入れ、長い脚に沿ってソング・パンティを引き下ろしているところだった。 「その通り、ジャスティン。このシーンもコピーしてあるの」 とケイトは俺の方に向き直り、また両腕を巻きつけ、抱きついた。 「後は、このテープにもう一つだけホットでワイルドなシーンを加えるだけでいいの。それを私の契約者に売れば、大儲けできるのよ」 ケイトは目を輝かせて、そう言い、一層激しく股間を俺に擦りつけた。
ドニーの話しとても怖かった。私たちは真夜中、安らかに眠っていたのだったが、突然、アンドリューが跳ね起きたのだった。彼は寝室から走り出て、「911に電話しろ。侵入者がいる」と叫んだ。 ディ・ディは電話をつかみ、緊急電話番号を押し、私はアンドリューの後について走った。彼は、子供たちの部屋に走っていくところだった。 彼は子供部屋に突入した。その数歩あとから私も入った。部屋の中には男がいて、娘たちをさらおうとしていた。アンドリューは彼に飛びかかり、後ろから男の腰に両腕を回し、身体をひねりながら自分から後ろへ倒れこんだ。男もアンドリューと一緒に倒れ、顔面から床にぶつかった。 男は床に頭を打ったらしく、しばし気絶しているようだった。アンドリューが男の持ち物を探り出すと、エレが言った。「パパ、そいつ銃を持ってるよ。ズボンの中」 エマが言った。「心配しないで、パパ。そいつは充分、気絶しているから」 その時になって初めて、私はパニック状態になった。息が切れて、苦しい。泣いていたと思う。ディアドラも部屋に来たが、彼女も泣いていた。エマは笑っていた。 アンドリューは銃を見つけた。大きな銃で、実弾が入っていた。この家には銃なんて置いたことはない。アンドリューは男のズボンから財布を取り出し、そこからカードを何枚か取り出し、エッダに言った。 「エディ、これをコンピュータでスキャンしてくれ。そしてそのコピーをパパにメールしてくれ。いいね?」 とカードをエッダに渡した。エッダはすぐに部屋から飛び出していった。 アンドリューは、私たちの娘をさらおうとした大柄の醜い男から離れ銃を向けた。アンドリューは彼を撃つかもしれないと思った。まだ私は泣いていた。どうしても泣いてしまう。子供たちのことを思って、とても怖くて、堪えられなかったから。 ディ・ディが言った。「お願い、アンドリュー。彼を撃たないで。警察が来るところだから」 アンドリューがようやく私たちに顔を向けた。事件が起きてから、彼が私たちを見るのはその時が初めてだった。 「落ち着いて。何もかも大丈夫だから」 それから彼は娘たちの方を向いた。「この男が意識を戻したら、パパはいくつか質問をするつもりだ。だけど、こいつは答えないだろう。こいつが何を言うか、言わないかはどうでもいい。それより、お前たちは、こいつが頭の中で何と言ってるか、そちらを聞いてほしい。でも、口に出して言ってはいけないよ。男の答えを無言のままパパに教えてほしいんだ。パパが言ってる意味、分かるね?」 エッダが言った。「オーケー、パパ。この人、私たちの部屋にいきなり入ってきて、私たちを起こしたの。こいつ、悪いやつよ」 エディが寝室に戻ってきて、アンドリューにカードを返した。アンドリューはそのカードを男の財布に戻し、その財布を男のズボンのポケットに戻した。 大柄の醜い男が意識を戻した。がばっと身体を起こし、ズボンの中を探った。銃を探しているようだった。アンドリューが言った。 「遅すぎたな。バカめ。そこに座って、じっとしていろ。さもないとお前を撃つぞ」 男は向きを変え、初めてアンドリューの姿を見た。背の高い夫がピストルを構えて、今にも撃ちそうな格好で男の前にそびえ立っている光景は、普通だったら、かなり恐ろしい光景だったに違いない。 アンドリューが男に尋ねた。「お前の名前は?」 男は何も答えなかった。 「誰に送り込まれた?」 男は沈黙のまま。 「仕事を頼んだのは誰だ?」 依然として何も答えない。 遠くの方で警察のサイレンが聞こえた。マッカーサー署長か、その手下の警官がすぐに来るだろう。 「子供たちをどうしようとしたんだ?」 醜い男は話すのを拒んだ。ディ・ディが玄関に走り、警官を家に入れた。 その後は、混乱状態。若い警官が担当し、醜い侵入者を逮捕し、私たちに質問し、調書を取った。 警官は娘たちにも質問しようとしたが、得られた返事はエマの答えだけだった。 