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寝取られの輪 3 (1) 

「寝取られの輪」 3 http://www.darkwanderer.net/stories/2427/The-Cuckolds-Circle-part-3.html



これまでのあらすじ

閑静な郊外に住む夫婦ブルースとリンダ。それまで知り合いと内輪でスワッピングをして楽しんでいたが、徐々にメンバーが「輪のパーティ」と呼ばれる集まりに活動を移していく。そのパーティの噂を聞いたリンダは乗り気になり、ブルースを連れて試験的に参加した。そこでは、黒人が人妻と寝る間、夫はパティオにある輪の中で「黒人に寝取られ中」の首輪をつけて待機しなければならない。ブルースが他の夫たちから情報を得ている間、リンダはジェイムズという男と圧倒的な性体験をする。リンダはブルースにジェイムズとの体験を語りながら、徐々にブルースに支配的になって行く。その後、二人は再びパーティに出席した。この時のリンダの相手はマイクという男。二人が寝室に入っている間、ブルースはシーツと呼ばれる部屋掃除の仕事を担当し、妻の乱れた声を耳にするのだった。




その日の夜、ブルースとリンダはベッドに入っていた。ブルースは仰向けに横になっていて、リンダの手を握っていた。今すぐにでも、リンダと愛し合いたいとブルースは切に願っていた。だが、それは多分、ないだろうなとも知っていた。黒人としてきた夜なのだから、なおさらありえない、と。

それでも、ブルースは、このような形でリンダに近づいていられるだけでも、何かしら幸運だと感じていた。ある意味、自分も参加しているような気になれたからだった。もっとも、自分はどちらかと言えば、外から覗いているようなものというのは充分に自覚していた。

「あなた? 今夜は、あなた、とても行儀よかったわね。私、あなたのことをとっても自慢に思ってるのよ」

「ありがとう、奥様… ちっ! 奥様じゃなくって、お前って言うつもりだったんだが」 ブルースは、これまでになく恥ずかしさを感じた。

「いいのよ、それで… クラブでは、旦那たちは、あそこの男性に敬意を払って丁寧な態度を取らなければならないから…。でも、あなたが、他の人がいない家の中でもそういう丁寧な態度を取ってくれると、私、もっと嬉しく感じるわ」

「良かった…」 ブルースは他に適切な返答の仕方が思いつかず、曖昧に返事した。

「あなたがベッドの中でも私のことを『奥様』って呼んだと知ったら、マイクは、ものすごく満足すると思うわよ。ある意味、私をそう呼ぶことで、彼に対する敬意も示しているということになるもの。そうでしょ?」

「多分な…」

「正直に言うと、あそこでマイクと一緒に立ちながら、あなたが私たちに視線を向けないように必死に頑張ってるところを見て、私、ものすごく興奮したの。あれ、辛かったんじゃない?」

「ああ…」

「でも、あなた、ちゃんとしていたわ。あなたが辛そうにしているところを、余計につついて、傷口を広げるようなことをしてしまったとしたら、ごめんなさいね。ああいうふうに立場上、上位に立つ経験がなかったからなの。それだけよ。何だか、とても高揚してて… それに、あなたがマイクの前で、何と言うか、ひれ伏すのを見てたら、すごく興奮してしまったの」

「俺は… ただ…」

「いいのよ、何も言わなくて。分かってるから。何も恥ずかしがることなんかないわ。それに、あの部屋でマイクが私にどんなふうにしたかを見てたら、あなた、絶対に、完全に畏敬の念でいっぱいになっていたと思うの。言葉では何も表現できなくなって、彼にただただ深い敬意を払うしかないと感じていたと思うの」

「まあ……」

「まあ、何?」 リンダはきつい声で反射的に訊き直した。その声に、ブルースはまたもやおどおどとなった。

「いや、つまり… ああ… いや、すまない。多分、お前の言う通りだろうな」

「私に向かって、言い淀むようなこと言わないように!」

「はい、奥様…」 今回は、ブルースは自分の言った言葉にたじろぐことすらなかった。

「今日のご褒美をもらえるべきだと考えているんでしょう?」

「それって、つまり、させてもらえると…?」

「私が言ってるのは、あなたにその素晴らしい舌を使わせてあげるということ。でも、優しくするのよ。それなら、その舌を使わせてあげる。さあ、始めて!」



[2010/04/30] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ジャッキー 第3章 (2) 

二人で前に朝食を食べたことがあるチェーンのレストランに入った。レストランに入る時、アンジーは僕の手を握った。ウェイトレスに何名かと訊かれた時も、彼女は僕に答えさせ、手を握ったままでいた。席に着いた後も手を離さない。

注文した食事が届いたとき、アンジーに訊いてみた。

「ちょっと変な質問なので、答えてもらえなくてもいいのだけど、ちょっと知りたいことがあるんです。昨日の夜、どうして僕にキスをしたのか… それに、どうして僕にこんなに好感を持ってくれているのか… 何というか、あの資料室の出来事の後、夜にキスしてくれたけど、その後、3か月も何もなかったわけなので…」

アンジーは僕の手をにぎにぎと揉み、笑顔になった。

「したくなかったから何もしなかったわけじゃないの。あなたに対する私の気持ちが邪魔になるのを避けたかったの。もし、私たちが、あなたが固定的にこの仕事を担当することが決まる前に、親密な関係になっていたら、あなたは、そういう関係になったから仕事が決まったんだって思うかもしれないと心配だったのよ。私は、あなた自身の力で、私の担当の地位を勝ち取ってほしかった。あなたも、自分の力で勝ち取ったと知りたかったんじゃない?」

アンジーの言うとおりだった。僕は自分でこの地位を勝ち取ったのを確認したかった。その通りですと答えると、アンジーは、あの眩しそうな笑顔を見せてくれた。

レストランを出た後、僕たちはまっすぐ祭りの会場に向かった。会場は広いグラウンドで、訪れる人の車が長い行列を作って、駐車場に入るのを待っていた。ようやく駐車スペースを見つけ、車から降りたが、アンジーはすぐに僕の腕にすがりつき、一緒に入口に歩き始めた。

僕たちの回りには、キルトを履いた男たちばかり。男たち全員がキルトを履いているわけではないが、多いのは事実だ。

アンジーは、身長180センチ以上で肩幅の広い男を見かけては、指をさして、「キルトを履いてるからといって、あの人、男らしくないと思う?」と僕に訊いた。

ゲートをくぐった後、まずは、丸太投げの会場に行った。キルトを履いた男たちが長い丸太を投げる競技だ。なんでそんなことをするのかわけが分からなかったが、確かに男らしい男がするスポーツであるのは間違いない。アンジーは、男がキルトを履くことについての主張をいっそう支持するために、僕にこれを見せたのだろう。

丸太投げの後は、10代の娘たちのアイリッシュ・ダンスを見た。その次はドッグ・ショー。彼女はずいぶん熱心に見ていた。僕に、犬や猫についてどう思うかも訊いていた。僕は犬が好きだが、猫はあまり好きじゃなかった。

ドッグ・ショーの後、アイルランドやスコットランドゆかりのいろいろな物を売るテントを見物してまわった。あるテントでは剣を売っていた。僕はすぐに夢中になり、気がついたら、全長150センチの幅広の剣を買っていた。鋼鉄は最高の品質というわけではなかったが、かまわない。実際に使うものではなく、飾るためのものだから。

テントを見て回りながら、プレードの色とパターンには意味があることを知った。それぞれの氏族には独自の色とパターンがあって、それでもって自分がどの氏族に属するかを他の者に伝えるのである。それにアンジーが来ていたプレード・スカートも彼女の氏族の色柄になってるのに気づいた。

その時、僕は、こういうところを見てまわっていることがどういう意味を持つのか、気づくべきだったと思う。アンジーは、彼女らしい甘美なやり方で、嗅覚を効かせ、まさに彼女が思う通りに行動するまで人を誘導するのである。

キルト・スカートを売っているテントに入った時になって初めて、アンジーが僕を誘導してきたことに気がついた。



[2010/04/28] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

誰とやったか知ってるぜ 第5章 (20) 

トリスタとトリスタの母親、そして俺が雑談をしている間に、父親は仕事に戻って行った。壁に掛ってる時計を見たら、もうすでに8時を過ぎていた。すぐに、クラブ・カフスに行かなければ。グラフ先生とのショーを登録しなければいけないからだ。

「もうそろそろ帰ります。お会いできて楽しかったです」 と俺はトリスタの母親に手を差し出した。

トリスタの母親は俺の手を取り、握手した。

「こちらこそ楽しかったわ。良いことがありますように、ジャスティン」 と最後にもう一度、俺の手を握った。

挨拶をしようとトリスタの父親を捜したが、どこにもいなかった。

「私、車まで送るわ」 とトリスタがドアを開けた。

二人で外に出て、俺の父親のバンに歩き始めた。先に歩いてたトリスタが、肩越しに俺を振り返り、手を出して俺の手を握った。俺は優しく彼女の指を揉んだ。指が冷たくなっている。

「終わってほっとしたよ」

「どうだった? うちのお父さんはひどい人だって、前に私、言ったわよね?」と、にんまりしながらトリスタが言った。

車に乗り込み、ドアを閉めて、ウインドウを降ろした。

「今夜、来てくれてありがとう、ジャスティン。とっても嬉しかったわ」

「いやあ、たいしたことないよ」

次の瞬間、何が起きたか分からないうちに、トリスタは車の窓の中に顔を入れ、俺の唇にキスをしていた。軽く唇を触れるだけのキスだったが、柔らかい唇の感触が素晴らしい。彼女の温かい鼻息が顔にあたる。

2秒ほどしかなかったキスだったが、何時間も続けていたように思われた。

キスを解いた後、トリスタと俺は、黙って互いに瞳を見つめあっていた。そして彼女は、とてもゆっくりと、再び俺の唇に唇を近づけてきた。

今度は、俺は少し口を開き、彼女の上唇を唇で挟み、自分に引き寄せた。そして舌を出して、軽く彼女の上唇をなぞった。唇の皺のひとつひとつを堪能するように舌を滑らせた。

トリスタもベルベットのような舌を伸ばし、俺の下唇をなぞっていた。

ようやくキスを解いた後、長い沈黙の時間が続いた。その間、俺たちは互いの気持ちを確かめあうように、互いに見つめ合った。

「わーお」 と、トリスタは小さな声で呟いた。「私たちこんなふうにキスするなんて、思ってもいなかったでしょう?」

俺は微笑んだ。彼女は身体を起こし、二人にとっての最初の公式的なキスが済んだことを示した。

「もう帰っちゃうのね」 と、トリスタは車から1歩ほど離れた。

俺はエンジンをかけ、車を動かし始めた。

「明日の午前中、コーヒーショップに立ち寄るから」 とハンドブレーキを緩めながら言った。

「待ってるわ」 と彼女は下唇を噛みながら手を振った。

車をゆっくりと動かしながら、ミラーでトリスタの姿を見つづけた。そして、教会の駐車場から通りに出た。

まだ時間は早いのだが、ステージ・ショーのリストに名前を登録するため、クラブに行かなければならなかった。



[2010/04/26] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

淫乱ママ 第3章 (7) 

店の中、お客さんはメインのバーのところにいるから、奥のここにいれば、息子と二人っきり。

ブースに入ると、息子はすぐにわたしに寄ってきて、セーターの上から胸を握りながら、ねっとりと熱いキスをした。

店には他の人がいるけど、それでも、ようやく、二人っきりになれて、わたしも本当に嬉しい。ここなら母と息子という関係を忘れられる… 思いっきり淫らになれる…

キスをされながら、どれだけ大きくなってるのかしらと、手を息子の股間にあてがった。すごい、すっかり大きくなってる… すぐにチャックを降ろして、そのモンスターを外に出した。

「うふふ… ものすごく大きなお肉!… うわあ… これ全部、わたしのものなの?… 全部、ママにくれるの?」 

息子は、わたしが息子のおちんちんが大好きなことを知っているみたい。それに、わたしも、息子は、わたしがこういう話し方をするのを大好きなことを知っている。

「ママ… そうだよ… このチンポ、全部、ママのものだよ… ああ、今すぐにも、ママの中に突っ込みたいよ」

息子がセーターの中に手を入れてきた。中にブラウスを着ているのを知ったみたい。すぐに、セーターを脱がそうと、引っ張り上げ始めた。

「ダメよ… そんなに早く… あせらないで… ママのこと、安っぽい淫乱女だとでも思ってるの?」

こちこちに固くなってるおちんちんをさすりながら、時々、舌を伸ばして、キスをしてあげた。

「そうだよ、ママ… ママは根っからのエッチな淫乱女だと思うよ」

ああん、いやっ… そういうふうに言われるとわたしがどれだけ興奮してしまうか、息子は知らないのね。

ぞくぞくと興奮が身体を走って、あそこに集中していく… また、キスさせて… ママの舌をお口に入れてあげるから…

キスを解いて、おちんちんをしごいてる間、息子はわたしのセーターをめくりあげて、頭から脱がした。それを後ろに放り投げて、あらわになったわたしのおっぱいを見た。ブラウスはすごく小さいので、セーターを脱ぐときにずれてしまって、すっかりおっぱいの上にめくり上がってる。

他の人がいるバーにいることなど、全然、気にしなかった。あの人たちには、わたしは見えていないわ… それにいつでもブラウスを降ろしておっぱいを隠せるから… そう自分に言い聞かせていた。…でも、本当にわたしは見られたくないの? 本当は見られてもいいんじゃないの? 自分でもよく分からない。

「ああ、ママ… すごくセクシーだよ… ママのおっぱい… こんなに大きい… とっても綺麗だよ… ママは、こんな場所にいるのに、おっぱいを丸出してるんだ…」 

息子は周囲を見回して、まるで、公の場所にいるのに初めて気づいたような顔をして見せた。

まわりに人がいないのを確かめて、息子は顔を下げて、乳首に吸いついた。チューと吸われて、あそこにお汁が溢れてくる… 朝からずっと焦らされて欲求不満になっていたからかしら?… 息子に胸を吸われて、溜まりに溜まっていた性欲が、解放されていくのを感じた。

「ああ、美味しい… でもママ? ショーツも脱いでほしいな」 と息子は期待しながらわたしの顔を見た。

「トミーったら… トミーは、ママに、こんなに人がいるところでショーツを脱がせたいの? トミーは、ママのこと、息子のためならどんなことでもする淫乱だと思ってるの?」

そう言いながら、すでに自分から立ち上がってブースの横に出ようとしていた。息子の言うなりになってる自分… それを思うと、背筋がぞくぞくしてくる…

息子は笑いながらわたしを見ていた。ブースの横、おっぱいを晒して立ったわたしの全身に視線を走らせている。

「そうだよ、ママ… そのショーツ、脱いじゃって… それがあると、僕がこれからママにしようとしてることの邪魔になるんだ」

ヒントね… わたしにやりたいのね、分かるわ。でも、ここでは… このバーで、するの? それって、安い商売女みたいじゃない? 

ああ、そんなことを考えたら、またお汁が溢れてきた… ソングのショーツがびっしょりになってる…

ちょっとバーの方を見てみた。わたしの姿が見えるブースに、男の人がひとり座っていた。今はテレビの方に顔を向けて、スポーツ試合を見ている。ああ、でも… これって、すごく危ないわ! おっぱいを出して立ってるのよ。ショーツ、脱いじゃうべきなの? あの男の人が見たら、どうなるかしら?

