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テッド 2 (6) 


1年後

父が電話をしてきた。

「今日、家に立ち寄って、私たちに会いに来てくれないか?」

「どうして?」

「深刻な問題があって、どうしても話をしたいんだよ」

「今、どこに住んでるの?」

僕は、あの日、出て行ってから、彼らには一度もコンタクトを取っていなかった。それに、向こうから誰かが僕に話したいことがあると言ってきても、僕は興味がないからと、話を断ってきていた。父から住所を聞き、ある意味、驚いた。今は政府が運営している、低所得者用の住居に住んでいるのだ。以前の父たちの生活水準からすれば、激しい落差である。

僕は不動産業の知り合いに電話して、僕が生まれ育った家はどうなったのか調査を依頼した。それから父に電話をかけなおし、そちらの都合がよければ次の金曜に行くがどうかと伝えた。父はそれでよいと言った。

火曜日、不動産の知り合いから電話が来た。あの家は倒産により銀行が差し押さえたらしい。父たちは半年以内に売却しようとしたが、うまくいかなかったらしいと言う。僕は銀行に電話し、あの家の担当者と話しをした。担当者から、父たちが望んでる家の売却価格を聞き出し、それより低い値段を持ちかけてみた。思ったとおり、僕の提示価格にすぐに飛びついてきた。契約をしたいので、夕方かなり遅くなるが、担当の人がその時間までいるかどうか訊いてみた。担当者は、これにもすぐに飛びついてきた。そうして、僕は、その日のうちに、例の家の所有者となったのだった。両親の昔の家の所有者となったのである。

続く金曜日、僕は父に教えられた住所に行った。ドアをノックした時、中で子供たちが泣き叫び、大人たちが怒鳴り散らしている声が聞こえた。

玄関には父が出た。父は僕を抱こうとしたが、僕は手を出し、ただの握手だけを求めた。これが父の心を傷つけるのは知っていたし、それを意図して行ったことである。父はリビングを通って、台所へと僕を連れて行った。

ごみ溜めのような家だった。家具は擦り切れ、壊れかかっていた。部屋中、臭いオムツの匂いがしていた。まさに、人間は、その住む環境によって変わるということを証明するものだと思った。

腰を降ろすと、父は何か飲み物が欲しいかと訊いた。僕はただ頭を振って断った。父は大きな声で家にいる者たちに呼びかけた。

「みんな、キッチンに来てくれ」

母、シンディ、ジョイスが現れた。それぞれ、赤ん坊を抱いていた。

Drawer 引き出し (13) 

次の日の夜、マリアは、予告もなく突然に私たちの家に来た。午後5時半だった。

「外に夕食を食べに行くわよ」

彼女の車で出かけた。車の中には、この前とはまた違う男の人が待っていた。レストランに着くと、マリアはその男の人とベンに、男子トイレに行き、服を脱ぎ、シックスナインをするように命令した。後でチェックするからとも言っていた。

ベンたちが席を外した後、私はマリアに訊いた。

「チェックするって、どうやって?」

「アハハハハ! 私についてくれば?」

でも私は行かなかった。マリアはくすくす笑いながら戻ってきた。

「あの2人、なんとかしていたわよ。個室の中だったから、はっきりとは見えなかったけど、うふふ・・・」

レストランを出た後、マリアはベンともう1人の男の人に、車の後部座席に座るように命じた。

「奴隷どもは、後ろの席に座って目隠しをするように。分かった?」

「はい、女王様」

男たちは後ろの座席。マリアは、ベンが車に乗り込むとすぐに彼に目隠しをし、両手を前にさせ、手錠をかけた。もう1人の男にも同じことをした。私には助手席に座らせた。マリアは車を走らせ、街はずれのとある建物へと私たちを連れて行った。何か、教会を思わせるような建物だった。

マリアはベンのために車のドアを開けてやり、出るように命じた。もう1人の男の人は車の中に残したまま。マリアに連れられて私たちは建物のドアへ向かい、中に入った。そこに行くまで、ベンに目隠しと手錠をさせたまま、駐車場を歩いて行ったのだった。私は、他の人が見てないか、しきりとあたりを見回しながら歩いた。

建物の中に入っても、依然として、少し教会を思わせる印象があるところなのは変わらなかった。廊下を進み、ある部屋に入った。マリアはベンに命令があるまで待つように命じ、私だけを部屋から連れ出した。彼女は私をロッカールームへ引っ張っていき、服を脱ぎ始めた。私にも服を脱ぐように言う。そこには誰もいなかった。

「マリア、これってやりすぎよ」

「いいから、グレース、早く脱いで。すごく順調に進んでるんだから」

私は仕方なく言う通りに服を脱いだ。マリアは私に、黒いローブを手渡し、着るように言った。裁判官とか、合唱団の人が着るようなローブ。彼女もそれを着た。2人とも、ローブの下には何も着ていない。