「目が覚めたら、あの大きな男が近寄ってくるのが見えたの。みんなでパパを呼んだら、パパが来て、助けてくれたの」 警官は男に手錠を嵌め、連行していった。ようやく私も落ち着き、アンドリューに抱きついて言った。「ありがとう、ほんとうにありがとう。あなた、とても勇敢で、素敵だったわ」 アンドリューは頭を左右に振った。「娘たちは全然危なくなかったんだよ。エミー、どう思う?」 エマは笑った。エマはこの事件を楽しいことと思っているみたい。 「パパが、あの男を傷つけちゃいけないよと言ってたので、わたし、男をそこに立たせておいたの。パパが捕まえられるように。パパはちゃんと捕まえてくれたわ」 アンドリューも笑った。「少なくとも、パパは、レスリングのリトルリーグでちょっとは技を知っていたからね」 ディアドラも私も、唖然とした。アンドリューはまたも私たちに隠していることがあると、その時、思った。
シェリーが隣人を連れて部屋に入ってきた。それを受けて、クリスは立ちあがった。 その隣人は30代後半の、ブロンド髪の美しい女性だった。プロポーションの維持に気を使っているのが分かる。シェリーに、こちら、レイチェル・ジョンソンさんよと紹介され、クリスは手を差し出し、握手した。 レイチェルは、ホワイト・ジンファンデル( 参考)を1本持ってきていた。シェリーはワインオープナーを出し、みんなのグラスにワインを注いだ。 クリスは初めて会った人に自分の問題を語るのは気が進まず、ただ座ってモジモジしているだけだった。そこでシェリーが代わりにレイチェルにセント・クロイ島での出来事を話した。クリスが犯されたこと、そして、それ以来、彼女がそのことを忘れられなくなっていることを。 クリスは、レイチェルがその話を落ち着いて聞き、まったく「ショック」を受けてる様子を示さなかったのを見て驚いた。そして、レイチェルが理解できるわと言わんばかりに頷くのを見て少し気が休まるのを感じた。 「可哀想に! でも、あなたは自分を責めちゃダメ。女というのは、一度、それほどのエクスタシーの高みに登らされてしまったら、もう、自分ではどうしようもないものなのよ。一度、それほどの高みに舞い上がらせられた後は、もっと多くをいつも求めるようになるものなの! だからあなたは全然悪くないのよ…」 「…もう、レックスは何をしてるのかしら! たった2、3分だって言っていたのに! 男の人っていつも仕事を増やそうとするんだから! ……心配しないで、クリス! うちの主人なら、あなたの問題を解決できるわ。ちょっと主人に電話をかけさせてくれる? すぐにこっちに来るように言うから」 レイチェルは電話を借りにキッチンに入って行った。その間、クリスとシェリーは座ったままワインを啜っていた。 キッチンの方からレイチェルの声が聞こえた。 「レックス! すぐに終わるって言ってたでしょう! いつまでかかるのよ! 急いでこっちに来て!」 その後もレイチェルは電話を続けていたが、急に声が小さくなり、クリスやシェリーには何を話しているか聞こえなかった。 ようやくレイチェルが電話を終え、部屋に戻ってきた。「うちの主人がすぐに来るって!」 それからクリスの膝を軽く叩いて、付け加えた。「元気を出して、クリス! 主人なら、あなたの問題について、絶対、助けになるから!」 さらにワインが注がれた。クリスは、助けになる人がいると知って、気分が晴れてくるのを感じた。 2分ほどした後、再び玄関のベルが鳴った。レイチェルの夫が来たのだろう。シェリーが出迎えた。クリスはシェリーが彼を出迎える声を聞いた。 「ハイ! レックス! どうぞ入って。私の親友のクリス・ジェニングズに会って! 彼女、本当にあなたの助けを必要としているの!」 足音からシェリーとレイチェルの夫がこちらに来るのを察知し、クリスは顔を上げた。そしてレックス・ジョンソンの姿を見て、小さい声ながらも、ハッと息をのんだ。 「クリス? こちらが主人のレックス! あなた? この人がクリス。可愛い人でしょう?」 レックスは、シェリーの友人の驚いた顔を見て、満面に笑みを浮かべた。彼は、先のレイチェルからの電話で、すぐに来いと言われたのだが、同時に指示も受け、それに従い、それまで着ていた長袖のシャツを脱いで来たのだった。