もう一度、例の男の人を見てみた。同じ姿勢でいる。わたしはスカートの中に手を入れて、ショーツの両脇に親指をひっかけ、少しずつ降ろし始めた。ストリッパーがするみたいに、腰を左右にちょっとずつ動かしながら…

あそこが外に出たのを感じる。さらに降ろした。太ももの真ん中あたりまで降ろしたとき、下を見てみた。ああ、なんて… あそこが見えてる… つるつるに剃ったあそこが見えてる… あそこのビラビラも見えてる…

その瞬間、我慢できなくなってしまった。全然、触ってもいないのに、イッテしまった。思わず声を漏らしていた。

「ああぁぁぁ… ハアハアハア… ううぅぅぅ……」

強烈なオーガズムで、全身がぶるぶる震えた。熱い溶けた鉄がうねりとなって全身を洗ってる… 喘ぎながら、目を固く閉じて、じっと耐えた。でも、膝ががくがくしてる… 前かがみになって、両手をテーブルについて身体を支えた。

誰かが太ももに触ってる。まだオーガズムから完全には回復していないけど、目を開けた。息子だった。脚に絡みついたままの下着を脱がそうと、引っ張っていた。力が入らなかったけど、足を片方ずつあげて、ショーツを脱いだ。息子はそれを顔にもっていって、鼻から息を吸い込んだ。

「うーん… ママ、とってもいい匂いがするよ… ねえ、僕の前のここのところに座ってみない? ママのこと食べさせてよ」 と、息子はテーブルの上をトントンと叩いた。

恍惚状態になっていたみたい… 言われたままに椅子に上がり、片足を上げて息子をまたいで、テーブルの上に座った。ちょっとだけ脚を広げて、息子にあそこが見えるようにした。

息子を見ると、わたしの脚の間をじっと見つめてる。

もうすっかり淫らになってる… 体中が敏感になってる… それに、息子がこんなにわたしのあそこを求めてるのを知って、とっても嬉しい…

もう他のことは何も考えていなかった。こんなことがどれだけイケナイことなのかとか、メインのバーのところにいる人たちのこととか、あの人たちに、いつ見られてもおかしくないこととか… こんなわたしを見たら、淫乱女がいると思うはず…

「ああ、トミー?… さっき、イッちゃったの… すごく激しく… ママ、トミーのせいですごく激しくイッちゃったのよ… そんなママでいいの?… このお店の中で、ママをこんな格好にするのが好きなの?」

言って欲しいことを息子が言うのを待って、見つめた。

「ああ、そうだよ、ママ… 僕は淫乱になったママが大好きなんだよ」

息子はそう言って両手をわたしの膝にあてがって、脚を割らせた。つるつるになってるあそこが丸見えになってる。スカートは、もう、腰のあたりにめくり上がってて、全然、隠してない。

「ああ、トミー… エッチなのね… ママのあそこを食べようとしてるの? ママを舌で喜ばそうとしてるの?」

すごく甘えた声になってた。ゆっくりと背中を後ろに倒して、両ひじをテーブルについて身体を支えた。



[2010/04/22] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

無垢の人質 第8章 (6) 


「やめて!」 とイサベラは喘ぎ、身をよじってレオンの下から這い出て、背中を向けた。ベッドの横に脚を出し、レオンにすらっとまっすぐに延びた背筋を見せる。

だが、レオンは素早く動き、大きな両手の手のひらで彼女の両肩を押さえ、彼女の後ろにひざまずいた。温かい身体をイサベラの背にぴったりと密着させた。イサベラは、レオンに耳たぶを甘く噛まれ、震えが背筋を走るのを感じた。

「俺に話してくれ、イサベラ。お前の可愛い唇から語られるのを聞きたいのだ」

レオンの手が肩から滑り下り、薄地の木綿の生地の上からイサベラの小ぶりの乳房を、我が物であると言わんばかりに、包み覆った。イサベラは、小さく声を上げた。

「レオン、あなたは勝利を収めたわ。計画したことをすべて達成した。だから、もう… こんなことをする必要がないはず…」 イサベラは、愛撫されのけぞり、レオンに体を押しつけた。言葉が途切れがちになった。

「俺には、いつも、必要があるのだ。お前に触れ、お前に愛撫する必要が…」 レオンは、大きな手のひらでイサベラの柔らかな乳房を優しく揉みながら、彼女のこめかみに息を吹きかけた。「そして…お前を奪う必要が…」

レオンに硬くなった乳首を親指と人差し指で挟まれ、優しく転がされると、イサベラは頭を後ろに倒し、レオンの肩に預けた。すべてを知り尽くした指に敏感な肌を愛撫され、イサベラは股間が疼き、湿りだすのを感じた。

レオンは、シュミーズのリボンの結び目を引っ張り、前身ごろを左右に広げた。クリーム色の小さな胸の丘が露出され、冷たい朝の空気に晒された。イサベラは、はっと息をのんだ。

「あなたは…」

レオンの両手がシュミーズの中、下方へと滑り降り、ぷっくり膨らみを見せているイサベラの腹部で止まった。

「あっ…」と、小さな声を上げ、イサベラはベッドから逃れようとしたが、すぐにレオンにシュミーズを握られ、引き戻された。

「だめだ… だめだよ。そう簡単に、俺の尋問から逃れるわけにはいかない」 とレオンは呟いた。

シュミーズの薄い生地は、レオンの力には無力で、前部の縫い目に沿って破れてしまった。イサベラは、後ろを引っ張られ、毛皮の敷物の上、四つん這いの格好で倒れた。そのため、引きちぎられたシュミーズの布地の中から、クリーム色の丸い尻をレオンに突き出すことになり、彼の眼を楽しませる結果になった。



[2010/04/22] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

デス・バイ・ファッキング 第8章 (5:終) 


私の腰が、勝手に、アンドリューの口にぐいぐいせり上がっていた。私の中に、指を一本、いや、違う、今は二本入れている。彼の舌が、私のあそこの唇、クリトリス、そしていたるところに魔法をかけている。私は、次第に、快楽のあまり狂った状態になっていた。自分から脚をもっと広げ、彼の口を私のあそこに迎え入れる。

ああ、またクリトリスを攻撃している! もう、どうにも止まらない! 再び、爆発的なオーガズムが襲ってきた。両脚がキュウーッと閉じてきて、アンドリューの頭を挟んでいた。あそこへの攻撃を、彼に無理やり続けさせている。

「アンドリュー! イキそう! やめないで! ああ、私を食べ続けて。あなたの食べ方が大好き。愛してる! ああ、すごい! すごく、いい! いくわ、アンドリュー。ああ、いく、いく、いくーっ!」

いったい何が起きたの? アンドリューはあそこにいたはずなのに、突然、今は私を両腕で抱きしめている。私、失神していたということ? 意識をなくしていたに違いない。でも、ああ、私はまだエッチな気持ちになっている…

「アンドリュー? お願い、中に入れて。もう準備ができてるのは分かってるのよ。私にツンツンと当たってるもの。素敵に固くなってるのが分かる。私、あなたのそれも大好き。それが欲しいの。お願い、それを私の中に入れて。お願い、欲しいの、欲しいの。あなたの赤ちゃんが欲しいの、アンドリュー。お願い!!」

私はすっかり淫楽に狂い、羞恥心は一切消えていた。アンドリューが欲しい、とても欲しい。彼の赤ちゃんが欲しい!

そして、その時、彼があそこに来た。大きな勃起の電球のような頭部が私の濡れた唇を滑るようになぞっているのを感じた。すごく気持ちいい。私は、目を閉じて、その感覚を堪能した。

とうとうアンドリューは、情熱に征服されたようだ。私の中に入ってくる。一切、抵抗がなく、するりと滑らかに入ってきた。あそこがこんなに濡れたことは、これまでなかったと思う。

彼が動き始めた。まさに、私が求めていたことをしてくれている。つまり、完膚なきまでのセックス。私は、このアンドリュー・アドキンズに完膚なきまでセックスされたい。他の男では役に立たない。決して。私はアンドリューが欲しいのだ。今日も、これから何度も、そして永遠に。明日、彼の元を去って帰って行くなんて、私にできるのだろうか? もう、彼の子を身ごもっているかもしれないと知りながら? どうして彼の元を去れる?

私も、情熱に征服された。毎回、二回、突きを送られるたびに、絶頂に達しているような感じだった。何度も連続して絶頂に達している。

彼のが、すごく大きく感じる! あそこ全体が、隅々までアンドリュー・アドキンズに満たされている。これ以上、大きかったら、その部分は無駄になるだろう。私の中に収まらない部分だから。彼の大きさは、私が相手できる最大限の大きさと等しい。

アンドリューが脚の間に持っているものを思うのは、とてもセクシーに感じた。大きなペニスにセックスされている時のみ、サイズがものを言うという。私はその言葉を納得した。本当に、サイズがものを言う。私にセックスしていない時なら、ペニスの大きさなんて、関係ない。そんなの、どうでもいい。この考え、なんて浅はかなんだろう。男をモノとして考えてる。なんて考え!

アンドリューのペニスが、この半分であったとしても、私は彼を同じように愛しているだろう。でも、そうでないことを喜んでいる私がいる。

アンドリューは動きのペースを上げてきていた。それまでもずっと連続してパワフルに出し入れを続けていたアンドリューだったけど、それがますますパワフルになっているように思えた。がんがんと激しく打ち込みながら、私の首筋に吸いついていた。

あそこの奥から、何か情熱的で熱いものが波となってうねり、徐々にせり上がってくるのを感じた。身体の中をせり上がり、喉を過ぎ、口から出るのを感じた。また、大きな声で叫んでいた。耳をつんざくような大きな声。性的な感情の解放を告げる、叫び声。

アンドリューの動きは決して止まらなかった。彼が私の中で大きく膨らむのを感じた。

そして、とうとう、その時が来た。彼が放ったものが私の子宮を満たすのを感じた。今日、いまこの時が、その日になるのだろうか? 後で、私の最初の妊娠の日として、カレンダーにこの日に印をつけることができるようになるのだろうか? ああ、そうなって欲しい。そうならなかったら、そうなるまで毎日、アンドリューとセックスしたい。

強烈な情熱に私は完全に消耗していた。そして、とうとう、終わった。

こんなに完膚なきまでセックスされたと感じたことは、これまで一度もなかった。こんなに完全に愛されたことはなかった。アンドリューは両腕で私を包み、抱いていた。心をこめたロマンティックなキス。そのキスは、彼アンドリューも、愛の名のもとにこの行為を行ったのだということを私に知らせるキスだった。彼のその気持ちを疑ったことは一秒たりともない。

アンドリュー、ディ・ディ、そして私。三人はいつまでも一緒。人の世の決まりごとなど、気にしない。彼は、私の夫になり、ディ・ディの夫にもなるのだ。

つづく



[2010/04/21] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ジャッキー 第3章 (1) 

「ジャッキー」 第3章 Jackie Ch.2 by Scribler 出所


これまでのあらすじ
ジャックは結婚して半年になる妻のアンジーが浮気をしている現場を見てショックを受ける。そして、彼はアンジーと知り合った頃を回想するのだった。彼はある法律事務所でバイトをしていたが、あることをきっかけにすご腕の上司アンジーの元で働くことになる。仕事を通じ二人は親密になっていった。アンジーはケルト祭りにジャックを誘った。その祭りでは、男はキルトのスカートを履く。


僕にとって、その日の朝はあっという間に来たような感じだった。土曜日だったが、アンジーと僕が仕事について予定がない土曜日は、この日が始めてだった。すでに8時には、僕は外出の支度ができていた。アンジーの家までは車で20分もあれば行ける。

以前にも何度かアンジーの家には行っていたが、これまではいつも仕事関係でだった。社交的な意味で彼女の家に行くのは始めてだった。僕は興奮していたが、興奮していたという言い方では、足りないだろう。昨日の夜、彼女がキスをしてくれた、その仕方、それに、僕に身体を擦りよせていたやり方… その振舞いからも、アンジーが、僕が彼女に寄せている気持ちと同じくらい、僕に興味を持っていることが分かった。それを思うと、いっそう僕の興奮は燃え上がった。

ここ2週間ほど、寒い時期が続いていた。その日の朝も、気温は摂氏7度前後を行き来していた。幸い、天気予報によると、午後には18度くらいになると言う。

気温が低かったので、ドッカーズ(参考)の黒いズボン、ウールのタートルネック・セーターを着て、上にジャケットを羽織った。

アンジーの家は裕福な者が住む地域にあった。2階建ての一軒家で、寝室4つに、浴室も3つある。アンジー自身、その家は必要以上に大きい家だと認めていたが、借家するのは嫌っていたし、その家だと、売却するとき、購入した時よりも高く売れると考えていた。賢い投資と考えているのだった。

9時きっかりにアンジーの家の前に車をつけると、中から彼女が出てきた。靴は、普通の平底の茶色のスリップ・オン(参考)。膝丈までの白いハイソックスと、エメラルド・グリーンのプレード・スカート(参考)を履いて、上は、白のケーブル・ニット(参考)のセーターで、皮のジャケットを着ていた。頭には、スカートと同じ生地でできたベレー帽をかぶっていた。

実際、腰の回りにスポーラン(参考)を付けているのを見るまで、彼女がキルトを履いていることに気がつかなかった。どちらかと言えば、女子高生のような格好に見えていたのである。しかも非常にセクシーな女子高生に。

近づいていくと、アンジーは両腕を広げて出迎え、僕の腰に両腕を巻き付けて抱き、唇にキスをした。何秒かキスした後、彼女は顔を離し、言った。

「うわあ、寒いわね。さあ早く、車に入って風から逃れましょう」

実際、少しだけ風が吹いていた。風にあおられ、アンジーのスカートがめくれるのを見た。




[2010/04/20] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

誰とやったか知ってるぜ 第5章 (19) 

父親のバンに乗り込みエンジンをかけた。バックしてガレージから出て、リモコンでガレージのシャッターを降ろした。そう言えば、グラフ先生に渡したリモコンがあったな、とその時、思い出した。

通りを進み、やっとクリスチャン・アカデミーに着いた。後ろの方に何台か車がとまってる。トリスタの青いカマロもあった。遮光ウインドウになっているから間違いない。ゆっくりと車を進め、トリスタの車の隣に駐車した。

車から出て、一度、背伸びをし、トリスタがいないかとあたりを見回した。ちょうどその時、建物の裏ドアが勢いよく開いた。

トリスタが俺を見つけ、手を振りながら走ってくる。俺が両腕を広げると、彼女は飛びついてきて、俺に抱きついた。まるで、長い間、離ればなれになっていた恋人同士のような抱擁だった。

「中に入って。ママとパパがいるから」と言って、俺を引っ張っていく。

親たちと会うといっても、簡単に済むだろうし、すぐにトリスタと二人だけになれるだろうと思っていた。トリスタがドアを開け、俺も中に入った。すると、明るさに目が慣れる間もなく、彼女の父親が俺に言った。

「君、名前は? いくつなんだ? 所属している教会は?」

「チャールズ、彼を怖がらせてはいけないわ」と、トリスタの母親が言い、俺に近寄り、握手をした。「うちの人はいつもこの通りなの。あまり気にしないでね」

「私は真剣に尋ねてるのだよ、ロイス。大事なことじゃないか」

トリスタの顔がだんだん赤くなっていくのが見えた。イライラしてきてるのだろう。トリスタは父親が頑固者だと言っていたが、俺もなるほどと思った。

「ジャスティンと言います。18歳です。セント・メアリ・カトリック教会に属しています」

「邪教者だな」と父親は呟いた。

「チャールズ! しーっ!」 と母親。

少し白髪が混じった髪の毛のせいもあるだろうが、トリスタの父親は、ただのつまらぬみじめな中年男の印象だった。それにひきかえ、トリスタの母親は、18歳の娘がいるにしては、とても若々しく見えた。

ともあれ、俺は、デートし始めた女の子の父親でもある牧師に、きつい尋問を受けつつも、その牧師の奥さんから目を離せずにいたのだった。

トリスタが、前に、母親が父親を怖がっていると話していたのを思い出したが、その意味が分かったような思いだった。トリスタの父親は、俺に難癖ばかり言うみじめな中年オヤジにしか見えない。だが、ひとつだけ、はっきりと確信できることがあった。トリスタの母親は、ゆったりした服を着ているが、その中には、なかなかの女体が隠れているに違いないと。



[2010/04/15] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

淫乱ママ 第3章 (6) 