「こっちよ」

マリアは私の手を引っ張って、別の廊下を進んだ。大きな部屋に入る。中には何人か人がいた。女性ばかりで、私たちと同じローブを着ていた。1列に並んでいる。みんな手にろうそくを持っていて、部屋の明かりは、そのろうそくの明かりだけだった。

マリアは入り口の脇の燭台からろうそくを取り、1本、私に渡した。そして私を列の最後尾に並ばせた。一体何をしているの? いろいろ想像をしてみたが、どんなことを想像してみても、現実はそれをはるかに超えるものになりそうな予感がした。

輪姦:男根だらけの電車 (10) 

私は、車掌から借りたキュートな青い帽子をまだ被ったままだった。

ウィルが立ち上がり私の後ろに来た。私の頭を下げさせ、電車の床に四つんばいにさせる。私の前にはまた別の勃起が現れ、私の口を狙っていた。

ウィルは一気にアヌスに突き入れてきた。引き続き、激しいピストン運動が始まる。それを受けて私の体は前後に激しく揺さぶられ、前から口に突き入れているペニスに対して頭ごと前後に動く形になった。

「ビチャッ! ビチャッ! ビチャッ! ビチャッ! ビチャッ! ビチャッ!」

ウィルが突き入れるたびに湿った音が響いた。

他の男たちはみな、席に座って、私がペニスを突っ込むだけの道具になっている様を見ながら、自慰をしていた。

「ああああぁぁっぁぁ・・・すごい! ああああぁ!!!」

ペニスを口から離し、止められていた呼吸をしながら叫んだ。

ウィルが私のアヌスに叩き込むたび、彼の睾丸が私の睾丸を叩いた。痛みではあるが、良い痛みだった。私は目を閉じ、叫び声をあげ続ける。

車掌のキュートな帽子を被ったままだったが、それにより、私は、乗客たちに犯される、キュートで淫乱な女性車掌のように見えていた。乗客たちに犯されているのも、淫乱であるのも、その通りだが。

「ほら!・・・くっ!・・・この淫乱!・・・ちんぽ狂い!・・・誰かれ構わずヤリまくってよお!・・・くぅ、はぁぁ!」

ウィルは私に激しく打ち込みながら怒鳴っていた。左手で私の髪の毛を引っ張り、右手では肩を抱え、ぐっと突き入れてくる。そして、彼も噴射した。

同時に、私の口を犯していた男も射精した。その噴射は、私の目に命中した・・・目の前が真っ白になる。目からだらだらと垂れている。

「くっはぁぁぁぁ・・・ひどい・・・目が見えないわ・・・」

そう叫ぶ私を床に置いたまま、2人が立ち上がった。電車の床もスペルまでベトベトしていた。

誰もが私を犯して精を使い果たしていた・・・私は、どの男にも好きなように体を使わせたのだ・・・そして、とうとう、全員が消耗しきったようだ。

私は電車の床にうつぶせにぐったりと横たわっていた。全身、白濁まみれ。身に着けているのはキュートな帽子だけ。目にはまだスペルマがついていたが、帽子で目を拭った。拭った後も、全裸のまま、横になっていた。男たちが皆、各自の服を手に、それを着始めている。私はぐったりとしたまま彼らを見上げていた。

車掌も着替えを済ました。もう一度だけ私の口に股間を持ってきて、舐め清めさせた後、帽子を取り上げ、仕事に戻っていった。

私はまだ床に横になっていた・・・体に受けた激しいセックスの数々のせいで疲れ切っていた。

列車が駅に止まり、男たちが出て行く。

ウィルが私を見て、横にひざまずいた。

「まったく・・・お前、すげえセクシーな淫乱だったぜ、エリカ。これだけはお前に言っておきたかったから・・・楽しかったよ。またどこかでお前と出くわせたらいいな」

スペルマまみれで横たわる私を見下ろしながらウィルは言っていた。私は笑顔を見せて返事した。

「ええ・・・私も・・・すごく、良かったわ・・・・」

報復 第2章 (2) 

「ああ・・・ええ、ロイド、僕も率直になることにしましょう。僕がバーバラとデートしていた時期に・・・そして、僕たちが乾坤した後も・・・ダイアンが僕について言っていたこと、それを僕は耳にしたわけですが、その時のダイアンの言葉を考えると、その、あなたがたが『僕の状態のことを考えている』という言葉がどこから出てきたのか、正直、分からないのですよ。でも、その点はさしあたり、気にしないことにしましょう。・・・でも、バーブと僕は、『誤解』などしていないんですよ、ロイド。僕は彼女が他の男と浮気をしている現場を押さえた、そして、僕は、それを見過ごすつもりはないということなんです」