ズボンと靴だけの格好で、逞しい胸板も腕の筋肉も露わに、上半身は裸で来たのである。 …シェリーの友人だというこのオンナ、レイチェルがブロンド美人ということで、まさかその夫が黒人だとは思ってもみなかったのだろうな。 唖然としたまま息を詰まらせてるクリスに、レックスは手を差し出した。 「やあ、クリス! 初めまして!」 クリスは、無意識的に手を出し、握手を受けた。そして、自分の手がはるかに大きな黒い手に包まれるのを見た。 握手の後、手を放されると思っていたクリスだったが、いつの間にか、手を引かれてソファから立たされているのに気づいた。さらにレックスが自分の横に並んでいて、その片腕で抱き寄せられているのに気づいた。 唖然としていたし、何がどうなっているのか混乱もしたまま、クリスはシェリーとレイチェルの方を振り向いた。ふたりともニヤニヤして自分たちを見ている。レイチェルが言うのが聞こえた。 「大丈夫よ、クリス! レックスはあなたが抱えている問題を解決する専門家なの!」 レックスに引き連れられながら、クリスは心臓がドキドキ鳴るのを感じていた。その高鳴りは、恐怖からではなく、期待からだった。この逞しい黒人男性に導かれるまま、主寝室と思われる部屋へと連れて行かれる。彼女にはそれしかできなかった。 部屋に入ると、二つの大きな黒い手が前に出てきて、自分のスチュワーデスの制服を脱がし始めるのを見た。クリスは自分がなんら抵抗をしていないのに気づいた。その代わりに、知らぬ間に自分の両手が出てきて、ついさっき会ったばかりのこの男に裸にされるのを手伝っているのに気がづいた。 階下では、シェリーが2本目のワインを開け、レイチェルと自分のグラスに注ぎ足ししているところだった。 突然、二階の主寝室から大きなうめき声が聞こえてきた。クリスが上げる大きなよがり声だった。 「ああぁぁぁ……、すごい……。いいッ、いいッ……。ううっ………。すごく、大きいぃぃぃ……。か、感じるぅぅぅッ……。あっ、あっ、あっ、あっ、あっ!……… ヤッテ……、ヤッテ……、もっと、もっと……、もっとヤッテ…!」 声に混じって、ベッドのスプリングがギシギシと鳴る音が聞こえる。ベッドのヘッドボードががんがんと壁にぶつかる音も聞こえた。シェリーもレイチェルも、その声と音に耳を傾けながら、くすくす笑った。
エレーンがわたしの脚の間に入ってきた。それを受けて、わたしは仰向けに身体を倒した。 エレーンはわたしの太ももの内側にチュッチュッとキスをしながら、徐々に、あそこに近づいてくる。わたしを焦らそうとしてるみたい。だんだん身体が熱くなってくる。 とうとうエレーンの舌がわたしのあそこに来た。舌を尖らせて中に刺しこんできた。ああ、やっと来てくれたのね…。わたしは頭を後ろに倒して、喘ぎ声を上げた。 「ああ、いいぃぃ…。そこ、舐めて…。わたしのあそこ、舐めて……」 わたしから頼まなくてもエレーンには分かってるみたい。とっても上手。この子、これまでも、こういうこと何度もしてるんじゃないかしら? 優しい舌使いで、乱暴なところがない。 お豆のところを舐めたり、舌で弾いたり、焦らしたりしながら、わたしあそこから溢れら出てくるジュースを美味しそうに啜ってる。すごく上手で、みるみる、エロスのとても高い極みに登らされていった。 ああん、そんなに高いところまで行かされると、わたし、正気でいられなくなってしまうのよ。狂ってしまうの…。 「ああん、ああん、ああん…」 エレーンの舌使いのリズムに合わせて、声が出ていた。 また身体を後ろに倒したら、頭の位置が、偶然、息子の脚の間にきていた。大きく広げた脚の間。 ふり返って見ると、目の前にジーナのあそこが来ていた。本当にわたしの目の前。彼女のあそこが息子のおちんちんを飲み込んでる姿が目の前に。それに、そこを見ているわたしを、ジーナが見ている! ジーナの目はとろんとしていて、まるで焦点が定まっていないみたい。唇を半開きにして、顔も赤くなっていた。でも、わたしと視線が合うと、ちょっと焦点が戻ったみたいで、互いに見つめあった。彼女の瞳に、何か意味深な表情が浮かんでる。 「ああ、ケイトおばさま?……おばさまの息子さん、とっても気持ちいいわ…」 「ああん…ああっ、ああっ…。うっ、ふん…」 ジーナのお汁で濡れてる息子のおちんちんを見ながら、思わず声を出してしまう。 「ああ…。