Gストリングをちょっと引っ張り上げて、お尻の片方にずらした。お尻の割れ目が外に出てる。お尻の穴は見せてるけど、あそこは隠したままにした。

カシャッ、カシャッ、カシャッ

また写真を撮ってる。写真を撮られると、信じられないほど興奮してしまうけど、とても心配していることでもあった。…写真は危険すぎるの。危険ことになるかもしれないのよ。

「そのカメラ、もう仕舞って! そうしたら、ママ、あそこを見せてあげるから」

息子は少しためらっていたけど、もうちょっとショーツを引っ張り上げて、つるつるで濡れたあそこを、ちらっと見せてあげたらカメラを置いてくれた。

ああ、それにしても、わたしたちこんなことを家のガレージでやってるなんて。

ちょっと聞き耳を立てて、クリスティがキッチンにいないことを確かめてから、ショーツの布地を横にずらして、あそこをあらわにした。息子にすっかり見せてあげた。

もう、あそこがびしょびしょになってる。それは知っていた… 息子も濡れてるのが見えてたはず。わたしは背中を反らせてお尻を突き出した。息子に楽しんでもらうために。

「トミー? これが見たかったものなの? ママに、こんな格好になって欲しかったの?」 悩ましい声でそう言って、後ろを振り返った。

息子はわたしのお尻をじっと見ていた… 口が利けないまま、わたしのあそこをまじまじと見つめている。

大きく盛り上がったズボンの前が見えた。それを見て、わたしは息子のおちんちんをお口で包んであげたいと、本能的に舌舐めずりしていた。

もう少し脚を広げてあげた。そのために、あそこの唇が左右に分かれて、あそこがぬらっとお口を開いたのを感じた。ゾクゾクと背筋に震えが走った。

車のシートに両手をついて、頭を下げてこのひと時を楽しんだ。息子が何をしようとしてるのか分からないけど、そんなの気にならない。いま、この場でママにやってもいいのよ…

でも、息子は何もしなかった。わたしに触れようともしない。

耳を澄ましてみると、何か一定のリズムでこすってるような音が聞こえた。息子はおちんちんを出してしごいてるのね。

わたしはお尻に手を持っていって、あそこの唇を左右に広げた。それから指を一本使って、そこの割れ目に沿って上下にさすった。そして、その指をゆっくり穴の中に入れる。ゆっくりと指を出し入れし始める。

「ああ、ママ…… すごくエッチだよ、ママ…」

息子はすごく興奮してるわ… あそこの唇を広げて、指を入れてるわたしを見て、興奮している。

もう一本、指を中に入れた。それからもう一方の手でお尻の頬肉を広げて見せた。あそこの中に入れた指とお尻の穴にあたる冷たい空気が気持ちいい。また、絶頂に登って行きそう… 大きな声を出していた。

「ああん…… ああん…… 気持ちいい… ああ……」

家のガレージで、息子にあそこを見せつけながら、自分でやってるなんて。いつの間にか、クリスティに見るかるかもしれないなんて、気にならなくなっていた。

ああ、それにしても何ていい気持ちなの! 脚を広げて、自分であそこの穴に指を出し入れしてるところを見せるのって! その気になったら誰にでも見えてしまうようなところで!

わたしは、三本目の指を入れて、あそこの穴をもっと広げた。すっかり気分が乗って、淫乱女のような声で喘ぎ始めた。

「ああ、感じるぅ… あそこ、感じるぅぅ… ああん、ああん、あああん… 気持ちいいっ!」

絶頂に達してた… すごい強烈なオーガズム。身体をガクガク震わせながら、指を奥まで入れて耐え続けた。どれだけ大きな声を上げていたか分からない。覚えているのは、淫乱女のようによがり声を上げていたことだけ。

少し経って、オーガズムから落ち着き始めると、自分がいる場所を思い出して、息が止まりそうになった。こんな危ない場所で、いってたなんて。

それに、息子の方を見て驚いた。また、カメラで撮ってる。ダメ! 写真はダメなのに! いったい何枚撮れば気が済むの? わたしはショーツを元に戻して立ち上がり、スカートをちゃんと直した。

「良かった?」

「うん、これも僕のコレクションに加えるよ」

「コレクションって? トミー!! 写真を削除するってママに約束したでしょ!」

「削除するよ。でも、ママ? ママはすごく良かったよ。この写真は最高だよ。ママにも見せてあげるから、その時まで待ってて。でもこれを見たら、ママ自身も削除しないでおこうって言うと思うよ。それに、僕以外、誰も見ないから」

わたしはとても心配した顔で息子を見つめていた。

「いいわ。でも、悪い人の手に落ちたらどうするの?」

「そんなことないって。大丈夫、約束するよ。パスワードでプロテクトしてるし」

写真こそ、わたしが恐れていたもの。危険すぎるのよ。でも、その時のわたしは別のことを考えていた… その写真を見てみたいという好奇心… どんなふうに映っているのかしら… あんなポーズになってるわたし自身の姿… あんな淫乱みたいな、ポルノ女優みたいなポーズになってる自分…

案外、もうちょっとくらい息子に写真を持たせたままでも大丈夫かもしれないわ… わたしが写真を見るまで…

「トミー? 本当に誰にも見られないように注意するのよ。ママは本気で言ってるんだからね」

息子は嬉しそうにわたしに抱きついてきて、キスをした。ついでにわたしのお尻の頬を握ってる。

「ありがとう、ママ。約束するよ、誰にも見られないようにするって」

「いいわ。じゃ、そろそろ出かけましょう。クリスティが何か勘ぐりだす前に」

息子と車に乗り込み、出発した。最初、映画館に行ったけど、周りにたくさん人がいて、ときどき触りあうこと以外、ほとんど何もできなかった。映画が終わる15分前あたりから、息子はわたしのお尻の下に手を入れて、指であそこをいじっていた。

回りにいた他の人には、わたしと息子は、ちょっと年齢がアンバランスな恋人同士に見えていたかも。でも、本当のわたしたちは、母親と実の息子の関係。許されない近親相姦の関係になってる親子… それがかえってわたしを燃え上がらせていた。

映画の後、わたしは近くのダイブ・バー(参考)に息子を連れて行った。店の中が薄暗い照明になっていて、ビリヤードもできるけど、ブースに座れば会話が他人に聞かれることもなくて、プライバシーが保てるところ。前に2回ほど主人と来て、楽しんだことがあった。

店の奥にビリヤード台とブースがひとつだけのところがあるはずだったので、息子と一緒にそこに行った。幸い、ブースには誰も座っていなかったので、回りを見回しながら、二人でそこに座った。



[2010/04/14] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

寝取られの輪 2 (17:終) 

リンダは身体を起こし、マイクの胴体にまたがった。片手で黒棒を握り、マッシュルーム状の頭部が濡れた陰部に触れるまで、身体を降ろしていった。それから恐る恐る身体を押し下げ、頭部を中に入れた。

「ああ、すごい! うぅっ! 私、もう、いきそうになってる!」

亀頭を入れただけで、リンダはすでに軽いオーガズムに達していた。

そのオーガズムから落ち着くと、彼女はゆっくりと身体を上げては沈める動きを始めた。動くたびに、マイクの勃起を少しずつ奥へと取りこんでいった。

間もなく、リンダは陰唇が限界まで広げられ、張りつめているのを感じた。だが股間を覗くと、まだ半分しか入っていない。信じられない思いだった。苦痛を感じていたが、これではまだ十分ではない。辛いけど、今度はぜんぶ私の中に入れるの。小さく上下の動きを繰り返して奥へ奥へと取り込みながら、リンダは、どういうわけか、ひとりでに涙があふれてくるのを感じた。苦痛からなのか、それとも喜びからなのか… リンダは啜り泣きながら、全体重をかけてマイクの身体に股間を思い切り沈めた。

「ああ…! やって! 深くやって! 愛してるわ! 愛してる! もっと強くして。うっ! うっ…! うっ…ああっ!」

ブルースが隣の部屋に作業に戻ってきたのは、まさにこの時だった。彼は、妻が男に愛していると叫ぶ声を聞き、屈辱と羞恥に顔を赤らめた。リンダは俺とのときには、一度もこんなふうになったことはない。ブルースは、愛し合うリンダと男の姿を見てるわけでもないのだが、この男が完全に別のクラスに属する男だと分かった。悔しさと畏敬の念が混じった感情に襲われた。そして、リンダのことを羨ましいとすら感じた。妻は、自分には想像しかできない何かを、いま体験しているのだ。

やがてブルースは仕事を終え、廊下にあるシーツ係の椅子に戻ったが、それから間もなくして、妻の声が聞こえ、妻たちがいた部屋のドアが開くのを見た。ブルースは素早く目を落とした。リンダの足すら見えないように、ましてや顔など見ないように、床を見つめた。

カップルを見ることでプライバシーを侵害することは避けなければならない。ブルースはこのクラブには新入りかもしれないが、すでにクラブの規則を破らないようにと神経質になっていたのである。

できれば、リンダとその連れに、陰に潜む自分のことを気づかれないようにとブルースは願った。それが彼の最大の望みだった。呼吸すら止めて、まったく見えない存在になってると願った。だが、そうはならなかったのである。

「ブルース? あなたなの?」 とリンダの声。

「あ… はい、奥様」 とブルースは呟いた。

妻の足音が近づいてくるのが聞こえた。頭をいっそう低くし、視線を横に向け、自分は決して二人を見ていないと示そうとした。

「これがお前の?」 と太い男の声がした。

「ええ。信じられるかどうか分からないけど、そう、私の夫。そうよね? ブルース?」

「はい、奥様」

「すべては順調?」

「はい、奥様。すべて順調です」

「良かった、良かった」 とリンダは微笑んだ。

ブルースにとって、リンダが笑みを浮かべたのを見なかったことは、幸いだったと言える。それに、ブルースが自分の役割をこれほど完璧に受け入れているのを見て、リンダが非常に感心しているのを見なかったことも幸いだった。

リンダは、夫が、自ら進んでかどうかは別として、これほど急速に変化を見せたことを知って、全身に何か暖かいものが満ちるのを感じた。そして、隣に立つ逞しいマイクにしなだれかかり、手で彼の盛り上がった臀部をさすった。

リンダは、どうしてなのか彼女自身はっきりとは分からなかったが、こういう状況で、夫をもっとあおってやりたいという気持ちになっていた。

「私たちがいた部屋を片付けるの? 今すぐ?」

「あっ、はい、奥様。お片づけいたします」 ブルースは、自分の意に反して、元気な声で答えた。彼はそんな自分を変に思った。

「じゃあ、しっかり仕事をしてね。分かった?」

「はい、奥様。お約束します」

「それがいいわね。あら、マナーはどこに行ってしまったのかしら? マイクにこんにちはと言いなさい」

「こんにちは、ご主人様」

「それだけ?」 とリンダはからかった。

「いいえ、奥様。ご主人様、私は、ご主人様がお使いになったお部屋の担当ができて嬉しく思っていると伝えたかっただけです」

「ほう、いい子だ。お前はこのクラブでうまくやっていけると思うぜ」

「ありがとうございます、ご主人様」

その後、リンダとマイクは何も言わず、侮辱された夫を残して、歩き去った。ブルースにとっては、失態を演じたりせず、与えられた役割を適切に演じることができてよかったと、大きな安心感を感じていた。もし、適切にふるまわなかったら一体どうなっていたことやら。ブルースは、そんなことを考えるのもおぞましいと思った。

つづく



[2010/04/13] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

デス・バイ・ファッキング 第8章 (4) 


ドニーの話

ああ、なんて! アンドリューがディ・ディを犯している(そう、「犯す」という表現)。こんなエロティックな光景を私は見たことがなかった。ディ・ディは、昨日の夜、アンドリューが私に同じことをするのを見ながら、あんなに落ち着き払っていたけど、いったいどうして、あんなに落ち着いていられたの?

今夜、ディ・ディは文字通り「犯されていた」。アンドリューはあんなに深々と… 私とディ・ディの月経周期はほとんどいつも同じだ。自分の場合、今月はまさに今頃が一番妊娠しやすい時期だと知っている。さらに、これまで、普通の男が相手では妊娠しにくいことを考えると、今までにないほど、私は妊娠しやすい状態になってるともいえる。だとすると、ディ・ディも同じはず。ディ・ディが仮にまだ妊娠していないとしたら、いま行ったセックスで妊娠するかもしれない。

アンドリューは、こんな激しいセックスの後、再びできるようになるなんてありえるの? どのくらい時間がかかるの? ああ、欲しいの。彼が欲しい! 私を妊娠させてほしい。そのために私は生まれてきたのだから。そのために私たちは生まれてきたのだから。私たちは、子孫を生むための存在なのだ。いとこたち、つまり私たちが見つけた他の双子の家族たちも、みんな子孫を生み育てるための存在。そして今こそ私たちにとって子孫を作る時が来た。

私はとても興奮していた。

アンドリューは休むことすらしなかった。ディ・ディは、まるでボクシングでノックダウンした人みたいになっていた。ああ、でも違う。まだ、頭が働いているようだ。お尻の下に枕を入れている。アンドリューの精子がお腹の中に留まり、奥の子宮へ入っていくようにしている。卵子を見つけられるチャンスができる大きくなるようにしてる。ディ・ディはやっぱり賢い。

アンドリューはバスルームに入った。水が流れる音がした。そして彼はタオルを持って体を拭きながら出てきた。まだ半立ちになってる。でも、あれではあまり大きな攻撃はできないと思う。私は、もう少し我慢しなければ。でも、私、ほんとにすごくエッチな気分なのよ!

アンドリューはまっすぐ私のいるベッドに入ってきた。すぐに私たちはキスを始めた。あの情熱的なキス。彼が私にすべてをくれると約束しているようなキス。

彼の手がいたるところをまさぐっている。わたしの胸を触ってる。乳首をつねってる。そしてあそこに近づいてくる。指が一本入ってきた。はっと息をのんだ。これを一日じゅう待っていた。何かに私の中に入って欲しいと思っていた。今はさしあたり、彼の指でいいけど、でも、欲しいのは指じゃないものなの!

アンドリューの顔が、私の体の前面をゆっくり下方へと移動していた。胸を舐めたり吸ったりして、それからさらに下へ動いて行く。お腹の肌を舐めながら、あそこへとじわじわ動いて行く。

また、あそこにキスしようとしている。ああ、ありがとう! 昨夜、彼がそれをしてくれた時からずっと、これを待っていた。水曜日の夜に、彼がそれをしたとディ・ディが言ってからずっと、これを待っていた。

アンドリューの舌が太ももに沿って這ってるのを感じた。私はすごく濡れていて、彼が溺れてしまうのではと心配になるほど。彼がクリトリスに触れたとたんに、いってしまうなんて、いや。ああ、お願い。まだ、いってしまわないで。もっと長続きして欲しいの。もっと長続きしてくれないとだめなの。

クリトリスをくるくると舌がねぶっている。それから、すりすりと擦りあげるような動きに。そして、私はいっていた! たぶん、叫び声をあげていたと思う。頭の中でチカチカと光が点滅した。爆発的なオーガズムで、他の感覚がすべてかき消されている。何も聞こえない。何も見えない。ただ、圧倒的な苦痛にも似た快感。こんなに早くいきたくなかったのに!

でもアンドリューは気づかなかった。あるいは、気づいていても、無視した。彼の舌がクリトリスを離れ、あそこに侵入してきた。

ああ、すごく気持ちいい! さっきのクライマックスから落ち着いていないのに、また、次の興奮が高まってきている。アンドリューは、私を一度いかせるだけでは満足しないようだ。彼は、私にとって、まさに快楽の神。どうして彼は私のことをこんなによく知ってるの? どうして私をこんなに喜びで満たすことができるの?