スティーブはそれ以上、言わなかった。義理の父の方が、会話を進めたかったら、話せばよい、と相手の出かたを待っていた。

「分かった・・・それで・・・スティーブ・・・いずれにせよ、こちらに来て私たちと話すことはできないかな? 誰も断定的に話したりしないと私が約束しよう。私たちは、これが解決することだけ、それだけを求めているんだ。どうだろう?」

ロイドの声には、嘆願する調子があった。スティーブは、この年配者はかなりのストレスを感じているのだろうと推測した。

「お断りします」

スティーブはきっぱりと返事した。そして間をおく。

「・・・ですが、もし、話し合いをなさりたいなら、あなたがこちらに来てください。今から1時間ぐらいなら、僕はここにいますから」

「私は・・・」

電話の向こう、つぶやき合う声が聞こえていた。長い沈黙の後、返事が来た。

「オーケー、スティーブ・・・そうしよう。すぐにそちらに行く」

「分かりました・・・あっ、・・・それと、バンに乗ってきて下さい。こちらにはバーバラの持ち物がたくさんあるんです。それを持っていってもらいたい」

「いや、でも・・・いや分かった・・・バンで行くよ」 

ロイドはすぐに返事した。電話で、改めて議論を繰り返すのはしたくなかったからだ。

「数分で、そっちに着くと思う」

********

スティーブは、彼の妻と義理の親族たちが入ってきた時、無表情の顔を続けるよう、注意を払った。バーバラは家の中を見回し、この1週間にスティーブが変えたことすべてを確認した。消えている写真、消えている小物に気づくたびに、彼女の口元が固くなった。スティーブは義理の父と握手をし、義理の母のダイアンに頷いて挨拶した。彼は義理の母であるダイアンには近寄ろうとはしなかった。ダイアンはそのわけを知っていた。

スティーブの瞳には、バーバラに対して歓迎の表情は一切なかった。彼が会えたら嬉しいと思っていた唯一の人物も一緒に来ていたことは、彼にとって嬉しい驚きだった。バーバラの祖母のリディアである。バーバラはリディアのことをノニーと呼んでいた。

「こんにちは、リディア。あなたもいらっしゃるとは知りませんでした」

スティーブは暖かく声をかけ、作り笑いでない、心からの笑みを老婆に見せた。

スティーブはリディアとはいつもうまく調子が合う間柄だった。リディアの娘であるダイアンと、ダイアンの夫であるロイドの2人がバーバラのデート相手の選択に口を出していたときも、後にバーバラがスティーブと付き合いだした時も、このリディアだけはいつもしっかりスティーブの側に立ってくれていたのである。リディアは頬を差し出し、軽くキスをさえ、お返しにスティーブの頬にキスをした。

スティーブは家の外に目を向けた。バーバラの一族にもう1人いるメンバーがまだ外にいるのだろうか、と思ったのである。

「キンバリーは来なかったのですか?」

ロイドは頭を振った。

「あの娘はまだオースティンにいて大学入学前の授業を受けている。それに、いずれにしても、私はキンバリーは連れてはこないよ・・・彼女はこの件にかかわる必要がないと思うからね」

スティーブは肩をすくめて見せた。

「僕には、あなたもこの件にかかわる必要があるのか、はっきりしないんですよ、ロイド」 スティーブは、特に悪意は込めずに返事した。

ポルノ・クイーンの誕生1(22) 

僕は次に何をしたら良いか、本当に悩んでいた。まだ、マークの書斎を掃除する仕事は残っていたが、トレーシーが帰ってくるまで時間はたっぷりあった。だが、メイド服についてはどうだろう? トレーシーは、はっきりとは言わなかったが、帰ってきたとき僕があの服を着た姿でいるのを見たいと言っていたと思う。だが僕自身はあまり着たいとは思っていなかった。シシーと呼ばれるのは嫌だったし、僕はゲイではない。

分かっている。確かに昨夜、僕はディルドを口に入れて吸ったし、アヌスに入れた。だが、僕は酔っていたし、トレーシーにコントロールされてやったことだった。それに、あれは本物ではない。プラスチック製なんだ。僕はトレーシーのあそこを舐めるのが好きだし、彼女が僕のペニスをあそこに入れ、僕の上で動いてくれたときの快感を大いに楽しんだのだ。僕がゲイだとしたら、どうしてそんな風になれる?