ねえ、おばさま? 私、すごい格好してるんじゃない? …トミーのおちんちんを飲み込んでる私のアソコ、すごいんじゃない?」 ジーナは嬉しそうに笑顔で訊いた。 「…おばさま、私のおまんこ、舐めたいんじゃない? ねえ、そうでしょう?」 返事ができない。だって、エレーンにお豆を吸われていたところだったから。 「うっ、あああぁぁ…。おばさま? 手を出して…。お願い…。手を握っていて欲しいの…」 ジーナは、息子のおちんちんの上、上下に身体を動かしながら、手を伸ばしてきた。わたしは仰向けになっていたから、ふたりの様子がさかさまに見えている。そのままの姿勢でわたしも手を伸ばして、ジーナの手を握った。 ふたりとも指をしっかり組んで手を握りあった。固いきずなを結んでる感じ。そうしている間にも、エレーンに脚を膝のところで曲げられて、さらに広げられるのを感じる。 「ああっ…、ああっ…、ああっ…」 息子に乗りながらジーナが喘いでる。 「ああん…、ああん…、ああん…」 わたしもエレーンに舐められ、喘いでいた。 ジーナはわたしの手を握ったまま、ゆっくりと自分に引き寄せ、絡めた指を解いて、おへそのところにわたしの手を置いた。ああ、すごく温かい肌…。彼女の手と一緒に、そこのツルツルの肌を優しく撫でる。 でも、本当のところ、もっと下へ手を動かして、ジーナの膨らんだあそこに触りたくてたまらなかった。 ジーナはわたしを観察していた。わたしがどこまでするか、確かめようとしているみたい。 でもダメ。わたしと息子の関係をジーナに知られてはいけないの。本当にダメ…。だけど、そんなわたしの気持ちをわたしの身体はだんだん裏切りだしていた。 手が勝手に下の方に滑り降りて、指先で彼女のお豆に触れていた。…ぷっくり膨らんだ可愛いお豆。それに息子のおちんちんを包んでる膨らんだ花びら。 まあ、すごい! この子、こんなに濡れている! 指先を左右の花びらにあてて、擦りながらそこを広げてあげた。息子のおちんちんが、そこの真中に出たり入ったりしてる…。そこにも指が触れてしまう…。 「ああ…、ああ……」 自分でしてることを見ながら、思わず声が出ていた。 そんなわたしをジーナはしっかり見ていた。ゆっくりとだけど、驚いた表情が彼女の顔に広がっていく。 ああ、エレーンにあそこを舐められていなかったら、興奮してこんなことをしていないのに…。息子のおちんちんを触りながら、そう思っていた。 ああ、それにしても、こんなに濡れている! 息子の肉茎を撫でてから指をその下の睾丸へと持っていった。ねっとりしたお汁をそこにも塗りつけていく…。 自分がしていることに急に気づいて、ハッと手を引いて、ジーナのお豆のところに戻した。 だけど、遅かったと思う。ジーナにはしっかり見られていたみたい。彼女、目を丸くして、お口をあんぐり開けてわたしの目を見つめ、それからわたしの手に視線を向けた。
花束を抱えてリビングに入ると、アンジーが立ちあがった。 「何て綺麗な花なの! 誰から誰への花かしら?」 花束をコーヒーテーブルに降ろすと、アンジーは赤バラの方についているカードを取って、読み上げた。 「僕の人生で最も愛していて、僕の世界を変えてくれた女性へ。アンジー、あなたを心から愛しています。ジャックより」 アンジーがカードを読みながら目に涙を浮かべているのが見えた。まばたきをして涙を振りはらい、彼女は言った。 「ジャックは本当に素敵な男性だわ。バレンタインデーに4つも素晴らしいプレゼントをしてくれた。美しいダイヤのブレスレットに、大きな箱のチョコレートに、24本の赤いバラの花束。それに、この日のために私専用のフレンチ・メイドまでつけてくれた。ジャックのような男性を愛せない女なんているのかしら? いつか彼に結婚してと頼まなければいけないと思わない? そうしなかったら、誰かに彼を盗まれてしまうかもしれないから」 アンジーが結婚のことを話したのを聞いてびっくりした。この話はこれまで一度も話題になったことがなかった。僕自身は何度も考えていたけど、話題に出すとアンジーが離れてしまうのではないかと、恐れていた。アンジーが僕に飽きるまで一緒に暮らせていられるなら、それで満足だと個人的には思っていた。 そんなことを思っていたが、元のメイドのシナリオに戻らなければと気持ちを切り替えた。 