[2010/04/13] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ジャッキー 第2章 (3:終) 


お互いの車を駐車していたところに戻ると、アンジーは両腕を伸ばして僕の肩を抱いた。そして、全身を僕の身体に押しつけるようにして、前に進み出て言った。

「あなたがちゃんとやり遂げられて、本当に嬉しいの。あなたをあの資料室に戻すことになったら、すごく残念だったと思うわ」

僕も嬉しいですと答えようと思った。だが、言葉を言う前に彼女の唇が僕の唇に押しつけられていた。

この時のキスは、熱のこもったものだった。舌を出して僕の口の中に差し込んできた。互いに唇で相手の唇を愛撫し合いながら、口の中、舌を絡ませ合っていた。唇が離れた時には、僕はすっかり勃起していた。

アンジーはキスを解くと、はあっと溜息をついて言った。「あなた、キスがすごく上手…。私、それを知るのに3カ月も待っていたのね」

そして僕たちはもう一度キスをした。

二回目のキスの後、アンジーが訊いた。

「明日、私とケルト祭り(参考)に行かない? チケットを二枚持っているの。私はひとりで行く気はないの。あなた、ハイランダーに興味があるなら、楽しいかもしれないと思って」

「僕はケルト祭りには一度も行ったことがないんです。どういう祭りなんですか?」 すでに僕は行く気になっていたけれども、念のため訊いてみた。

「スコットランド系やアイリッシュ系の人たちが先祖からの文化遺産を祝うお祭り。ケルト系じゃなくても、楽しめるわよ」

この時すでに、僕は、アンジーに一緒に地獄に行かないかと誘われても、ついて行く気になっていただろう。「面白そうですね。あなたも一緒だとなおさら。でも、どんな格好で行くべきなんだろう?」

「キルトのスカートは持ってる?」 アンジーは口元に笑みを浮かべながら訊いた。

僕は彼女は冗談を言ってるんだろうと思って、くすくす笑いながら答えた。「いや、僕はスカートを履くには、ちょっと男っぽすぎるから」

でも、彼女は冗談を言ってるわけではないことにすぐに気づいた。その眼の表情から、アンジーが僕の言ったことに少しがっかりしてるのが分かった。

「確かに、本物の男じゃなければ、ひと前でキルトスカートは履けないわね。スコットランド系のショーン・コネリーならそれくらい言うと思うわ」

「すみません。冗談のつもりだったんです。でも、僕はキルトスカートは持っていないんですよ」 と謝るついでに説明した。

それを聞いてアンジーが、瞳をキラリと輝かせるのを見た。「それなら、なんとかしなくちゃね」

じゃあ、やっぱりスカートを履くのだろうかと言おうとする前に、アンジーの唇がもう一度、僕の唇を塞いでいた。このときは、アンジーはエンジン全開の勢いでキスし、すぐに舌を口の中に入れてきた。それと同時に、太ももを僕の股間に押し付けて、すりすりと動かすのを感じた。さらには、僕の胸板に胸を擦りつけてくる。二人はもちろん上着を着ていたが、それでも彼女の乳首が硬くなってるのが生地を通して分かった。

あまりの興奮に、もう下着の中に出してしまいそうだと思った、ちょうどその時、アンジーは僕から離れてくれた。

「明日の9時頃、私の家に来てくれない? 私の家から祭りに行きましょう。途中、どこかで朝食でも食べることにして」

そして、再びキスをした。アンジーは、その時も、念を押すように僕の股間を撫でた。またも、いきそうになった瞬間、アンジーは僕から離れた。

「明日の9時まで待ってね。それに、あなたの可愛いお友達も連れてきて」

アンジーの笑い顔から、彼女は、僕が勃起してるのを知っているばかりでなく、彼女が意図的にそれをしてたことが分かった。僕は、呆然と、彼女が車に乗り込むのを見ていた。そして車が見えなくなるまで、その場に突っ立っていたのだった。

つづく



[2010/04/11] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

無垢の人質 第8章 (5) 


~ * ~

イサベラはゆっくりと眠りから覚めた。眠たげに長いまつげをまばたかせながら、横に寝がえりをうった。縦長の窓から差し込む陽の光がベッドを照らしていた。そして、彼女の視線はゆっくりと男の姿に焦点が定まって行った。背の高い裸の男は、窓の外を見ており、振り向いて彼女に顔を向けた。

イサベラはシーツで胸を隠し、身体を起こした。自分がまだシュミーズを着ていることを知り、安心する。羽毛のマットレスの彼女の隣のところは、多少へこんだままで、少し前まで彼の身体がそこにあったことを示していた。

レオンが彼女と一夜を明かすのはこれが初めてだった。そのことを思い、イサベラは頬を赤らめた。それに、眠っている間、二人の身体が意識せずに親密なことをしていたのでははないかと、心が騒いだ。

「あいつはお前を犯したのか?」 レオンは優しい声で尋ねた。

イサベラはレオンの燃えるような金色の瞳と視線を合わせることができず、うつむきならが頭を左右に振った。

「だが、あいつはそうしたかった」 レオンはイサベラに近づいた。

イサベラは答えなかった。神経質そうにシーツを握りしめた。

「お前は、たとえ俺のところから逃げたとしても、あいつの元には帰ることができなかったのだな」

レオンは怒りを込めて言い、イサベラの横、ベッドに腰を降ろした。重みでベッドがくぼんだ。

「他にはどんな秘密があるんだ? 教えてくれ」

イサベラは目を閉じ頭を振った。答えたくなかった。

レオンがシーツを優しく捲り始めるのを感じ、イサベラは唇を震わせた。胸元でシーツをしっかり握りしめてもレオンの力にはほとんど敵わない。やがてシーツは奪われてしまった。むき出しになった腕を、レオンの指が優しくたどり、レオンは彼女の手首を握った。そして、その手を持ち上げ、手の甲に唇で触れた。

「イサベラ、お前に無理やり白状させるようなことはしたくないのだ」 レオンは彼女の手首を握ったまま、体を傾け、イサベラの肩と首の合わさるところに柔らかくキスをした。

「抵抗しても決して勝つことなどできぬのは分かってるはず。お前の身体はあまりに甘美に反応豊かで、俺が求めるものを決して拒否できないのだ」

「いやっ」 

イサベラはそう呟き、レオンから逃れようとしたが、逆にかえってベッドに仰向けになってしまい、驚き、レオンを見上げた。

「返事ができるということは、猫に舌を奪われたわけではないようだな(参考)」

レオンは優しく言い、彼女の口元にキスをした。


[2010/04/10] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

不特定交際 Field  (6:終) 


朝になり目が覚めた。誰かが私に腕を回して抱きついてる。見ると、女の人が私の後ろに体を密着させて寝ていた。体を起してあたりを見回した。床に寝ている人の数が増えていた。私はローブを羽織り、すり抜けるようにして部屋を出た。

その日の朝も、前の日の朝とほとんど同じことの繰り返しだった。学校に行こうと玄関を出たら、新しい女の人が二人、玄関ドアを入っていった。

朝の最初の授業が終わって教室を出たとき、誰あろう、ダイアンが私を待っていた!

「早起きして、車を飛ばしてきたの!」 ダイアンは興奮した声で言った。

「うわあ、久し振り! 会えてすごく嬉しいわ!」 私はダイアンを抱きしめ、精一杯の笑顔になった。でも、本当にすごく嬉しいかというと、どうなんだろうと思った。

「ジョージはどうしてる?」 とダイアンは息を切らせて言った。全然、無邪気な顔をして返事を待ちながら、私を見つめていた。彼女はとても綺麗だった。

「あ、彼は元気だと思うわ」

「彼、いまアパートにいるんでしょう? ねえ、一緒にアパートに戻りましょう!」

私は、ふつう、最初の授業の後に部屋に戻ることはしなかったし、彼女を連れていくのも気が進まなかった。でも、遅かれ早かれ、ダイアンはアパートに来ることになるはず。あの状態をダイアンに見せて、成り行きを見届けるのは、私の義務だと覚悟し、「いいわよ」と答えた。

二人で一緒に歩き始めたけど、ダイアンは何もしゃべらなかったし、私も無口のままだった。何をしゃべってよいか分からなかった。

ようやくアパートの建物のところに来た時、ダイアンが口を開いた。

「彼、他の女の人と付き合ってるのかな?」

「ええ」

「あらそう… 一人だけ?」

「いや」

その後、ダイアンは何も言わなかった。私は、ダイアンをアパートへ連れて行った。

予想したとおり、アパートは女の人たちでいっぱいだった。床にもたくさん座っていて、誰かが歩くときは、動いて通り道を作らなければいけなかった。私とダイアンが呆然として立ちつくしている間、女の子が二人、ジョージの部屋から静かに出てきて、別の二人が静かに入って行った。

「これって、何…?」 ダイアンが弱い声で訊いた。

「私も分からないの」

「これがジョージ…?」 

ダイアンが何を言いたかったのか分からない。最後まで言わなかったから。

「ジョージと話しをしなきゃいけないわ」 ダイアンはやにわにそう言って、彼の部屋の方へ歩き始めた。

様々な格好で壁に背を預け、床に座ってた女の人たちがざわざわと動いて、彼女の通り道を作った。そしてダイアンはジョージの部屋に入って行った。私もなんとかしてキッチンに行った、女性が一人、椅子から立ち上がり、私に椅子を譲ってくれた。私は腰を降ろし、どうなるんだろうと思って見ていた。

座っていると、女の人が一人、玄関から入ってきた。彼女はリボンを取り、首に結びつけ、それから服を脱ぎ始めた。彼女のことは覚えている。とても背が高く、すらりと痩せた人で、ブロンドの髪をショートにしていた人。絶対、ファッション・モデルとして通じそうな雰囲気の人だった。

どういうわけか、私はその女の人が服を脱いで、素っ裸になるまで見続けていた。とてもほっそりとした体をしていて、脚がとても長い。彼女はジョージの部屋のドアへ歩き、中に入って行った。

ジョージの部屋からは何も聞こえなかったし、ダイアンも出てこなかった。

私は、何かが起きるのを期待して待ち続けていた。でも、やがて好奇心に負けてしまい、私は彼のドアまで歩いて行った。

ノックしようと思ったけれど、これまで誰もそんなことをしていなかったので、それも間抜けのような気がした。みんな、ドアをちょっとだけ開けて、するりと中に入っていくだけだった。だから、私も同じように、ちょっとだけドアを開け、さっと中に入った。

中は暗かった。…厚地のカーテンで日光が完全に遮断されていた。でもランプがあって、その光はあった。ジョージは床に膝をついて半立ちの格好になっていた。そして、さっきのブロンドの女の人が四つん這いになって彼の前にいた。ジョージは、後ろから彼女にしている!

それにダイアンも! 彼女も素っ裸になっていた。ブロンドの女の人の前で膝をついて半立ちになっている。そして股間のところをブロンドの人の顔に押し付けている!

ダイアンの体はとてもセクシーだった。両手でブロンドの女の人の髪をわしづかみにしている!

ブロンドの女の人は目隠しされていて、両手を背中に回され、手首を縛られていた。床には他の女の人たちもいて、あちこちに横たわっていた。大半が目隠しされて、後ろ手に手首を縛られている。

二人ほど、目隠しされていない人もいた。裸のまま、壁に背を預けて、ただ座っている。どちらも、精気を失ったようにぼんやりとしていた。部屋にいる他の女たちと同じに。

ダイアンが横を向いて、私を見た。すると彼女はブロンドの女性の顔を股間から離して、私の方に向かせた。ブロンドの人の舌が、行き場をなくしたように、宙をチロチロと動いてるのが見えた。

ダイアンは私に笑顔を見せ、軽く頷いた。私に、そこに行くように求めてる! ブロンドの女の人を私に差し出している!

私は素早く、音を立てずに部屋を出て、ドアを閉めた。ドアを背に、突っ立っていた。こんなの狂ってる。あのブロンドの人、すごく綺麗だった。

それにダイアンも、すごく綺麗だった。ダイアンはリボンをつけていなかった。ダイアンは、私にも横に座って欲しがっていた。同じように膝をついて半立ちになって、そして…

もう一度、中に入って、ダイアンの誘いに乗ることを考えた。どんな感じなのだろう? あの綺麗なダイアンの隣に膝立ちになって… あのブロンドの彼女の顔を私に… 強引に…

私は自分をしっかり持って、玄関へ向かった。その時、ブロンドの彼女が脱いだ服が、床に落ちているのが見えた。

それに黒いリボンも床に落ちてるのが見え、拾い上げた。

どうして、あのブロンドの人はすぐに中に入って、ジョージにあれをさせることができたんだろう? そのリボンは普通のリボンではなかった。近づけて、よく見ると、レースの生地でできてるのが分かった。

彼女はただあそこで膝をついていただけ。目隠しをされ、手を縛られて、自分では何もできない状態になっていた。ただ、なされるがまま、ジョージに後ろから突かれ、ダイアンに舐めさせられていた。ジョージとダイアンが彼女にしていた光景が頭に浮かんだ。

私はそのリボンを首に巻きつけた。

おわり



[2010/04/09] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

誰とやったか知ってるぜ 第5章 (18) 

俺は小包がちゃんと届いたか心配だったので、自分の部屋に上がりメールをチェックした。グラフ先生からのメールが来ていた。

「もう! 今夜、家から抜け出て欲しいなんて。今夜は来客がたくさんあるの。とても、うまくいかないわ。『うまくいかない』なんて言い方だと試してみるように聞こえるかもしれないけど、実際は、本当に無理なのよ。小包に何が入ってるか知らないけど、明日、回収しに来るように宅配業者に頼んでください。後で二人とも悔むことになりそうなことが起きてしまう前に、このゲームをやめなくてはいけないわ」

こいつめ! と思いながら俺は返信ボタンをクリックした。

「お前はこれまでは実に素晴らしい生徒だったが、たった今、何もかも台無しにしてしまったようだな。あの小包は、お前がそれを受ける価値があると思ったから送ったのだ。お前が勝ち取ったものなのだよ。もう、同じことは言わない。今夜、お前は俺に会いに来るのだ。さもなければ、俺は否応なしに、お前の秘密を旦那や学校にバラすことになるだろう。そうなったら困るのはお前の方だろ? 今夜、待ってるぜ!」

メールを送ったとき、両親の乗った車がガレージに入る音が聞こえた。俺は階下に降りて親を出迎えた。

「お帰り」 とキッチンにいた両親に声をかけた。

母親は具合が悪そうで、すぐに自分の部屋に入っていった。父親も付き添って入っていった。俺は、カウチに座って夕食を待った。俺はトリスタのことを思い、今夜、彼女と彼女の両親に会わなければいけないことを思い出した。その後で、グラフ先生と会うことになる。

父親が部屋から出てきて、何か残り物を温めて食べるように言った。俺は冷蔵庫を開け、残り物ののポーク・チョップとマッシュド・ポテトを取り出し、温めた。温め終えた後、俺と父親の分をテーブルに並べた。

席に着くと、父親はポークにかぶりつきながら言った。「お母さんはかなり具合が悪そうなんだ」

「顔色が悪かったね」 と言い、俺も食べ始めた。

食べ始めてしばらくしたら、電話が鳴った。俺が出た。

「ジャスティン?」 と電話の向こうから小さな声が聞こえた。

「僕ですが」 声の持ち主が誰か分からなかったので、そう答えた。

「今夜、出てきてくれる?」 と小さな声。

ようやく俺は相手がトリスタであることを知った。「もう少ししたら、行くつもりだよ」

「ああ、良かった」 トリスタは興奮した声で言った。「分かったわ。じゃあ、後で」

「うん、じゃ、また後で」 と俺は電話を切った。

「誰からだ?」 と父が食べなが訊いた。

「あ、ちょっと知り合った女の子から」 とテーブルを片づけながら言った。
俺は食器を洗い始めたが、父親は詮索を続けた。「その子の名前は?」

俺は邪魔されたら嫌なので、父親を無視しようとしたが、答えてやれば、これ以上、詮索されないだろうと考え、答えることにした。

「トリスタという名前… 18歳で、シーサイド・ダイナーの向かいにあるコーヒー・ショップでバイトしてる人だよ… バレー・クリスチャン・アカデミー高を卒業したばかりなんだ。彼女のお父さんはその高校で牧師をしてるんだ」