僕はそのことは頭から消そうとしたが、それでも依然として、何を着たらよいか分からないのは同じだった。トレーシーが僕にメイド服を着てもらいたがっているのは分かる。彼女は僕を雇っている人なのだという点も考慮すべきだと感じていた。だけど、あれを着てるので僕はゲイだと、そういう風にトレーシーに思われるのは嫌だ。

結局、僕はメイド服を着ることに決めた。何だかんだ言っても、トレーシーは僕のボスであるわけだし、この仕事を失ったら、生活していけなくなる。メイド服に合わせて、パンティとブラジャーを身に着けた。加えて、ストッキングとハイヒールも履いた。ブラには何着かパンティを詰め込んで、形を整えた。

着替えを済ませた後、鏡の中を見た。化粧もなく、髪もまとめていないにもかかわらず、僕は女の子のように見えた。もともと鼻が小さく、目が大きいので、顔立ちはかなり女性的だった。唇も男の唇にしては少し厚い。目の上にある細い線が、僕の眉毛だ。昨日、トレーシーに形を整えられ、すっかり女性の眉毛になっている。それに指先には、まだつけ爪がついていたし、赤い塗料も残っている。結局、一日中、つけ爪をつけていたようだ。はずそうという考えが思い浮かばなかったらしい。これで化粧をしたらもっとよく見えるだろうとは分かっていた。だが、その前に、髪の毛を何とかしなければならなかった。

髪を洗ったので、髪のカールはなくなっていた。頭からストレートにさがっている。ブラシで女の子の髪型のようにしようとしたが、もともと、そういう風にカットされていないので無理だった。僕はトレーシーの部屋に行って、カール用のアイロンを見つけた。そして、彼女がやってくれたようにしてみたのだが、僕にはできなかった。結局、髪はまとめてポニーテールにし、頭の後ろ中央から下がるようにした。それほど女性的な髪形ではないが、いろいろ試した中では一番まともに見えた。

次に化粧を試した。最初、化粧は簡単だと思っていたのだが、やってみるとすぐに、これが一番難しいと分かった。僕は最初から濃くつけすぎてしまい、その後は何をやっても、まともに見えるようにはできなかったのである。結局、僕はピエロのような顔になってしまった。そこで僕は顔を洗い直し、メイキャップなしの顔のままでいることにした。トレーシーが理解してくれるだろうと期待して。

女の子への変身を済ませた後、僕はマークの書斎に入り、掃除を始めた。そのときが、マークがどういう人か初めて見た時だった。部屋中に何百枚も写真があって、そのいずれもマークが誰かと並んで写っている写真だった。その男がマークだと分かったのは、彼とトレーシーの結婚写真があったからだ。

その結婚写真を見て、マークが非常に大きな男だと理解した。彼とトレーシーが並んで立って写っているのだが、トレーシーがずっと小さく見える。トレーシーは身長が180センチある。僕より13センチ高い。だが写真からすると、マークは、そのトレーシーより少なくとも10センチは背が高いように見えた。彼は、肩幅も非常に大きく、それによって、トレーシーはなおさら小さく見えていた。

部屋にある他の写真は、皆、映画スターの写真のようだった。何人か、映画で見て知ってる人がいたが、知らない人もいた。だが、美麗な顔かたちや官能的な体つきから察するに、その人たちもショービジネスにいる人たちだろうと分かる。マークが何か受賞している写真もあった。

部屋には、DVDプレーヤーとビデオプレーヤーがついた大きなワイドスクリーンのテレビがあった。それにサラウンド・サウンド・システムも。映画も100本以上はあった。そのいずれもタイトルからポルノ・ビデオだと分かった。大半が同じ製作会社の作品だった。

心が望むものをすべて 5 (2) 

ドッティは、依然として、できる限り早い時期にダニーに面会しなければならないと、警告した。

「彼・・・いや、彼女は、重大な性犯罪の現場を目撃した証人であるのは変わりないのです。もっと重要なこととして、彼女は危険な状態にある。私たちが例のデジタル画像に彼女の姿が映っているのに気づいたとすると、犯人たちも気づくかもしれない」

私はその点を考えていなかった。

「うちのユニットに、あなたの家をしばらく警戒させますね」

私は息を飲んだ。

「まさか彼ら、また戻ってくることはないですよね? つまり、私は、あの2人が家にきて、翌朝、目を覚ましたら頭痛がしててあそこがヒリヒリしていたと、それしか証言できないわけですから・・・」

「ええ、その通り。でもダニーは違います。連中はダニーが失踪したことを知らないでしょう。連中が知っているのは、彼女が、行為を行っている2人を目撃したことだけ。そして、彼らに不利になる証言ができるかもしれないと睨んでいる。連中は、また、現場に戻って、ダニーを黙らせた方が良いと判断するかもしれない。それに、もし、そこにあなたがいたら、ダニーに加えてあなたも黙らせると」