「ジャック様は奥さまから盗まれたりするようなお方ではないと思いますわ。いつも奥さまを愛していらっしゃると思います」 「そうだといいわね、ジャッキー。本当にそうだといいわ。さて、こちらの花束は誰宛なのかしら?」 と彼女はもう一方の花束についたカードを手にした。 彼女はカードを広げて「これはあなた宛てよ」 と言い、読み上げた。「女の子として生まれて初めてのバレンタインデーを迎えた、私の最高のガールフレンドへ。愛をこめて、アンジーより」 アンジーから花束をもらって、本当にワクワクした。「ありがとうございます、奥さま! とても嬉しいです」 そう言って彼女を抱こうと近寄った。するとアンジーは両手を前に突き出して、私を止めた。 「メイドとして、あなたはちょっと馴れ馴れしすぎているわね。そろそろお仕事に戻ったらどうなの? この花はダイニングのテーブルに飾って。それが済んだら、洗濯を始めなさい。用事がある時はベルを鳴らすから。さあ、出ていって!」 こんなふうに退散させられ、私は拒絶されたような気持ちになった。とはいえ、こういう役目を演じているのだから仕方ない。花束を抱え、ダイニングルームに行き、テーブルに綺麗に飾った。それから洗濯機のところに行き、タオルの山から始めた。洗濯機にスイッチを入れたとたん、ベルが鳴るのが聞こえた。 その時も、つま先歩きでいそいそとリビングルームに戻った。丁寧にお辞儀をしてから、「奥様、ご用は何でしょうか?」 と尋ねた。 アンジーは新聞から目を離さず、カップを指差し、「お代わり」とだけ言った。 早速コーヒーを継ぎ足し、再び家事に戻った。すると、2分くらいしてまたベルが鳴った。今度は、家具に指紋の跡が残ってるのを見つけたので、それを拭き直すようにとのことだった。 ひょっとして自分はアンジーを暴君にしてしまったのかもしれないと思い始めていた。仕事を言いつけられ、それを終えてリビングを出ると、2分も経たずに呼び出され新たな仕事を言いつけられたから。それを何度も。 一方のアンジーはこれをとても喜んでいるように見えた。私が深々とお辞儀をするのを見たり、私に仕事をさせたりすることで、興奮を得ているのは確かだった。私がメイド服を着ていそいそと歩くのを見て喜んでいる。
「裏切り」 第5章 食べられるだけ食べて Betrayed Chapter 5: All You Can Eat by AngelCherysse http://www.literotica.com/stories/showstory.php?id=206701 *****
これまでのあらすじ
ランスは、妻のスーザンが元カレのジェフと浮気をしていたことを知りショックを受ける。ジェフが通っていたシーメール・クラブに行くと、ダイアナというシーメールがおり、ランスは彼女に犯される。だが、それにより彼は隠れた自分の本性に気づく。1週間後、彼は再びダイアナと愛しあい女装の手ほどきを受け、翌日、ふたりは買い物デートをし、ディナーを食べる。レストランを出ると、スーザンとジェフがいて険悪な時間が過ぎる。ダイアナはランスをシーメール・クラブへ連れて行き、本格的な女装を施した。ランスはリサと名前を変え、ダイアナの友人の助言も得て、行きずりの男性に身体を任せる。それにはダイアナも嫉妬を感じたようだった。
*****
翌日の日曜日、ふたりとも11時まで眠り続けた。目覚めた後、ゆったりと愛し合い、そしてシャワーを浴びた。この日は、ダイアナも私リサも、ジーンズ、Tシャツ、運動シューズの姿でカジュアルでいる日にしようと決まった。
ダイアナに手伝ってもらい、私も何とか「美味しそう」といえる程度の見栄えを保つことができた。少なくとも彼女にはそう見えたようだ。
一方のダイアナはと言うと……、圧倒的だった。ユニセックスな服装にもかかわらず、こんなにセクシーに見える女性はどこにもいないはず。すべてを完璧にキメていた。Tシャツの裾を乳房の下のところで結んで、55センチのウエストとおへそのリングを見せていた。
カジュアルな服装でいようと決めていたけど、ダイアナとフェアに渡り合うには、意見を変えてもしかたない。私は昨夜履いたスエードのハイヒールを履くことにした。ダイアナの方は私のリーボックを履いている。ふたりとも、恐ろしいほどまったく同じサイズ。これって、神様のご意思?