「なかなか良い娘さんのようだね」 と父親は立ち上がり、食べ残しをシンクに持ってきた。

「彼女、今夜、僕に教会に来てほしいと言ってるんだ。両親に会ってほしいと」 父親の持ってきた食器をシンクに沈めながら返事した。「…トリスタは、教会でも仕事があって、貧しい人に食事を作る手伝いをしなければいけないんだって」

「本当に良いお嬢さんのようだね。…ぜひ、お父さんもその娘さんに会ってみたいよ」 と父親はキッチンから出て、リビングのリクライニングに腰をおろした。

「ジャスティン?」 と父が俺を呼んだ。

リビングに行って父親の前に座った。

「お前は素敵なお嬢さんを見つけて、その娘に会いに行くようだから、今夜はお父さんの車を使ったらどうかな?… 車のキーはカウンターの上に置いてあるよ」

父親はそう言って、リクライニングにもたれかかり、目を閉じた。

「ありがとう、お父さん」

キッチンに戻って車のキーを握った。確かに今夜は自転車に乗らずに済むのはありがたい。

自分の部屋に戻り、シャワーを浴びた。丹念にひげを剃って、こぎれいにした。シャワーから出て、部屋に戻り着替えをした。カジュアルな服装しかできない。カーキのズボンとポロシャツだ。まともな服はほとんど持っていないので、ラフな格好しかできない。ブラッドの母親からせしめた金もほとんどなくなりかけている。トリスタをどこか高級なところにデートに誘うとしたら、すぐにでもまたカネを手に入れなければいけない。

鏡で自分の姿をチェックした後、階段を下りた。リビングを覗いたら、父親はすでに居眠りしていた。母親も病気で寝ているようで、部屋からは物音ひとつ聞こえない。俺は静かにガレージに行き、父親のバンに乗り込んだ。



[2010/04/09] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

淫乱ママ 第3章 (5) 


夫婦の寝室に入って、出かける準備をした。まずはバスルームでお風呂に入った。お風呂につかりながら、丹念にあそこやお尻の穴のところの毛を剃って、つるつるにした。滑らかになって気持ちいい。

それから服を着はじめた。すごくエッチな気分になっていたし、息子のためにちょっとセクシーな服にしようと思った。胸やお尻を強調するような感じの服。

やっぱりミニスカートにして、下着は履かずに着た。トップは、5年前に買った、小さすぎて着なかった古いスリップ・ブラウス(参考)にした。でも、それを着て鏡の前に立って、びっくり…

まあ… なんと… 胸がやっと隠れてる程度にしかなってないわ。肩からのストラップは乳首あたりまできていて、胸が上や脇のほうに丸くはみ出てる。胸元も大きく割れているので胸の真ん中のところもずいぶん露出してる。隠れてるところは乳首だけと言ってもいいみたい。丈も短いのでブラウスとスカートの間に10センチほど隙間ができてて、お腹が露出してる。

普段ならこういうのを着て外に出るなんてありえない。でも、今夜は… 主人があんなことをしてるのを見たし、それにすごくエッチな気持ちになっているし… 

いいわ! 気にしない。今夜だけにするから… 明日からは普通のママに戻る… 今夜だけ… 今夜は特別なのよ… 今夜は、淫乱みたいな格好をしよう… ママは今夜は息子の淫乱女になってあげるわ…

もう一度、鏡をよく見てみた。 …何か足りない感じ。

スカートの両脇をつかんで、ちょっとだけ下げてみた。お尻の上のところが出る感じに… うん、いいわ …でも、まだ足りないかも。もう少し下げてみた。お尻の半分が出るくらいまで。

いいわ… これね! これでいこう。

でも… でも、これだと、わたしがショーツを履いていないことが、誰にもわかってしまう。わたしは黒のソングを出して、足を通した。それから、ソングの両サイドを引っ張って、スカートの中から出して、腰骨に掛るようにした。… 

うん、いいわ。これならソングを履いてることが分かる。仕上げに、黒いハイヒールを履いた。これで出かける準備が完成。最後に、丈が長い薄地のセーターを羽織った。家から出て、近所の目が届かなくなるまで、これで身体を隠すことにしよう。

階段を降りると、息子はすでにわたしを待っていた。

「クリスティー? ママたち出かけるわね!」

「いいわ、ママ! いってらっしゃい」 と娘の声がした。

「ほんとに来なくていいの?」

「うん。楽しんできて!」

キッチンにいたわたしの後ろに息子が近づいてきて、腰のところを両手で押さえた。そしてスカートをずらすようにして、めくりあげた。

「うわあぁ… この脚… それにヒップも… この脚の間にあるものを見たいよ、ママ…」

振り返ると、息子は目を丸くしてわたしを見ていた。脚の間に手を入れて、ショーツの上からあそこを擦り始めてる。ああ… すごくエッチ… わたしがクリスティと話しているというのに、こんなことをしてくる…

「分かったわ、クリスティ! あまり遅くまで起きてちゃダメよ!」

思わず声が上ずってしまいそうだった。息子は指を一本、ソングの中に差し込んで円を描くようにお豆を撫で始めた。…そうしてくれてママも嬉しいし感じているわ。でも、いまはやめて。

「トミー、ダメ… もう出かけましょう」 と囁いた。

「ああ、ママ… 僕、ママとものすごくやりたくって…」

息子はすっかり興奮してた。わたしは息子の方に向き直って、両手で顔を挟んだ。

「分かってる… 分かってるわ、だから… お願い… 約束するわ、ママにエッチさせてあげるから… 今夜だけは、トミーに好きなだけエッチさせてあげる… だから、もう少しだけ待って… 家を出るまで、我慢して…」 

そう言って息子にキスをした。

一緒にガレージへ歩いた。息子はずっとわたしの手を握ったまま。車にくると、わたしのためにドアを開けてくれた。乗り込もうと脚をあげたら、スカートがめくれあがって、腰の上まできた。でも、わたしは直そうとしなかった。そのまま、めくれるままに… お尻がまるっきり出ていたと思う。…すごくセクシーな気持ちになっていたから …すごく開放的な気持ちになっていたから。息子にお尻を見せたままにしていた。

「ママ! 動かないで。ちょっとだけ、その格好のままでいて」

最初は、どうしてそんなことを言うのか分からなかったけど、すぐに理由が分かった。シャッターの音がしたから。

息子はカメラを手に、お尻を出したわたしの写真を撮っていた。ん、もう… まだやめてなかったの?

「トミー、ほんとにお願い… ママのこんな写真を撮らないで… 危険すぎるのよ… 写真を消し忘れたらどうするの?… それに… そんな写真を誰かに見られたら…」

あら、いやだ! 自分で言いながら、そうなった場合を想像したら、あそこが濡れてきてる。これには我ながら驚いた。…こんな格好のわたしを誰かに見てもらいたいなんて、どうして思えるの? わたしは街に立ってる淫乱女とは違うのよ?…

カシャッ、カシャッ、カシャッ

トミーは、ほんとうにわたしの身体に魅了されてるのね? しょうがないわ。息子を責めるのはやめよう。…それに、そういうふうに求められたり、称賛されるのっていい気持ちだし… わたしなんかなのに… 若くてぴちぴちした女の子じゃないのに… パソコンの画面に映ってた女の子とは違うのに…

わたしはちょっとだけ前かがみになって、息子によく見えるようにしてあげた。

「ああ、ママ… そのGストリングをよけてくれないかなあ… そうしたら、本物の写真が撮れるのに…」

「本物の写真? 何の本物の写真なの?」

息子を振り返りながら、指を一本、ソングの腰のところに差し込んで、お尻に向かって動かして見せた。クリスティが家にいるし、ガレージでこんなことをするのはとっても危ないと知っていたけど。

「ママのあれ… おまんこ… ままのおまんこの本物の写真… ねえ、僕に見せてよ…」

「ああん、もう… ほんとにいやらしい子ね… ママのあそこ見たいなんて…」 わたしは息子を焦らして、からかっていた。



[2010/04/07] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

寝取られの輪 2 (16) 

ブルースは、小さな椅子に座ることにようやく慣れたかと思ったとたん、ドアが開く音を聞いた。素早く視線を落とし、出てくる人が誰であれ、その人を見ないようにした。できれば無視してくれるとありがたい。

だが、そうは運は良くなかった。

「ブルース? あなたなの?」

ブルースはすぐに声の持ち主が分かった。親友の妻、サラである。最近、サラと会っても居心地が悪い気がしていたブルースであったが、この時ほど気まずく感じたことはなかった。

「はい、奥様」 床に視線を落としているブルースの視野に二人の足が入ってきた。

「で、楽しんでる? 大丈夫?」

「はい、奥様」

「リンダに会えないかもしれないので、彼女によろしく言っといてね。それに、あの部屋の後片付けもした方がいいわね。ちょっと、散らかしちゃったとおもうから」

「はい、奥様。そうします」

「いい子ね」 とサラは言い、相手の男と一緒に立ち去った。

ブルースは、二人が視界から消えたと確認するとすぐにクローゼットに行き、新しいシーツ類とタオルを取り出した。二人が出てきた部屋に入ったが、明らかにセックスをした匂いが立ち込めていた。そこでドアを開けっ放しにし、天井にある扇風機を回して空気を入れ替えることにした。

ベッドは完全にめちゃくちゃになっていた。掛け布は床に落ちていた。下のシーツはぴっちりとマットレスを覆い、位置は変わっていなかったが、前面に無数の濡れた染みがついていた。上下のシーツを取り換え、さらにタオルを取り換えた。

その時だった。ブルースは聞き覚えのある声を耳にしたのだった。隣の寝室と隔てている壁を通して、妻の声が聞こえてきたのである。

「あっ、あっ、あっ… な、なんて! ああ、素敵… やめないで! ああん! あっ、あっ、あっ… い、いくう… いく、いくぅ…」

ブルースはショックを受けると同時に、恥ずかしさも感じた。自分が、妻の秘密を盗み聞きしているように感じたのである。彼は汚れたグラスと空になったシャンパンのビンを手に部屋を出た。

その隣の寝室では、リンダは仰向けになっていた。彼女の横にはマイクが横向きになって彼女を向いていた。マイクは片手をリンダの股間にあて、しきりと動かしいていた。同時に乳房にキスをし、勃起した乳首を吸っていた。

一方のリンダは、知ってる中でも最も巨大なペニスを握り、しごいていた。だが、男の指にオーガズムに導かれていく。やがてリンダは身体をガクガク震わせ、頭の中が真っ白になりそうなオーガズムに達した。

リンダの身体がぐっとせり上がり、そのまま硬直した。二人とも動きが止まり、ハアハアという彼女の荒い息づかい以外、何も聞こえなくなる。

その後、少し落ち着いたところでマイクが訊いた。

「お前がいま握ってるヤツ、しゃぶってみるか?」

リンダは一度言われただけで充分だった。いそいそと、大開きになってるマイクの脚の間に移動し、そこに正座し、頭を下げた。…たった数分前に私を貫いたばかりだというのに、もうこんなに固くなっている。すごく太くて、長い… リンダは感謝の気持ちを表すかのように、心をこめて舐めはじめた。

最初は、血管が浮き出た肉棒を根元から先端まで舐め上げ、それを何度か繰り返した。

「そうだ、うまいぞ! さすがスケベなだけある。今度はタマだ!」

リンダは、ふんふんと鼻を鳴らしながらマイクの持ち物の根元へと顔を沈め、巨大な球体のひとつを舐めはじめた。マイクはリンダの頭を片手でがっちり押さえていた。リンダは球体を口に含み、舌で丹念に愛情をこめて撫でまわした。それをもう一つの球体にも繰り返す。

「また、こいつを入れて欲しいか?」

「ええ! お願い! また、やって! 深く、つよく!」

「よし、いいだろう… 俺は仰向けに寝てるから、お前が上に乗れ」



[2010/04/07] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

デス・バイ・ファッキング 第8章 (3) 

アンドリューの話

おい、おい、おい… 裸の女神が二人、それぞれのベッドに横たわって、こんな僕が来るのを待っている。それに、二人がまだ妊娠していないとしても、妊娠したがっているように振舞ってる。

自分が、再びあの危険ゾーンに入りつつある感じがした。本能が、僕に、思う存分、略奪しまくり、とことんやり抜けと命令する、あの危険ゾーンだ。今から、この二人を奪う。完全に自分のモノにするまで奪い尽くす。

普段の僕は、決してこういう人間ではない。人間は自由だし、男女は平等なのだ。どんな人も他人をモノにすることなどあってはいけない。ここにいる二人の女性は、あらゆる点で僕より優れている。だが、僕は、どうしても、この二人とも自分の所有するモノにしてしまいたいという気持ちに駆られるのだ。今度は、子種を注ぎ込み、それは二人の体内で成長を始めるのだ。この思いは、僕の魂のあまりにも深いところから湧き上がってくる思いだ。そのため、意識的な思考はまったくかかわっていない。

体中のあらゆる細胞が叫んでいた。繁殖せよと。

ドニーがベッドに来るよう誘ってる。始めるにしても、ともかく、どちらかから始めなければならない。どちらかと言えば、ディ・ディと始める方に傾いていたと認めざるを得ない。二人の間でどちらが好きかということではなかった。ただ、最初に受胎させるべきなのはディ・ディの方が正しいという感覚があった。

「受胎させる」という言葉は、「セックスする」という言葉をまったく新しいレベルに押し上げる言葉だ。特に、この二人を前にしての状況ではそうだ。ここにいる二人の女性は、僕の世界の中心になっている。他の女性に対するあらゆる感情が、この素晴らしい二匹の生き物のことを思うといつも体内に湧き上がってくる信じられないほど強烈な感情に比べると、すっかり色あせ、弱々しく感じられる。そのような状況では、いっそう「受胎させる」という言葉が大きな意味を持つと感じられる。

この二人は、僕の頭脳からあらゆる他の思考を追い出してしまう。二人に触れるたび、いつも、胸が情熱でいっぱいになる。二人を受胎させることは、僕にとって名誉なことだろうし、そうするのが義務でもある。それに、もちろん、そのついでに二人に完膚なきまでセックスするつもりでもあるが。

僕はドニーのベッドに向かった。ドニーは手を差し伸べた。あの丸みを帯びて柔らかな素晴らしい乳房が、触ってほしいと僕を招いている。だが、彼女は慎み深いキスをしただけで、僕の耳元に囁いた。

「アンドリュー… ディ・ディから始めて。今夜の最初は彼女でなくちゃいけないわ。ディ・ディがあなたを見つけたのだし、ディ・ディがあなたと最初に愛し合ったのだから。ディ・ディのところに行って、彼女を奪って。それから私のところに戻ってきて」

僕はドニーを抱きしめ、彼女が求めているようにキスをした。つまり、情熱的に、ディープなキスを。彼女の瞳を覗き込み、微笑みかけた後、僕は最初の相手となる人に向き直った。

ディ・ディは僕が向き直るのを見て、驚いたような顔をした。彼女も、ドニーがしたように両手を差しのべた。彼女の胸も、ドニーのと同じく丸く、対称的で、そして柔らかい。恐怖を感じるほど魅惑的な乳房。

その美しい球体を愛撫しながら、一度ディープキスをし、ベッドの中、彼女の横に滑り込んだ。そして、彼女の中に滑り込んだ。

ディ・ディは濡れて、準備が整っていた。僕の固いものに中を満たされ、悩ましい声をあげた。僕は気が狂わんばかりになっていて、優しくすることなどできなかった。彼女の愛らしい陰部に自分が完全に収まったと感じるや否や、夢中になって動き始めた。

まるで何かの機械になったような感じだった。彼女のシリンダーに繰り返し打ち込むピストンのようだった。徐々に、速度と力を増していく。彼女は受胎するために僕のモノになっていて、僕も子種で彼女を孕ませたいと思ってる。ディ・ディは情熱にうなされ、叫び声をあげていた。自分の卵子を求め僕の精子たちが突進してくるのを感じたがっている。僕には彼女の気持ちが分かる。