そのことも考えていなかった。ぞっとする可能性だった。そして、次に私の頭に浮かんだことも、同じくぞっとすることだった。

「警察は、私たちをおとりとして使うつもりなの?」

ドッティは微笑んだ。だがその笑みでは疑念は消えない。

「そういう風にはならないとは思います。でも、当面は、あなたのお家を見張らせてください。クリステン? これは、この一連の事件が発生してから、私たちが手にした最も大きな手がかりなのです。あなたやダニーを不安な状態で置き去りにするつもりはまったくないのですよ。でも、この蛆虫どもを公の場に引っ張り出すチャンスがあったら、私たち警察はそのチャンスをつかまないわけにはいかないのです」

このようなことを頭から消す最良の方法は、ごく普通の日常の仕事に没頭することだった。私の上司のハリーも、会社の他の人たちも、皆、固く私の応援をしてくれた。ハリーは、私の身にこんなトラウマとなる出来事があった後に、夫がどうして家を出て行けるのかと理解できずにいた。ハリーには「ダニー」のことを話していない。だから、彼には警察で話したことと同じ説明のうち、好ましくない部分を除いた部分を繰り返して説明した。ハリーに説明するとき、私の求めに応じて、ベスとジャッキーとグウェンの3人が同席し、私の後ろ盾になってくれた。ハリーは理解はしてくれたが、依然として、ダニーのことを「男らしくない」と思っていた。そもそも、夫婦のベッドでそのようなことが起きているのに、それを放置するとは、男として考えられないと。その時は、ハリーに反論し、言い負かす方法はなかったので、ハリーの言うままにさせておいた。

バースデイ・プレゼント 5 (2) 

ジェニーは、箱から、ピンク色のハイヒールを取り出した。ヒール高10センチで、2本の長いピンクの皮紐がついている。それを僕の足に嵌める。そして紐を交互に交差させつつ、僕のふくらはぎを縛りながら上がってきて、ふくらはぎの後ろでリボン結びにして止めた。もう一方の足にも同じことを繰り返した後、箱から小さなクリップを取り出し、リボン結びのところを押さえた。さらに、クリップのところに繊細に作られたと思われる小さな金色の南京錠をつけた。同じことをもう一方の足にも行い、再び箱に手を入れ、中から小さな金色の鍵を出した。その鍵を、ドナに渡し、ウインクして見せる。

「これはあなたへ。彼女に靴を脱がせたいと思ったときに使って」

ドナは嬉しそうな顔をして微笑んだ。

「完璧だわ。そう思わない? ミス・ビッキー?」

僕は微笑み、確かに非常にセクシーだと思った。だが、一体、僕はこれからどういうことになるのか分からなかった。

ジェニーは笑みを見せながら、僕のジーンズをいったん元に戻し、また、巻き上げて、大きな輪の形にして僕のふくらはぎのところから落ちないようにさせた。

「どう? さあ靴が履けたわよ。完璧に似合っている。そう思わない?」

そう言って、僕を鏡の前に連れて行った。

僕は、ハイヒールがふくらはぎからお尻にかけて下から押し上げてくる感覚にいささかショックを受けていた。バランスを保つため、自然と背中をまっすぐにしようとしているのに気づく。そしてその姿勢の結果、胸を前面に押し出す姿勢になっていた。鏡の前に立つと、化粧が完全に施されていない点を除けば、かなりの見栄えだと感じた。実際、一度、自分の目を疑った程だった。その通りなのである。唇を舐めて湿らせ、横向きになり、ふくらはぎの後ろについている鍵を見た。鏡の中、女性と男性が混ざり合った人間の姿を見ながら、なぜか勃起してくるのを感じた。

彼女たちも、その小さな現象に気づいたようで、くすくす笑っていた。

「彼女、気に入ったんじゃない?」 ジェニーが笑いながらドナに話しかけている。

ドナは、ジェニーの美しい両手を握り、嬉しそうに自分の胸に引き寄せて当てた。自分のしたことに気づき、すぐに謝っていた。

「いいえ、気にしなくて良いのですよ。お2人ともとても素敵ですもの。お2人の喜びは全部、私の喜びでもあるんです」

ジェニーの瞳を覗き込む妻の瞳が、少し輝いたのを見た。ドナは、頬を染めながら言った。

「さあ、今度はネグリジェを見に行きましょう」

ジェニーが僕を見てウインクした。

「さあ、今度は、あの歩き方をやってみましょう、さあ、ミス・ビッキー?」

ジェニーは店の前の方へ戻り、入り口の前で立ち止まり、ドアの鍵を下ろし、ドアとショーウインドウのブラインドを降ろした。

「もう閉店の時間なの。これから他の新しいお客様が来て、お相手するのはしたくないと思って」

「あら、ごめんなさい。私たちもまた日を改めて来ることにするわ。あなたを待たせるつもりはなかったのよ」

「あら、違うの。あなたたちお2人のお相手をするのは嬉しいことなのよ。お2人がお買い物をする間、店を閉めて、ちょっとプライベートになれるのが嬉しいと思ってのことなの。さあ、歩いてみて、ビクトリア。こういう風に」