ダイアナはスタイリング用のブラシと櫛を使って、私のかつらに攻撃し、乱れた髪の房をあっちこっちに動かしては、元の豪華なヘアスタイルを何とか復元してくれた。
「できたわ!」 とダイアナは勝ち誇ったように宣言した。「アンジェロほどは巧くないかもしれないけど、今日のところはこれでいいと思う」
「アンジェロ?」
「私たちのかつらのセットを全部してくれてる人よ。もうずいぶん前から私たちのお世話をしてくれているの。前はブロードウェイ・ウイッグズのお店でスタイリストをしていたけど、今は自分のショップを持っているわ。みんな、他の人に頼もうなんて考えられないと思う。このかつらも、洗ってスタイリングし直してもらう必要が出てきたら、あなたを連れていって、紹介してあげるわよ」
この綺麗なヘアピースについては、私もダイアナも手放せないと感じていた。だから、私はダイアナにおカネを持たせて、これを貸してくれたミミに弁済することにした。ダイアナは、来週の週末までには、アンジェロが代わりになるかつらを用意してくれるはずと請け合ってくれた。
この日曜日もショッピングの一日になった。まずは、昨日訪れたウオーター・タワー・プレイス(参考)のランジェリー・ショップにもう一度行った。今回は、ダイアナでなく私が着るランジェリーを買った。次に、MACストア(参考)に立ち寄って「必要不可欠」の化粧品を買いあさった―結局、ショッピング・バッグ2つ分になったけど。ダイアナは、ファッションショーの時までには、本物のメイクアップ・アーティストを私につけてくれると約束した。だけど、16歳の時からアメリカ中西部じゅうのステージに上がってきたショーガールよりも上手に、私にお化粧を教えられる人はいるのだろうか?
次の通りを走りながら、ケイトは今夜、どんなことをしようとしているのだろうと思った。他のメイン・イベントを見たことがないのに、今夜、俺はケイトと中央ステージに上がろうとしてるのだ。 次の角を曲がり、シーサイド・ダイナーの裏手に通じる道路を進んだ。いたるところに車が止まっていて、駐車スペースを探すのに苦労した。ようやく通りのはずれにスペースを見つけ、そこに車を止めた。車の中、数分、じっと座ったままでいたが、ようやく気持ちを固め、ドアを開けて、車から出た。 クラブの入口へと歩きながら、財布を取り出し、中からキー・カードを出した。ドアのスロットにカードを通すと、お馴染みのブザー音がして、ドアのロックが外れた。その奥へのドアへと進む。テッドが座ってるところだ。 「やあ、テッド」 と声を掛け、カードを渡した。 テッドはカードを見もせず、俺に戻した。そして、廊下の左右を見回し、誰もいないことを確認した後、俺に顔を戻した。 「ケイトがオフィスに来てほしいと言っている。あっちのドアを行くとオフィスだ」 と彼は指差した。 俺は言われたとおり、ケイトのオフィスへと進んだ。黒い木製のドアへと近づくにつれ、心臓がドキドキしてくるのを感じた。 ドアノブに手を掛けたが、ロックされていて開かない。ドアの小窓を軽くノックした。すると少し経って、前と同じブザーの音が鳴り、ロックが外れた。 中に入ったが、オフィスは、ほとんど真っ暗に近かった。ケイトがデスクに座っているのが見えた。書棚の上に小さなランプがあって、灯りはそれだけだった。 俺はケイトのデスクに近寄り、デスク前の椅子に腰かけた。ケイトは、その俺の様子をじっと見ているだけだった。俺の頭からつま先まで調べるようにして見ていた。それから、タバコに手を伸ばし、一服吸っただけで灰皿に揉み消した。 ケイトはデスクに座ったままなので、見える部分は上半身だけだった。脚はデスクの陰だし、髪をアップにしていて、色気はなかった。ただ、彼女が着てるシャツは目を惹いた。カットオフのTシャツで、胸のところしか隠れていないスタイルだったから。正面に座ってる俺の位置からでも、ブラをつけていない乳房のふもと辺りが見えていた。 「ようこそ、ジャスティン」 と、ケイトは俺の目を見つめたまま小さな声で言った。 「こんばんは」 と俺も彼女の目を見ながら小さな声で言ったが、どうも視線が巨乳の方に引っぱられてしまう。 「あなたに来てもらうようテッドに言ったのは、あなたに話したいことがあったからなの。私とあなたの人生を大きく変えるようなことよ」 と、ケイトはかすかに笑みを漏らしながら言った。 「どういうこと?」 俺は少し問いたげな顔になった。 「椅子を後ろに回して、見てくれる?」 