彼女の美しい脚を肩の上に抱えあげた。ディ・ディの子宮に直接、深く接することができるようにだ。彼女の両膝は乳房にくっつき、押しつぶしていた。脚が淫らなほど大きく広げられている。顔には、情熱と快楽と苦痛が混じった表情が浮かんでいる。

睾丸から今にも噴出しそうになってくるのを感じた。まるでディ・ディを奪うのは、これが初めてのような感覚が浮かんだ。僕のモノだ。それを奪っているのだ。彼女には僕しかいない。二人の子供、いや子供たちが今夜、生命を得るのだ。

激しく打ち込んでいた。ディ・ディの身体は強烈なオーガズムで痙攣を繰り返していた。叫び声が部屋に轟いていた。淫楽に曇った目ではあったが、僕はドニーが隣のベッドで僕たちを見ているのに気づいた。圧倒的に官能的な女体が見える。片手で突起した乳首を優しくつねり、もう片手で濡れた股間をゆっくりさすっている。

だが、ドニーに気を取られている時間はなかった。今はディ・ディだけが欲しい。ディ・ディは僕の名前を呼び、射精を求めていた。

「ああ!! 私の中に、アンドリュー! お願い、子供を授けて! あなたの子供が欲しい! やって! アンドリュー! 中に!」

爆発的な噴流となって彼女の子宮に噴射した。何発も繰り返し撃ち出しつつ、僕は狂ったように動き続けた。そして最後にできる限り奥へと押し込み、そこで留まった。僕の亀頭がディ・ディの子宮口に嵌まる。最後の一発が撃ち出され、二人の交接の終わりを示す印となった。それは、ディ・ディを僕のものにした印でもあった。

完璧な愛の交歓だった。ディ・ディはいまや僕のものになった。そしてこれから永遠にそうだ。僕は決して他の女性に目を向けない。この二人は僕のものだし、僕は二人のものだ。

ディ・ディはがっくりと身体を崩した。泣いているし笑ってもいる。愛の言葉を囁き、僕をきつく抱きしめ、じっと動かなくなった。

ようやく落ち着きを見せ始め、最後に一度、僕にキスをして言った。「いつまでも愛してるわ」

僕も彼女を抱きしめ、囁いた。「僕たちはそうなるように生まれてきたのだから。これは化学的な誘引なのだから」



[2010/04/06] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ジャッキー 第2章 (2) 


あの土曜日にしたようなキスは、繰り返されることがなかった。しかし、僕が何度も、繰り返されたらいいのにと思ったのは事実だった。

ヒール高7センチのハイヒールを履き、穏当なミニスカートのビジネススーツに身を包んで、陪審員の前を颯爽と歩くアンジー。そんな彼女を見ながら、僕は、もう一度、彼女を両腕で抱き、あの唇にキスをしたらどんな感じだろうと思うのだった。だが、アンジーは、そういう側面では僕にまったく興味がないようだった。

ただ、僕がアンジーの扱う裁判に役立ちそうな別の判例を説明するとき、彼女が僕の脇に立って説明を聞くことが何度もあった。そういう時、彼女は僕の肩に手を置き、何気なく僕のポニーテールをいじったり、長い爪で僕の肩を軽く引っかいたりした。僕たちの間で親密な行いがあったとすれば、それくらいだった。

前にも言ったように、3か月の見習い期間はあっという間に過ぎ、気がついた時には、もう10月下旬になっていた。アンジーは、手に白い封筒を持って、まるで扇であおぐようにそれを振りながらオフィスに入ってきた。その時の彼女の笑顔は、息を飲むような美しさだった。

その封筒を僕に渡しながら彼女は言った。「私の計算が正しければ、これは良い知らせのはずよ。すぐに開けて見せて」

僕は、この三か月、ずっと忙しく過ごしてきていたので期間のことは忘れていた。だから封筒を開け、中に、副調査士への昇進の知らせと、三か月分遡っての給与差額の小切手が入ってるのを見て、僕は驚いた。差額はわりとかなりの額になっていて、僕は、早速それをどう使うかを考え始めた。

アンジーは、そんな僕よりもその通知に満足しているようだった。

「おめでとう! 今夜、一緒に出かけて、あなたの昇進のお祝いをしなければいけないわね、ハニー?」

アンジーは、僕が彼女のもとで働き始めた時から、僕のことを「ハニー」と呼んで話しをしてきていた。最初は、何か意味があるかもしれないと思ったけれど、一週間ほどしょっちゅう聞き続けていたら、僕が期待しているような意味はないと分かった。

「オーケー、でも今夜は僕に払わせてください。アンジーにはいつも払ってもらってるので」と僕は言った。

アンジーはにっこり笑って言った。「それはこの次ね。今夜は私が払うわ。この三ヶ月間のあなたの働きぶりに対して私が感謝している気持ちを伝えたいの」

僕は、アンジーの言うことに反論することは、自分の頭を壁に打ちつけるのと似たようなものだと分かっていた。結局は、彼女は自分の言ったとおりにしてしまう。それに内心、アンジーがそう言ってくれて助かったと喜んでもいた。二人で行ったレストランはかなり高級なところだったからである。

ランチにせよディナーにせよ、アンジーが支払いをするときには、僕はできるだけ安く済むようにしていた。メニューから選ぶとき、価格帯の一番下にある料理を選んだ。でも、このときは彼女は僕にメニューを選ばせなかった
。彼女はサーフ・アンド・ターフ(参考)を注文した。これはメニューに載っている中で一番高い料理だった。それに加えて、1本50ドルもするワインを注文し、何ともないような顔をしていた。

このときも、僕たちは食事をしながらいろいろな話をした。これまでも一緒に食事をするときはおしゃべりをしながら食べるのが普通だったが、このときはちょっと違っていた。

いつもは仕事とかアンジーが担当している裁判のことが話題になるのだったが、このときは、個人的なことが話題で、自分の家族のこととか、過去の恋愛のこととかが話題になった。アンジーは僕に比べるとかなり恋愛経験が豊富だった。もっと言えば、彼女の豊富な経験に比べれば、僕はバージン同然だった。

僕の興味を惹いたのは、彼女が口にした人の大半が男の名前のように聞こえたことだった。ふたつかみっつ、女の名前としても通じる名前があったし、ひとつははっきりしないのがあったが、大半は男の名前だった。もし、彼女に関する噂が本当なら、これは奇妙なことだった。もちろん、僕は改めて問いただすことはしなかった。それは失礼なことになるから。

ディナーを終え、アンジーが支払いを済ませた後、アンジーは僕の左腕に両腕を絡めて抱きついてきた。その格好でお互いの車まで歩いた。アンジーがこんなふうに抱きついてきたことに僕は驚いた。三か月前にしたキス以来、彼女が親密な行動に出たのは、このときが初めてだった。



[2010/04/06] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

不特定交際 Field (5) 

その日、アパートに戻ると、やっぱり、彼女たちはまだ部屋にいた。…前と同じくらいの人数。確実に前とは違う人たちが何人かいた。一人は黒のベビードールのナイトガウンを着てたけど、ほとんど何も隠してないも同然。もう一人は、Tシャツだけの格好で、下半身は裸のままだった。そして、みんな、黒いリボンをつけていた。私は自分の部屋に入って、ベッドに潜った。

ベッドの中、しばらく眠らずに、どうしようか考えた。あの人たち騒々しくおしゃべりなんかはしていないし、実際、ちょっとバスルームを使う時、バッティングはするけど、それを除けば、私を邪魔したりはしていない。しかも、私の夕食も作ってくれる!

いつの間にか眠ってしまったようだった。目を覚ましたけれど、まだ夜で、暗かった。でも少し灯りが入ってる。… 私の部屋のドアが開いていた。何だか頭がぼんやりしていた。… 何か薬を盛られたような感じだった。

誰かが私のベッドに入ってるのに気づいた。でも、どうしてなのか、とても眠くて、気にするどころじゃなかった。

朝になり、目が覚めた。私は女の人に抱きつかれている! 2本のスプーンを重ねたように、私の後ろにぴったりくっついてる(参考)。

私はそっとベッドから抜け出て、彼女を見た。彼女はまだ眠っていた。とても綺麗な人だった。とても安らかに眠っている。私はどうしてよいか分からず、ローブを羽織って部屋を出た。

そう、やっぱり… リビングにはあたり一面に女の人たちがいた。冗談ではなく、歩こうにも足の置き場を捜さなければいけないほどだった。

バスルームは閉まっていた。ノックをしたら、女性がドアを開け、私を中に引っ張った。バスルームの中には4人いた。みんな裸で、何と言うか、あらゆることをやっていた。

私を中に引き入れた女性は、洗面台のところにいて、歯を磨いていた。先にシャワーを使っていいわよ、と私に言ったけど、でもシャワールームには別の人が入っていてシャワーを浴びている。その人が終わるのを待ち、ローブをフックに掛けて、中に入った。待っている間、他の人たちがバスルームに入ってきたり、出て行ったりをしていた。

シャワールームに入ってようやく、ちょっとだけプライバシーを保てている感じになれた。とはいえ、カーテンの向こう側には他の人がいたわけだけど…。でも、安心したのもつかの間、いきなり女の人がカーテンをすり抜け、中に入ってきた! 私の背中を洗ってくれると言う。もう、何をどうしてよいか分からなくなっていた。…ともかく、できるだけ早くシャワーを済ませ、中から出た。すると、別の女性が私にタオルを差し出した。もし、何もしなかったら、彼女は私の身体を拭き始めただろうと思う。

部屋に戻った。私のベッドを見たら、3人も女の人が寝ていた! 私は素早く着替えをして、アパートを出た。キッチンには女の人が二人いて、私に朝食を出そうとしてくれた。でも、私はできるだけ早くアパートを出たかった。玄関に行くと、ドアの内側にテーブルがあって、その上に大きな籠があった。その中には、黒リボンがたくさん入っていた。

その日の夜も、あまり変わらなかった。ただ、信じられるかどうか分からないけど、女性の数はさらに増えていた。しょっちゅう、女性のうちの誰かが、ジョージの部屋に出入りをしていた。みんな、あの黒リボンをつけている。

カウチには女の人が二人座っていて、キスをしていた。何人かが私のために夕食を作ってくれて、私はそれを急いで食べて、またアパートを出て行く準備をした。この場所は勉強には適さない。

その時、電話が鳴った。ダイアンだった。

「調子はどう?」 ダイアンは、どこかちょっとナーバスな声で訊いた。

「大丈夫よ」 私もナーバスになっていた。ダイアンに事情を言っても信じてもらえるとは思えなかった。

「彼は…? ジョージだけど…」

「まあ、彼もうまくやってると思うわ」

「ほんと? 彼、私がいなくて寂しく思ってるんじゃない?」 ダイアンはジョージとのことを考えなおそうとしてると感じて、私は少し沈んだ気持ちになった。

「私には… 私には、そうだとは言えないわ…」

「彼、いまアパートにいるの?… あ、いや、彼を電話に呼び出すのはやめてね!」

「ええ…」

「オーケー、じゃあ電話、切るわね。ごめんなさい、忙しいところ」 と言って、ダイアンは電話を切った。

私は勉強しに図書館に行った。勉強ははかどった。多分、この奇妙な状況に少しだけ慣れてきていたのだと思う。

アパートに戻ったけれど、事態はあまり変わらなかった。私のベッドには5人ほど女の人が寝ていた。

「ねえ、ちょっと!」 と私は端に寝ていた人を揺すった。

彼女は目を覚まし、ぼんやりした顔で私を見上げた。

「あら、ごめんなさい!」 と言って起き上がり、そのまま、私の部屋の隅に行き、なんと、床の上に寝てしまった! 他の女の人たちはベッドの上にいたまま。いろんな姿勢で丸くなって寝ている。

彼女たちを見下ろしながら、全員、起こすべきかどうか考えた。さっきベッドから出た女の人のおかげで、他の人に触れずに横になれるスペースができていた。私はしかたなく、そこに寝ることにした。



[2010/04/05] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

誰とやったか知ってるぜ 第5章 (17) 

「あーあ、今夜の教会のお手伝い、いきたくないなあ」 と、トリスタが溜息をついた。

「どんなことをしなくちゃいけないの?」

「配ぜんのお手伝い」 と、また溜息。「今度の日曜日、教会で貧しい人のために夕食会を開くことになってるのよ」

返事をしようとしたら、その前にトリスタが俺の肩から頭を離し、くるっと向きを変えて、両脚を俺の太ももの上に乗せて、両腕で俺を包むようにして抱きついた。

「今夜、教会に一緒に行かない? 私のママとパパに会うのはどう?」 と、俺の目を覗きこみながら言った。「…お願い」 と言い、優しく俺の頬にキスをした。

「今のようなキスをされたら、断れないよね」 と俺も彼女を抱きしめた。

「ほんとにありがとう、ジャスティン。どれだけ私が嬉しく思ってるか分からないでしょうね」 トリスタは、また俺の肩に頭を乗せた。

俺たちは、しばらく抱き合ったままでいたが、ふと彼女が時計を見た。

「もう帰らなくちゃ。パパが帰ってくる前に車を教会の駐車場に入れておかないと大変なの」 

トリスタはそう言って、俺の太ももから両脚をおろした。

二人、立ちあがって歩き始めた。自然と手をつないでいた。出口に向かって歩いていたが、再び、フレデリックスの店の前で立ち止まった。

「いつか、勇気を出して、ここでショッピングをしてみせるわ」 トリスタは俺の手を引き、出口に向かいながら、そう言った。

車に着き、俺はトリスタのために運転席のドアを開けてあげた。彼女は乗り込み、俺の目を見上げながら微笑んだ。俺が助手席に乗り込み、トリスタは車を走らせ始めた。

「家はどこなの?」 とトリスタ。

「あそこの向こう」 と、俺は次の通りを指差した。「じゃあ、君のお父さんはすごくコントロールが厳しいんだね」

「ほんと、そうなの。統制キチガイ」 とトリスタはステレオの音量を上げた。

「ママも、本心では、パパのことをビクビクしていると思う」

「そこを曲がって」 と俺は左に曲がるように指示した。

「パパはいつも、私たちは罪びとで、いつか地獄で火あぶりにあうと言ってるの」 彼女の顔が笑顔から、陰鬱とした表情に変わるのを見た。「パパの言ってること分からないわ… どうせ地獄で火あぶりにあうなら、私なら、その前に楽しむだけ楽しみたいわ」

「ここを曲がって。この通りが家の通りなんだ… あそこに大きな白い家があるだろ? 黒縁の…」

「…ここね」 とトリスタは俺の家の前に車をつけて言った。

「そのとおり」 俺は彼女の車からでなくちゃいけないのを少し名残惜しく思った。

トリスタはギアをパークに入れた。俺は彼女にキスをしたかったが、ちょっと急かしすぎかもしれないと、ためらった。

「じゃあ、今夜ね?」

「何時?」 と俺はドアの取っ手に手をかけながら訊いた。

「7時でいいと思うわ」 トリスタは俺の顔を見つめながら言った。

トリスタも名残惜しくなっているようだと見て取れた。その時、トリスタが顔を近づけてきて、頬にキスした。

「じゃあ、後でね」 と彼女はオーディオのスイッチを押して、ラジオ局を変えた。

俺は車の外に出て、トリスタが走り去るのを見送った。



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無垢の人質 第8章 (4) 

レオンの手下たちは、地面にうつぶせになって主君を待っていたのである。イサベラはレオンの計算高さに感心した。

手下の一人が、大きな黒い雄馬の手綱をレオンに渡した。黒馬は主人の姿を見て、首を振り、いななき喜んだ。

レオンは、優雅に片足を振り上げ、黒馬にまたがった。そして、前かがみになりイサベラを引き上げ、自分の前に乗せた。

イサベラは、鞍の上に座り落ち着いたところで、シュミーズが太ももの上までめくり上がっているのを見て、自分が裸同然であることに初めて気がついた。あわてて両手で胸を隠し、頬を真っ赤に染めた。素早く周りの男たちを見たが、彼らはイサベラと視線を合わさぬようにしていた。