ジェニーは再び歩いて見せた。

損害賠償 (4) 

そのメアリの肩にラブの手がかかった。メアリは、ケビンが事故の代償を彼女の肉体で払うことにしたのを知ったのだった。彼女は、ケビンの酒酔い運転のことは知っていた。彼が苦しい選択を迫られていたのも分かっている。だが、彼なら何か方法を見出すと期待していたのだ。いや、まだ彼女は希望を捨てていなかった。こんなことが自分の身に起こるとは、どうしても信じられない。

ラブに車に引っ張られ、メアリはもがき逃れようとした。そのラブが言う。

「俺が言う通りにした方がずっと楽になるぞ」

ラブがほのめかした脅迫の意味をメアリは理解した。抵抗をやめ、仕方なく、車に連れて行かれる。後部座席に乗せられる前に、彼女はケビンを振り返った。

うなだれていたケビンは、顔を上げ彼女を見た。

「ごめん、メアリ」

ラブはメアリを車に押し込み、ケビンに向かって言った。

「お前の車にはニックが乗る。俺の家はニックに教えてもらえ」

ラブは、車に乗り込んだ。他の2人の男がメアリと一緒に後部座席に乗り込んだ。ラブはエンジンをかけ、車を出した。

ケビンとニックはケビンのピックアップに乗り込み、古いキャディラックの後ろに続いた。ケビンがニックに訊いた。

「ラブはメアリに暴力を振るわないよな?」

「まあな。おとなしくしてる限り、大丈夫だろ、たぶんな」

そうは言われても、ケビンは納得していなかった。

「みんな、メアリとセックスするつもりなんだろ? 違うのか?」

「そういう言い方はしねえもんだぜ。あの可愛いご婦人に、黒肉の美味な味をご紹介するって、そういう風に言おうじゃん」

ニックはそう言って、クククと下品な笑いをした。

ケビンはそれから一言も話さなかった。車が進む。10分後、2台の車は、町から8キロほど離れた、非常に古い家の前に着いた。周りには他の家は見当たらない。ケビンは、家に入り、メアリの姿を見る。

「大丈夫か?」

メアリは頷いた。だが、明らかにこの窮地に恐怖している顔をしていた。ケビンに向けた表情から、彼女の中に、このような状態をもたらしたことに対する夫への怒りが満ちてきているのが分かる。

非常に小さい家だった。部屋は2つだけ。右の壁にキッチンがあり、左の壁にはソファがあった。玄関脇の壁にテーブルが1つ。部屋の奥にドアがあって、その先は小さな寝室とバスルームになっていた。そのドアの隣に暖炉があるが、今は夏なので閉じられている。エアコンはなく、2つある窓は全開になっていたが、室内は非常に暑かった。部屋は清潔ではあったが、ムッとした匂いが満ちている。メアリは一刻も早く、そこから出たかった。

ラブは古い冷蔵庫に行き、ドアを開け、中からビールの6缶パックを出した。それを、ジムと呼ぶ男に放り投げる。ジムは一缶ずつに分け、全員にビールを渡した。ラブがケビンの前に椅子を引き出した。

「まあ、座れよ」

ケビンが座ると、ラブはメアリに身振りで自分の方に来るよう指図した。ジム、ニック、そしてポップと皆が呼ぶ男が、近くの椅子やソファに腰を降ろした。ラブが始めた。

「さあ、メアリ。俺たち今夜、パーティをしようと思っている。あんたがリラックスすれば、あんたは楽しい時間を過ごせるはずだ。だが俺たちに歯向かえば、嫌なことが起こるだろう。よく覚えておくことだな、あんたは、車のダメージの償いをしに来たってことだ。分かったか?」

メアリは頷いた。自分が償いのためにいるのは分かっている。だけど、彼らが何をしろと望んでいるのか、よく分からない。漠然とは分かるが、その予想が間違っていたらいいのに。

「オーケー、メアリ。さて、あんたは何で今夜ここにいるんだ?」

「車に与えたダメージの償いをするためです」 おどおどと答えるメアリ。

「その通りだ。じゃあ、今度は、俺たちは今夜何をするんだっけ?」

メアリは、ラブが何を望んでいるのか分からず、少し沈黙した。そして、恐る恐る答える。

「パーティ?」

ラブはにっこり笑った。

「その通りだ、可愛い子ちゃん。さて、次はどうだ? 俺たちはパーティで何をするのかな?」

メアリは、ラブが何と答えてもらいたがっているのか、知っていた。それを思い、顔が赤らんだ。そんなことを口に出すなど、あまりに恥ずかしくてできない。ラブは、うんうんと頷いて見せ、メアリに答えるよう促していた。メアリは助けを求めてケビンを見た。だが、ケビンは、いくじのない顔を見せるだけ。とうとう、メアリはがっくりとうなだれ、小さな声で答えた。