とケイトはデスクの引き出しを開け、中から何かを取りだした。 回転椅子だったので、言われたとおりに後ろ向きになると、突然、目の前のテレビに電源が入った。普通のテレビではなく、巨大スクリーンのテレビだった。60インチはありそうだ。それに映し出されたものに、俺はあっと驚いた。 俺自身の姿が映し出されていた。ケイトが俺のテストをした時のビデオだった。ステージ上、俺は椅子に縛り付けられているところだ。自分の姿を見ながら、俺は興奮してくるのを感じた。 「こ、これ、録画していたのか?」 と画面を見ながら彼女に訊いた。 「ステージで行われることは全部録画しているのよ」 ケイトはそう言った。彼女が椅子から立ちあがる音が聞こえた。 「ステージをあらゆる方向から撮れるよう、カメラが9台設置してあるの」 ケイトは俺の方に歩いてくる。床を叩くハイヒールの音で分かる。 「それにステージの床にはマイクが隠されていて、どんな音でも拾えるわ。よがり声から荒い息遣いまで」 とケイトが俺の視界の中に現れた。 一時、視線をテレビの画面から、俺の隣に立つケイトに向けた。相変わらず。そそられる姿をしている。今夜の彼女は、短すぎると言えそうなカットオフ・ジーンズ( 参考)を履いていた。お尻を見ると、左右の尻頬がすっかり露出している。早速、ズボンの中、俺の息子が息を吹き返していた。その尻頬から、美味しそうな脚線美に沿って視線を降ろし、足元で視線を止める。つま先部分が開いているセクシーなハイヒールにちょこんと乗った可愛い足に目を奪われる。 「気に入った?」 とケイトは訊き、さっと片脚を振り上げて、俺の膝にまたがり、俺と対面するようにして腰を降ろした。両腕を俺の首に巻きつけてくる。 「ああ、ジャスティン! 私たち金持ちになれるわよ」 と顔を寄せ、熱を込めてキスをしてきた。 俺も負けずにキスを返しながら、訊いた。「どうやって?」
彼女のその声は、ノブにいっそう激しく舌を使わせることにしかならず、瞬く間にオーガズムの第一波がアンジェラに襲いかかった。 だが、その波から醒めやらぬ間に、アンジェラはノブがあそこから顔を離すのを感じ、思わず、もっと続けてほしいのにと泣き声を出しそうになった。しかし、次の瞬間、彼の分身を一気に根元まで突き入れられるのを感じた。声を上げずにいようとしても無理だった。凶暴ともいえる動きで貫かれ、アンジェラはオーガズムの第二波に襲われ、エクスタシーの叫び声を上げた。 ノブは激しく動きながら、ずっと彼女の顔を見つめていた。 「よし[Yosh]」 アンジェラはノブが呟くのを聞いた。「もう一度だ」 「え、何? そんなのありえない…」 アンジェラはそう言いかけたが、最後まで言えなかった。股間の女の部分が疼き、次にヒクヒクと痙攣し始めるのを感じたからだった。オーガズムの第三波が襲いかかってくる。全身が大波に飲み込まれるようだった。 「何…、あなた、私に何をしてるの?…」 そう喘いだ。こんな状態になっていても、まともな言葉を喋れていることに我ながら驚いていたアンジェラだった。 「愛しているんだよ…」 ノブは打ち込みを続けながら、荒い息で答えた。「俺にしかできない方法で…」 彼の睾丸が彼女の濡れた陰唇を叩き続けた。その大きな音、そしてそれがもたらす甘美な快感に、アンジェラの両目はつつーっとまぶたの中に上がっていった。そして、四度目の絶頂を迎え、ほとんど啜り泣きに近いよがり声を上げた。 「…ああ、すごい…」 「よしっ!」 とノブはかすれた声で言い、アンジェラの身体を半転させ、うつ伏せにした。それから彼女の腰を抱え、その尻をぐいっと高く持ち上げた。 「俺がお前の中に出すときにも、イッてもらう」 一瞬、アンジェラの頭に、コンドームのことや無防備なセックスの危険性について話してなかったことがよぎった。だが、そんな懸念は、後ろから突き入れられ、Gスポットを攻撃された瞬間、吹き飛んでしまった。 彼の攻撃を受け止めつつ、両手の指をマットレスに食い込ませながら、アンジェラは自分から淫らに腰を彼の股間へと突き返していた。 ああ、彼、前よりも大きくなっているように感じる…、来るのはもうすぐだわ…とアンジェラは思った。左右の尻頬の柔らかい肌に彼が爪を立てるのを感じ、そして彼が唸り声を上げるのを聞いた。 「いくっ! [Ikku!]」 射精が始まり、ノブの分身が体内で脈動する。それを感じた瞬間、アンジェラもスイッチが入り、顔をマットに埋め、くぐもった叫び声を上げた。 