レオンはゆっくりと馬を進めた。遅ればせながら、ようやくイサベラの困った状態に気づいたレオンは、彼女に手綱を預け、自分の白いリネンのシャツのボタンを外し、さっと脱ぎ、冷たい夜風に素肌をさらした。そのシャツでイサベラの両肩を包み、袖に手を通させ、左右の脇の下から手を差し込み、前のボタンを留めた。

ボタンを留めるとき、一度ならず、レオンの指が乳房を軽くこするのを感じ、イサベラはハッと息をのんだ。かすかに触れられ、バラ色の頂きがツンと硬くなる。先端が硬い突起となるために、いっそう彼の手に擦られることが多くなり、イサベラは思わず声をあげてしまいそうになるのだったが、頬を赤く染めつつも、馬の操縦に集中しようと堪えるのだった。

ようやくレオンが手綱を握り戻したのを受け、イサベラは、ホッと安堵のため息をついた。それを聞いてレオンは彼女の耳元でくすくす笑った。イサベラは怒ってレオンの太ももをぴしゃりと叩いたが、レオンは彼女の腰を抱き寄せる腕に力を込めるだけだった。

彼の温かい体温にしっかりと包まれ、イサベラは、その居心地の良さに安堵した。そして、より多くの居心地の良さを求めて、体をくねらせ、彼により密着しようとする。レオンは、イサベラが焦らすように体を擦りつけてくるのを感じ、苦しそうな呻き声をあげ、「魔女め」とつぶやいた。

ショボノー城への道のりは長く、馬の足も速かった。だが、乗り心地の悪さにも関わらず、イサベラはいつしかレオンの両腕に守られつつ、頭を彼の肩に預け、眠っていた。

夜明けすぎ、城門をくぐったとき、レオンをイサベラを優しく起こした。イサベラは眠たげにまばたきし、鞍の上、くねくねと体を動かした。それで刺激されたのだろう、後ろにいるレオンはうめき声をあげた。イサベラは、尻のあたりに硬く熱いものが脈動しているのを感じ、下唇を噛んだ。そして自分の体もそれに反応して緊張するのを感じた。

イサベラは、馬から降ろされたものの、足に力が入らず、自分の体を支えるのがやっとだった。レオンは、彼女をしっかりと抱き、支えながら、大声で手下たちにいくつか命令をした。その命令のひとつは、イサベラを助けて小部屋へ連れ添うメイドを呼び出せというものだった。すぐに若い娘がイサベラのところに駆け寄った。イサベラは、その娘の嬉しそうな顔を見て、かすかに思い出した。

「ミナ…」 とイサベラは呟いた。娘はにっこり笑い、お辞儀した。

「はい、ミナです。お嬢様!」 とメイドは言い、片腕でイサベラの腰を支え、寄り添いながら小部屋へと向かった。

イサベラは、小部屋に向かいながら、あえて、レオンを振り返ることはしなかった。長い間、人質として囚われていたところに戻ることが良いことなのか自覚ができていなかった。その不確かさを彼に見られたくなかったからである。自分は再び人質になるのだろうか? そうなったらと思うと、身体は興奮に震えるのであるが、心は抵抗するのであった。

小部屋に通じる石階段の最後の二段のところで、イサベラはバランスを崩し、危うく転びそうになった。ミナはキャっと悲鳴をあげ、かろうじてイサベラを支えた。

「大丈夫でございますか?」

「ええ、大丈夫… ちょっと疲れているの」 とイサベラは呟いた。



[2010/04/04] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

淫乱ママ 第3章 (4) 

「ママ? ちょっとお話があるの… いま、いい?」

「もちろんよ、どうしたの?」 落ち着いた声で言ったけど、心の中ではハラハラしていた。

「ちょっとね… 学校でのことなんだけど…… 学校の男子に言われたことがあって、気になってるの…」

娘はキッチンテーブルにお尻をのせる形でわたしの隣に座った。ゆるめのショートパンツを履いて、上はTシャツの格好。娘は家ではいつもこういう格好でいる。でも、今日はショートパンツが普段より短めのような気がした。長い脚があらわになっていて、わたしも思わず見てしまう… ちょっと、雰囲気が違うわよ、クリスティ…

「男子がわたしのお尻についてからかうの… その… お尻が大きいって…」 小さな声で恥ずかしそうに言った。

なんですって? クリスティの? 全然…… 全然、お尻は大きくはないわよ… 完璧な大きさじゃないの!…

わたしは、隣に座ってる娘のお尻を見ようとした。だけど、もちろん、この位置からだと何も見えない。

「クリスティ、大丈夫。あなたのお尻は完璧よ。そんな嫌な男子が言うことなんか気にしなくていいのよ」

そうは言ったけど、娘はまだ納得していないみたい。

「ママ? 本当に大きくないと思ってる? わたし本当に気になってるの… ねえ、正直に言って?」

娘はテーブルからぴょんと飛び降り、わたしにお尻を向けて立った。肩越しに振り返ってわたしを見た。

あらまあ! ほんとに素敵なお尻をしてるわ! 何も言わずに娘のショートパンツのお尻を見ていた。そうしたら、急に、ちょっとイヤラシイ気持が湧いてきた。…もっと見たいわ…

クリスティは、そんなわたしの気持を察したのか、パンツの左右の裾のところを握って、腰までめくり上げた。伸縮する生地なので、お尻の割れ目に食い込んで、若々しいお尻の頬肉と腰の丸みがあらわになった。

え? 何? 娘は何をしているの? 急に口の中によだれがでてきて、思わず、生唾を飲んだ。目は娘のお尻に釘づけになっていたけど、なにか娘が笑ったように見えた。

ああ…、どうして? どうしてクリスティは笑ってるの? …わたしが、ほとんど裸同然のお尻を見ているから? でも、どうしてわたしはこんなふうにまじまじと見ているの?

「ねえ、ママ? どう思う? わたしのお尻、やっぱり大きいのかしら?」 娘は無邪気に訊いてる。

また生唾を飲み込んで、答えた。

「いえ、全然…… ほ、ほんとに完璧よ、クリスティ」 と機械的に応答していた。

顔をあげて娘の顔を見たら、ちょっとニヤリと笑ってる顔をしていた。でも、何か他の表情も浮かんでた… 何か目の表情が違う… 興奮? すべきじゃないことをしているときのワクワクした気持ち? 確かに、そういう表情をしている。

唇を舌で濡らしてから、また娘のお尻に目を落とした。娘ったら、さらにパンツを引き上げているじゃないの。脚の間のあそこの形が見えてる。パンツの生地が薄地だし、きつく引き上げてるのではっきり浮き出て見えてるわ。

…左右にぷっくりとお肉が盛り上がっていて、その真ん中にスジになって割れ目が見える… とても均整がとれてて、素敵だわ…

そんなにじろじろ見続けるのは良くないと分かっていたけど、どうしても目が離せない。…それにあそこも濡れてきてる…。自分の娘を見て濡れちゃうなんて… 変な感じ…

もう充分と思ったのか、クリスティはパンツを元に戻して、向き直り、わたしにちかづいてきた。体をかがめ、不自然なほど顔をわたしに近づけた。

「ありがと、ママ」 と言って、軽くわたしの唇にキスをした。何気ないキス。

ああ、さっき息子のおちんちんをおしゃぶりした味が残ってるかもしれない! わたしはキスされながら、目をまんまるに開けて、娘の瞳を覗きこんでいた。娘に気づかれた? …でも、よく分からない。

娘はキスを終えると、体を起こし、そのまま自分の部屋に戻ろうと階段の方へ歩いていった。後ろ姿の娘… わたしは、左右に揺れる娘のお尻を目で追っていた。

娘が階段を上がっていくのと入れ違いに、息子が降りてきた。

「ママ… 行こうよ… 僕、もう我慢できないんだ… どこか外に行こう?」 切実そうに頼んでくる。

ああ、もう頭が変になりそう… 自分の息子と娘に、振り回されてる… わたしは一体どうなってしまったの? 

息子が何を求めてるのか、はっきり分かってた。息子はわたしを抱きたがってる。わたしにおちんちんをおしゃぶりして欲しがってる。…でも、クリスティがいるので、それはここでは無理… だから…

朝からの出来事で、わたしはすっかりエッチな気持ちになっていた。普通だったら、そんな息子の求めは絶対にきけないのだけど…

自分でも知らないうちに、息子にうんと頭を縦に振っていた。「…あと1時間くらいしたら」 と答えてた。

二階に上がり、クリスティの部屋の前に行って、声をかけた。

「ママは、トミーと映画でも見に行こうと思ってるの。よかったらクリスティも来る?」

「いや、よすわ。わたしもビデオで見たい映画があるの。だから、家にいるわ」とクリスティは返事した。



[2010/04/04] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

寝取られの輪 2 (15) 

「二階に上がって、そこで担当している旦那さんを見つければいいんだよ。その人が教えてくれる」

その2分後、ブルースは二階に通じる階段を登っていた。二階は静かで、非常に薄暗い照明だった。廊下の突き当たり、影のところに、小さな椅子に座る人物を見た。近づくと、その男の首にBCのペンダントがぶら下がっているのが見えた。

「私の代わりの人?」 とその男が訊いた。

「ええ、どうすればよいか教えてくれますか?」

「もちろん、いいですよ。私の後に続いてください」

男は廊下の中央にあるドアへブルースを連れていった。

「ここが補充品を入れてあるクローゼットです。シーツ、タオル、毛布などがあります。一番上の棚にはろうそく、石鹸、枕カバーがあります。一番下のここには、冷蔵庫があって、シャンパンやミネラル・ウォーター、ソフト・ドリンクが入ってます。グラスはここ」

「ありがとう。実は、今回、初めてなんですよ。それで、誰かが部屋を出たら、私は…」

「その人たちが廊下を過ぎて階段を降り始めるまで、待つのです。その後、シーツと枕カバーとタオルを持って、部屋の中に入る。シーツを新しいのに交換します。タオルもおなじ。ぐずぐずしないように。新しいカップルが上がってきて、部屋の準備ができていなかったら、マズイでしょう? 必要なら、
グラスも交換。ろうそくもです。その後、汚れものを持って、待機しているときに座る椅子の下にあるかごに入れるのです。角のところには、使ったグラスや空きビンを入れるものがあります。分かりましたか?」

「ええ、たぶん…」

「廊下を向いて椅子に座る。二階に誰か上がってきたり、部屋から出てくるときは、目を伏せるように。カップルたちの顔を見てはいけないのです」

「ありがとう」

「いいえ、別に。大丈夫、うまくできますよ。現在のところ、空いてる部屋は一つです。他の4部屋は埋まってます。カップルが二組、30分ほど前に入って行きました。他の二部屋は、私が担当についたときに、すでに埋まってました」

「あの… 実は、私の妻が二階に来てるかもしれないのですが」

「本当ですか? 誰と一緒でした?」

「マイクという名前」

「ええ、ええ。奥さんなら来てますよ。左側の一番奥の部屋です。どうやら、ずいぶん楽しんでるようですよ。すでに、少なくとも2回はイってますね。奥さんの叫び声が聞こえましたから。ああ、マイク! やって、やって、イっくうぅぅ!って」

「ったく!」 とブルースは呟いた。

「ここ15分くらいは、あの部屋、静かになっていますね。マイクはいつも、何ラウンドもやれますから、たぶん、もう少ししたら奥さんの声を聞けると思いますよ。それにしても、あなた、運が良いですよ。ところで、男性とそのお連れの女性に対する呼び方は知ってますよね?」

「ええ、知ってます」

「良かった。奥さんに恥をかかせたり、連れの男性を怒らせたりしないように。そこが一番大切な点です。それじゃあ、また」

ひとりになったブルースは小さな椅子に腰を降ろした。15センチから20センチくらいの高さしかない椅子だった。子ども用の椅子に座った大人のような感じだった。



[2010/04/03] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

デス・バイ・ファッキング 第8章 (2) 

私たちはアンドリューに顔を向けた。たぶん、二人とも食ってかかりそうな顔をしていたと思う。アンドリューもそう感じたのだろう、半歩くらい後ずさって、自分を守ろうとしてるように両手をかざした。

「二人とも、本当にすまない。正直なところ、君たちは避妊してると思っていたんだよ。これまで誰かを妊娠させそうになったことなど一度もなかったんだ。そういうことを考えすらしなかった。僕の責任だよ。紳士というものは、常にご婦人のことを気遣うべきなんだから」

ドニーが言った。「そのとおりよ、アンドリュー。まさに、ものすごく気遣ってほしいと思ってるご婦人がここに二人いるんだからね」

アンドリューは混乱してる顔をした。「どういう意味? 君たちは僕に怒っていないの?」

私は思わず笑ってしまった。アンドリューはとても繊細な気遣いができるのに、時々、明らかなことに気づかないことがある。

「アンドリュー? あなたは、両手に花の状態なのよ。しかも、その両手の花は、どちらも極限までににエッチな気持ちになってるの。どうしてそうなってるのか分からないわ。あなたは、もうすでに、私たちが知ってる中では最高に魅力的な男性になっている。でも、それに加えて、あなたが容易く私たちを妊娠させることができるかもしれないと、分かったわけでしょう? 私たちすでに妊娠してるかもしれないのよ! これって、ものすごくエロティック!」

アンドリューがショックを受けてるのがはっきり見て取れた。「き、君は妊娠がセクシーだと思ってるの?」

ドニーが言った。「あなた、賢すぎるというわけではないのね。そういうところがある男の人って好きだわ」

ドニーはアンドリューに近づき、両腕を回して抱きよせた。そして、ものすごいキスをした。魂の根幹に触れるような、心臓が止まりそうなキス。

ようやくドニーがキスを終え、彼を離したあと、今度は、私が彼を私の方を向かせ、同じことをした。私も、この体でできる限りの最大級に情熱溢れたキスを彼にしてあげた。私が空気を求めて唇を離したら、またドニーが彼を引きよせた。再び、官能的なキスをたっぷり彼にする。

アンドリューは、顔を赤くさせ、ハアハアと息を荒げながら、後ずさりした。ズボンの前に、はっきり勃起してる姿が出ている。

「も、もし、これが前戯だとしたら、僕は死んでしまう!」

私は、彼が可哀そうになって、正直に話さなければと思った。

「アンドリュー? ここには女が二人いて、男はひとりしかいないの。そういうのを夢にしている男がたくさんいるのは知ってるわ。でも、実際に、この状態をやってのけられる男がたくさんいるとは思えない。少なくとも、女の子二人とも満足するようにやってのけられる人はほとんどいないと思う。でも、あなたは、大好きなあなたは、その例外よ。実は、私、この週末は、あなたにドニーと過ごすように頼むつもりだった。少なくとも、彼女が飛行機に乗るまでは一緒にいてあげてと言うつもりだった。でも、ごめんね、ドニー。私、とっても興奮しちゃって、それはできなくなってしまったの。分かってくれるわよね、ドニー?」

ドニーは頷いた。「ディ・ディ? たとえ、あなたが、今の私の半分くらいしかエッチな気持ちになっていないとしても、彼を共有したいと言ったからって責めたりしないわ」

「ねえ、アンドリュー? 普通の私たちは、二人とも、感情を完璧にコントロールできる、仕事を持った冷静な女だわ。でも、この数日間、あなたは私たちの中にある感情を叩きこんでしまったの。その感情のために、私たち二人とも間抜け笑いをするおバカになってしまってるのよ。なのに、今度は、これ! 子供が産めるという可能性! でも、少なくとも、いまは私たち大声でわめいたりはしないわ。とりあえず、そのことだけは感謝して」

「でも、昨日の夜、君たちは破ることのできないルールを立てたはずだよ。君たちがセックスに関していうことはすべて注意深く聞いていたから、ちゃんと覚えているんだ。そのルールとは、1対1のみというルール。あのルールを変えるつもりなの?」

ドニーが答えた。「いいえ、変えないわ。あなたはシステムアナリストだから、算数はできるでしょ? この部屋にはベッドが二つあるのは見えるわよね? 私は、そのひとつに入るわ。ディ・ディはもう一つのベッドに入る。あなたは好きなように、ふさわしいと思ったベッドに渡り動けばいいの。確かに、これは普通に行われていることじゃないけど、でも、アンドリュー、私たちどちらも今すぐあなたが欲しくてたまらなくなっているのよ!」