「・・・セックスです」

「ええ? 聞こえなかったぞ?!」 

ラブが大きな声で言った。

メアリは顔を上げラブを見た。目には涙を溢れさせている。そして、前より大きな声で答えた。

「セックスです」

ラブの顔に笑みが戻った。

「何と素晴らしいアイデアだ! で、俺や俺の仲間とセックスをするのは一体誰なんだ?」

メアリは、恥辱に顔を赤くした。

「私です」

ラブはうんと頷いた。

「よくできた。その通り。それじゃあ、俺たちが、あんたとセックスしたい気分になるように、服を脱いでもらえるかな?」

メアリの顔色は、濃い赤に変わっていた。恐怖のため、体が凍って動かない。

失われたしとやかさ 5 (5) 

バーへ戻ると、大半の席は空になっていました。ですが、ステージの1つにだけ照明がついていて、その周りに男の人たちが何人かいました。近づくと、彼らが全員、黒人で、歩いてくる私を見てニヤニヤ笑っていました。私はブースに行こうとしたのですが、チレルが私を引き戻すのです。

「お前の場所はステージの上だ」

私はステージに目をやり、そしてチレルの顔を見ました。

「もうお願い。私を家に帰して」

「今夜だけだ。今夜が終わったら、後は俺たちも奥さんには手を出さねえよ」

私はそれを聞いて、ためらいながらも、ステージに上がる段を登ったのです。ステージにはキョウコがいて、段を上がる私に手を差し伸べました。

「先生? 心配しなくていいのよ。この人たち、いっつもこういうことしているんだから」

ステージの中央に来ると、キョウコは私のドレスをゆっくり引いて、床に落としました。すでに私はブラジャーもパンティも奪われていたのです。ドレスの下は、素っ裸だったのです。20人近くもいる、大きな体の黒人たち。その前で、私は全裸で立っていました。
その時でした。チレルが、ここで起きていたことを私に教えたのです。その時の彼の言葉を私は一生忘れないでしょう。

「奥さん、よーく見回してみることだな。男たちの中に、奥さんが知っている人がいるんじゃねえのか? ほら、あんたが挨拶もしなかった、奥さんの前の職場の同僚がいるだろう? それに、奥さんが勤めている学校の用務員もいるぜ。あんた、あの用務員のこと、休憩を長く取りすぎるって報告しただろう? あそこにいるのは、旦那さんの会社のマネージャーだ。一度、会った時、握手もしなかっただろう? ほら、奥さんのご近所さんもいる。奥さん、あいつのこと、自分の住んでるアパートで盗みを働いてるってセキュリティを呼び出したことがあったよな? 残りの連中は、まあ、なんだ、奥さんを完璧なちんぽ狂いに変えるお手伝いをしたいって言う連中だ。みんな、ここに集まって、奥さんを見に来たわけだ。無垢で、恥ずかしがり屋で、人種差別を当然と思ってる、高慢な人妻が、でかい黒ちんぽが出てきただけで、すぐにひざまずいてしゃぶり始める、飢えた淫乱スケベ女に変わるのを見に来たんだよ」

その言葉を聞かされ、私はショック状態になっていました。実際、顔を知っている人が何人かいました。時々、私が話しかける人もいます。私はとっさにステージから降りようとしましたが、キョウコが私をしっかり捕まえて離してくれません。

キョウコは私の体を愛撫し始めました。首筋に優しくキスしてくる。彼女の触り方はとても女性的で、官能的でした。それにキョウコの体から漂ってくる香りも、どこか陶酔させるところがあったのです。

どうして、私は、キョウコの教師をしているときに、彼女のこういうところに気づかなかったのだろう? 私の中、何かが変わりつつあるのを感じました。この禁断のレズビアンの行為を気持ちよく感じ始めていたのです。

キョウコはゆっくりと私の体の下のほうへと動いていきました。乳首を吸って硬くさせている。両方とも。自分でも乳首がツンと固く立っているのが分かりました。私は立っていられず、床に両膝をつきました。あそこが濡れていました。

キョウコは私を後ろへ倒し、仰向けにさせ、そして両足を広げました。彼女の熱い息が下腹部に当たるのを感じました。そして、とうとう、彼女は私のバギナを舐め始めたのです。それでもまだ私には意志の力が残っていて、何とか逃れようとはしました。でも、キョウコは、私をしっかり押さえて、離してくれません。

写真家 (1) 