フランス人はどうしてオーガズムのことを「小さな死」と呼ぶのだろう? アンジェラがそれを不思議に思ったことがあったかもしれない。だが、この瞬間、彼女がその意味を理解したのは確かだろう。ノブが引き続き射精をしながら出し入れをする間、彼女は彼の身体の下、死に瀕した人のようにピクピクと痙攣を続けていた。 やがて、ノブは荒い息を吐きながらアンジェラから抜け出た。そして、自分の出した白濁が彼女の内腿に流れ出るのを見て、微笑んだ。自分の身体で彼女を覆い包むようにしながら、アンジェラの身体から匂い立つセックスと汗の匂いを嗅ぎ、その後ろ首にキスをした。 しかし、アンジェラが動かないのを知り、彼は不安になり、彼女を仰向けにさせた。顔を見ると、目は開いているもののガラス玉のようになっている。意識を失っているようだった。 「アンジェラ? …アンジェラ!」 身体を揺すったが、ぐったりとしたままで、首がぐらぐらと動かされるままになっている。乱暴にしすぎてしまったかと、恐怖に襲われたが、彼女がまだ息をしているのを見て、安心した。 ノブは彼女を優しく抱き寄せ、額にキスをし、毛布を引き寄せ、一緒に横になった。 「どうかお願いだ。また私をひとりにしないでくれ」 彼はそう日本語で呟いた。そして、アンジェラの穏やかな寝息を聞きながら、やがて彼も眠りに落ちた。 つづく
ディ・ディとドニーは、忙しいながらも、何とか僕たちのビジネスである人類向上機構の運営をしてくれていた。そればかりではなく、ふたりともそれぞれ博士号の取得も行った。さらには、時々ではあるが家事もしていた。僕の方は、子供たちの相手と自分のプログラミングの仕事をするのが大半である。料理と食品の買い物も僕の仕事である。スーパーに行くと、割と綺麗な奥様たちがたくさんいて、それも目の保養になるし。 そんな感じで安定した生活をしていたが、僕には何か危険なことが待ち構えているような気がしていた。いつの日か、どこかの誰かが僕たちのことを感知し、追跡し始めるのではないか。そのようなことをするとすれば、多分、政府関係の者たちだろう。 なんだかんだ言っても、次世代に向けて僕たちが行っているムーブメントのポイントは、消費中心社会にちょっとした風穴を空けることなのである。そのようなムーブメントが、このアメリカという国で最も強い権力を持つ集団とは、折り合いが良くないのは確かだし、現在の政府が、全面的に統制ができる立場を保持したがっているのも確かなのである。僕たちはかなり統制が効かない存在なわけだから、連中にとっては僕たちは目ざわりな存在になるはずなのだ。 それに、僕たちが、実質、天才たちの種族を作ろうとしている事実から目を背けることはできない。僕は確かにかなり頭がよいかもしれないが、次の世代の子供たちと並べば、僕は、精神的には小人みたいなものだろう。実際、ちょっと前に、うちのEガールたちにIQテストをしようとしたことがある。僕の点数は155点だった。自分でもかなり良い成績だと思った。だが、子供たちはその点数を軽々と越えてしまったのである。確認できたのは、200点を超えたというところまでだった。何点くらい200点を超えたのか、僕には確かめようがなかった。 現時点では、僕らは小さな集団であり、世の中には気づかれていないと言える。だが、僕たちが目論んでいる子孫作りの計画がうまくいった場合、大規模な勃発が起きるだろうと思われる。 僕自身の家の中に限定しても、6年前には女性2人、男性1人だけだったが、今は、女性6人、男性3人になってる。これでも成果といえる。それに加えて、ディ・ディたちがお膳立てしたネットワークを通して双子たちとの非公式的なベッドインもしており、それによって僕には今や185人の子供がいる。内訳は89組の双子の女の子たちと、男の子7人だ。僕たちが知る限り、その子供たち全員が天才であるし、全員、テレパシー的な能力を持っている。僕は何もしないし、何も知らない。突然、女性が家に現れて、僕はその日の午後、その女性を妊娠させようと雄々しく振舞って過ごすだけ。たいていは、成功する。素晴らしい人生だ。 その数に2000を掛けた辺りで、僕たちは騒動を起こし始める。その時までに準備を整えておきたい。すでに、この腐った国じゅうに200人近くの子供たちがいるときに、それを秘密にしておくのはどれくらい簡単なのだろうか? ともあれ、僕は非常に繁殖力のある男らしい。
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