ドニーは服を脱ぎ始めた。脱いだ服を手近な椅子に放り投げている。私も同じことを始めた。二人ともアンドリューの瞳を見つめながら。

アンドリューは魚のような顔をしていた。口をアルファベットのオーの字にして、パクパク開けたり閉じたりして呼吸をしている。ずっと私たちを見つめたままだった。彼にとっては、見なければいけないところがたくさんありすぎたようで、どこに視線を固定してよいか決められないようだった。

ドニーが一つのベッドに乗って、ゆったりとした姿勢になった。私ももう一つのベッドで同じ姿勢になった。ベッドのシーツを捲りあげて、全裸の体をあらわにして恋人が来るのを待った。

ドニーがアンドリューに手招きした。「ねえ、アンドリュー、ボールはあなたのコートに入ってるのよ」



[2010/04/03] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ジャッキー 第2章 (1) 

「ジャッキー」第2章 

これまでのあらすじ
ジャックは結婚して半年になる妻のアンジーが浮気をしている現場を見てショックを受けながら、二人が知り合った頃を回想するのだった。バイトをしている法律事務所で勤務時間外の土曜に仕事の残りをしに来たジャックは、すご腕の上司アンジーの仕事を手伝った。仕事を終えた二人は一緒に食事をし、楽しいひと時を過ごしたのだった。


次の月曜日、土曜日に仕上げた仕事を提出した時、ランディ・サベイジがロバートソンさんのオフィスに駆け込んできた。

「あの女に格下げされたよ。信じられるか? あの女、俺が1回だけ週末に休んだからって、そんな理由で俺を格下げしやがった」

「今朝、朝いちで電話をしてきたから、知ってるわ」と、ロバートソンさんはランディに言った。そして僕の方を見て、続けた。「ジャック、次の標的はあなたね。というわけで、今朝、彼女はあなたを個人的にご指名してきたわ。実際、他に選択肢がなかったというのもあるわ。すでに、この部局では、あなた以外の全員を一度は試してきてるから。彼女と2週間以上もつかしら? お楽しみだわ」

誰のことを話しているのか聞くまでもなかった。ランディは、この2週間、アンジーのもとで働いていたからだ。それに、この会社でバイトするようになってからの半年間に、何人も他の人が彼女のもとで働いては、追い返されてきたのを知っている。誰もが、彼女を罵りながら帰ってきていた。

自分の持ち物をまとめてアンジーのオフィスに向かうのに、たいして時間はかからなかった。個人の持ち物を入れた箱をアンジーのオフィスのミーティング用テーブルに置き、軽く彼女のオフィスのドアをノックした。どうぞ、と声がかかり、僕は中に入った。

アンジーは僕の顔を見るなりパッと顔を明るくさせ、笑顔になった。デスクの向こうから歩いてきて、僕の手を取り言った。

「おはよう、ジャック。あなたを選んだこと、気にしていないと嬉しいんだけど」

「もちろん、光栄に思ってます」 と応え、僕しか選択肢がなかったことについては触れなかった。

アンジーは僕の手を握ったまま続けた。「なぜあなたを選んだかは、知っているはずよ。あなたなら私のところで恒久的に仕事を続けられるのじゃないかって感じがしてるの。でも、もちろん、職場のアバズレ女王は、なかなか満足させるのが難しいわよ。この仕事に立ち向かう覚悟はできてる?」

アンジーが自分のことをアバズレ女王と呼んだことに、僕は思わず微笑んでしまったし、アンジーも笑顔を返していた。「はい、あ… ぜひがんばってみたいと思います」と僕は答えた。

アンジーはぎゅっと僕の手を握った。「これだけは、最初に言っておくわね。あなたは、これから3ヶ月間は見習い期間を続ける。ここで、それだけ長く続けられたら、正規の助手に昇進し身柄は恒久的になるわ。当然、それに応じて給料も増える。その場合の給料は、もちろん、今日の日付までさかのぼって増額される。以上。もし、まだ、この仕事をやれると、私ともちゃんとやれると思ってるなら、さっそく仕事に入りましょう」

それだけだった。すぐに分かったことだが、アンジーは僕に調査の仕事ばかりでなく、秘書としての仕事や、個人的な助手としての仕事も求めていた。毎朝、僕はアンジーに面会の約束や、何時にどこに行かなければいけないかを伝えなければならなかった。それに書類や顧客への手紙のタイプもした。彼女と一緒に裁判所に出向き、一般席に座り、アンジーが情報を求めた場合、すぐにそれを渡せるように待機することもあった。

彼女と仕事を始めてすぐに分かったことだが、アンジーは、法律のことになると、非常に粘り強いのだった。決して敗訴することはできないと感じてるらしいし、裁判所に行くのを楽しんでいるようだった。アンジーは、自分自身で、よく自分をアバズレ女王と呼んでいたが、弁護士たちの中には、そのアバズレ女王と戦うことになると知ったときに露骨に嫌な顔をする者が、一人ならずいた。一度、ある弁護士が別の弁護士に、彼女はフレンチ・プードルの顔をしてるが、ブルドックの性格だと言うのを小耳に挟んだことがある。アンジーは、その言葉を褒め言葉と受け取っていた。

3か月の見習い期間はあっという間にすぎた。週末も働くのが普通で、まれに週末に仕事を休んだことがあったが、その時を除くと、僕とアンジーはほとんど常に一緒にいたと思う。ランチも夕食もいっしょに食べるのが普通だった。たいていは、アンジーのオフィスの外側のオフィスにあたる会議室で食べる。でも、時々、レストランに行くこともあった。その時はアンジーが支払ってくれた。



[2010/04/03] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

不特定交際 Field (5) 

自分の部屋に入った後、ドアを閉めて、聞き耳を立ててみた。でも、こんなことをしてる自分がちょっとバカバカしく思って、すぐにやめた。勉強しようとしたけど、集中できないのは分かり切っていたし、小説を読もうとしたけどダメだった。だから、ただベッドに横になって考えることにした。ジョージは何をしてるの? この女たちはジョージのどこに惹かれてるの? いったい彼女たちはどこから来たの? どうしてあんなふうにふるまってるの?

普通なら夕食が終わってる時間だけど、その後まで私は部屋でうろうろしていた。でも、それも間抜けのような気がして、私は、結局、部屋から出ることにした。そもそも、ここは私自身のアパートなのだから。

ドアを開け、リビングの方を覗いた。やっぱり、あの人たち、まだ、いる。さっきと同じ人たちではないように見えた。それに数も増えている! 下着姿でいる人が何人かいた。

キッチンにいた女の人に声をかけられた。夕食を作ってあげようかと私に訊いてる!

彼女は下はビキニで、上はチューブトップ(参考)だった。髪の毛は濃い色で、可愛らしく、体は、まさにその服装にふさわしい体つきをしていた。

ちょっと唖然として彼女のことを見ていたら、彼女は返事を待たずに冷蔵庫から何かを出し始めた。冷蔵庫を見たら、私が入れた覚えがない食べ物が入ってる! ジョージとの話し合いで、今までずっと食材の買い出しはすべて私の担当になっていたのに。

彼女が冷凍食品で私に食べ物を作ってくれている間、私はキッチンテーブルについて、部屋の中を見回していた。少なくとも10人か12人くらい女の子がごろごろしていて、着衣の状態は、それぞればらばらだった。何人かは床にじかに座ってる。

部屋の隅の床には、東洋人の女の子が二人座っていた。一人は部屋の角に背をもたれさせていて、その人にもう一人がもたれかかってる。みんな、どこかものうげそうに、ただ、ぼーっとして座っているだけ。ほんとに全員が、生気なくぼんやりとしている。あの東洋人の女の子たちは、ビキニのトップはつけていたけど、よく見ると、下は何も履いていない。

私の夕食ができたらしく、チューブトップの女の人がテーブルに持ってきた。私は食べ始めた。すると、ジョージの部屋のドアが開いて、中から女の子が
出てきた。なんと素っ裸で! 

私は、口をあんぐり開けたまま、彼女を見つめた。首の周りに黒いものをつけている。よく見ると、部屋にいる女の子たち全員が、何か黒いネックレスのようなものをつけていた。チューブトップの女の人が近くにいたので、よく見てみると、それは細くて小さなリボンだった。私は、ただ黙々と食べ続けた。

チューブトップの彼女が言った。

「あなた、ラッキーよね」

「はあ?」

「ジョージと住んでいて… できるから… わかるわよね… いつでもできるから…」

私はちょっと彼女を見つめていた。けど返事はしなかった。私は急いで食事を済ませ、本を持って、アパートを出た。




[2010/04/02] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

誰とやったか知ってるぜ 第5章 (16) 


俺は昨日と同じ席に座った。トリスタはどこかむなしそうに働いていたが、俺が座ってることに気づくと、満面に笑みを浮かべて、近寄ってきた。

「こんにちは」 と俺にコーヒーを注いでくれた。

「調子はどう?」

トリスタはあたりを見回した後、俺のテーブルに腰を降ろした。少しムカついている雰囲気だった。

「昨日の夜、お父さんと大喧嘩したの」 悲しそうな顔で言った。

「どうして?」

「帰るのが遅すぎるって」

トリスタは緑色の瞳を輝かせて話した。それを見て俺も思わずドキドキしてしまった。

「ちょっと良いことを考えたの」 とにっこり微笑む。

「どんなこと?」 と俺も微笑んだ。

「今日、この後は仕事の休みを取ったの。でも、お父さんは私は午後4時まで仕事してると思ってるわ。 …それで、だけど… 一緒にモールに行って、何か食べない?」

「もちろん! …でも、俺、クルマ持ってないよ」

「バカね。私が持ってるわ」 と言ってトリスタはブースから滑り出て、立ち上がった。

「パンチカードを押してくるから、ちょっと待っててね」 とカウンターの方へ歩き出し、エプロンの紐をほどいた。

「ジョン、じゃあ、お先に!」 

トリスタが雇い主に挨拶する声が聞こえ、そのすぐ後に彼女は俺のテーブルに戻ってきた。そして、「さあ、行こう!」 と手を差し伸べた。

二人で手をつないでコーヒーショップを出て、彼女のカマロに乗り込んだ。汚れひとつなく飾り気のない車で、芳香剤がミラーからぶら下がってるだけ。

「モールで何かお昼を食べましょう」と、彼女は車を駐車場から出しながら言った。

車の中ではお喋りを続け、互いのことをさらに知り合った。モールに着き、駐車し、店内に入った。そして、フードコートに直行した。

二人ともハンバーガーとポテト、それに飲み物を注文した。二人とも腹をすかしていたので、食べてる間はほとんど会話をしなかった。ようやく食べ終わり、お互い満腹になったと言いあった。

「腹ごなしに、少しモールの中を歩かないか?」 とトレーや紙くずを片づけながら訊いた。

「ええ、そうしよ」 と、トリスタは勢いよく立ち上がった。

二人で歩きはじめると、トリスタは柔らかな指を俺の指に絡ませて、手を握ってきた。俺も握り返し、二人で手をつなぎながらモールのメインの通りを歩いた。

途中、ホット・トピック(参考)の前を通り過ぎた。この前、グラフ先生の首輪と鎖を買った店だ。次に、ジュエリー・ショップの前を通った。先生にセクシーなアンクレットを買った店だ。さらにぶらぶら歩いていると、今度はフレデリックス・オブ・ハリウッド(参考)が出てきた。驚いたことに、トリスタはこの店の前で立ち止まり、ウインドーの中を覗き込んだ。

「うわー、あれすごくセクシーね」 とセクシーなブラとソング(参考)をつけたマネキンを見て言った。

「それにあれも!」 とストッキングやガーターを指差して言う。

ちょっと勇気を出して言ってみた。「ああいうの、家に持ってるの?」

トリスタは、いきなり高笑いした。ちょっとヒステリック気味に。

「アハハ、どうかしら? あなた、うちのパパがどんな人か忘れちゃったんじゃない?」

「まあ、でも、お父さんは下着姿の君を見るわけじゃないだろう?」

トリスタは頭を左右に振りながら、別のウインドウのディスプレーへ俺を引っ張った。

「あの靴、すごく素敵!」 とスパイク・ヒール(参考)の靴を見ながら言った。

「いつか、ああいうのを履いてみたいわ」 と呟きながらトリスタはゆっくりとランジェリーショップから離れた。

さらにしばらく歩くと、モールの中央の噴水があるスペースに来た。俺たちはその端に腰を降ろした。トリスタは俺の隣に座り、頭を俺の肩に持たれかけた。

「今日は一緒にここに来れて良かったわ、ジャスティン」

「僕もだよ」 と俺も頭を彼女の方に傾けた。彼女のきれいなブロンドの髪の毛からイチゴの香りがした。



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無垢の人質 第8章 (3) 


~ * ~

イサベラは、レオンが父の居城の深部に通じる秘密の通路を発見していたと知っても驚くべきことでもないとは分かっていたが、それでも、どうしても驚いてしまうのだった。レオンは、イサベラの部屋の奥の壁を覆っていた大きな埃っぽいタペストリーを捲りあげ、石壁を押し、その奥の狭い通路をあらわにした。それを見て、声にならない驚きのため息を漏らすイサベラだった。

「どうやって?」 イサベラは、ゆっくりと暗い通路を進むレオンのリネンのシャツをつかみながら尋ねた。

「お前の父親は、この城に住んでいた家族を殺し、城を乗っ取ったとき、ひとつ過ちを犯したのだ。家族の執事を生かしておいたという過ちだ。その執事は、俺の名前を知り、俺に近づいてきた。そして、城の秘密を教える代わりに、お前の父親を殺してくれと約束させたのだ」

「どうして、その執事は助けを国王に求めなかったのです?」 イサベラは、父親の行動の卑劣さを理解しようとしながら、無邪気に尋ねた。

「お前の父親は、その執事の妻と娘たちを人質として地下牢に閉じ込めていたのだ」

イサベラは、執事とその家族が味わったに違いない恐怖を想像し、体を震わせた。

「レオン、私は戻らなければいけません。その人たちを解放しなければ…」

「彼らはもう自由の身になっている。俺自身でしたから確かだ」 レオンの声は、それはすでに片付いたこと、これ以上、考える必要はないとでも言いたげな声の調子だった。

それでもイサベラは、レオンが自分の部屋に忍び込んできた夜のことや、父の馬が逃がされたことなどの断片的な出来事を考えた。それをつなぎ合わせると、レオンがその執事の求めに応じて取った行動だったのだと悟る。自分の命を危険にさらして約束を果たしたレオンに、イサベラは圧倒される思いになった。

レオンは、イサベラを抱えながら、手さぐりしつつ暗闇の通路を進んだ。いつまでも続く長い暗闇。だが、やがて通路は少し開けた雰囲気になっていた。頭上にはいくつも鉄格子が張ってあった。それを通して、月明かりが優しく差し込み、レオンの足もとを照らすようになっていた。

レオンは、その鉄格子の一つの下で立ち止まり、片手で横にずらし、隙間を作った。そして、イサベラを抱えあげ、その隙間の向こうへと押し出した。

地上に押し上げられたイサベラは、大地に立ちあがりあたりを見まわした。そこは木々の茂みの中だった。

彼女の前、林の向こうには、苔に覆われているように見える開けた土地が広がっており、満月の光を受けた木々の枝が、手の指を広げたような形の黒い影を落としていた。地面は湿って柔らかく、足の指が地面に食い込むような感じだった。空気も湿っている。

レオンも這い上がって彼女の横に立った。そしてイサベラの手を握った。

イサベラは、横で何かが動く気配を感じ、レオンにしがみついた。

「心配ない。あれは俺の手下たちだ。お前に危害は加えない」 とレオンは手をイサベラの背中にあて、優しくさすった。レオンの手下たちは静かに二人の周りに集まった。



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