「写真家」 The Photographer by M1ke Hunt Copyright 1997

前作の「焦らし女」の後、僕にメッセージを送ってくれて、ストーリーを書き続けるよう励ましてくれた皆さん、どうもご親切にありがとう。僕がストーリーを書き続ける唯一の理由がそれなんだ。あ、いや、分かってる、分かってる。まあ、確かにストーリーを書いて、時々僕自身、楽しいことをしていると言えるかも。ま、僕が何を意味してるか分からないかもしれないけど(ウインク笑)

というわけで、これが最新作。僕のちょっと昔の出来事の話。結婚する前のことだ。実話だよ。それに、この続編もすでに仕上げてある。そいつも実話。校正するのに1週間ほど余裕をくれ。読みたかったら、メールで送るよ。気に入った場合でも、だめだと思った場合でも、改善の意見がある場合でも、自由に僕にメールを書いて意見を述べて欲しい。

ストーリーだけ送ってくれればいいんだよと思う場合でも構わない。ともかくその旨を伝えてくれ。メールはM1KE@hilarious.comかM1KE@hilarious.com.に。M1KEの2番目の文字は、oneの1で、eyeのIではないことに注意ね。

ここのところに、いつもの但し書きがあるものと思ってくれ。君が18歳未満だったら。これを読んではいけないよ。いや、ここのところはオーケー。こっから下の汚いヤツはダメ。

君がウッドストックがどこで行われたか言えなかったら、まだ君は若すぎる。テネシー州の学校に通っていた人だったら、いずれにせよ、君にはそもそも文章が読めないかも。君が住んでいるところではこういうのを読むのが違法だったら、ここでストップすること。君の事を言ってるんだよ、船乗りさん。

「写真家」 by MIKE HUNT

僕は高校のときからカメラをいじってきた。高校のとき、お金を貯めて、初めてまともなカメラを買ったんだ。知ってるよね。35ミリカメラと交換レンズ2式。ま、いじってきたと言うのは、つまりカメラはずっとただの趣味だったということ。カメラで生計を立てられるほど才能があるなんて一度も思ったことがない。そんなわけで僕は今は会計士になっている。ああ、その通り。大きな公認会計事務所のしがない、いち会計士さ。だけど、9時から5時までの楽な勤務時間だし、それなりの生活ができる給料はもらっているからいいけどね。3月だけは別。あの時期になると、みんな一斉に僕をめがけて税金の書類を放り投げてくるから。

とにかく、僕は、隣に住むボブに、野外で撮影した写真を何枚か見せていた。ボブがあんまり僕の写真についてしつこく訊くもんでね。写真の季節は秋で、紅葉になりかかりの季節。

どうやら、ボブは、つい最近、奥さんのクリスタルのために、例の「グラマー写真」(参考)を撮ってもらい、それに200ドルも払ったらしいんだ。しかも、その出来栄えにひどくがっかりさせられたと。ボブは彼女の「セクシーな」写真を欲しかったわけなんだけど、出来上がってきたのは、全然、物足りなかったらしい。クリスタルは根が恥ずかしがり屋だ。時々、社交の場での2人の様子を見ていたから、分かる。それでも、その写真の彼女は、本当に見るからに野暮ったく写っていた。写真自体は確かに良く撮れている。問題は、彼女の衣装が1930年代の田舎女教師みたいだったこと。そいつは残念なことだよ。だって、クリスタルは実際、可愛い女の人だから。身長はだいたい165センチくらいで、実に良い体つきをしているし、何より、ちょっとボーイッシュだけどキュートな顔をしているんだ。どっちかと言えば、ちょっとやせ過ぎのように僕は思うけど、でも、胸はかなりでかい。

テッド 2 (5) 

「お父さん? このような事態になったのを容認したのはお父さんなんだよ。しかも、自分の息子を守ろうとも、助けようともしなかった。お父さんは、自分がこの状態を続けていきたいという理由から、僕を犠牲にし、僕にこの状態に合わせていくように期待したんだ。みんな誰も僕のことを考えていなかったし、これがどんな影響をもたらすかも考えていなかった。どの1人も、自分のことしか考えていなかった。まあ、そういうわけで、僕も、そろそろ自分のことだけを考える時期になったと思ったわけだよ。そして、僕が自尊心を幾ばかりかでも保持できる唯一の方法は、ここから抜け出し、僕のことを、こんなにも軽視したアバズレ女どもにいくらか仕返しをしてやることだと思ったわけだ。自分で乱したベッドは自分で直すことだね。やったことの責任は自分で。どんな戦争にも罪のない哀れな傍観者がいるものだが、この些細な戦争においては、ジョイスと彼女の子供たちが、それに当たるんじゃないかと懸念しているよ」

僕は最後にテッドに顔を向けた。

「テッド、君が、ここにいる哀れなウインプ夫と同じくらい男らしい男で、僕がしてきたように、ここにいる者たち全員を養い、医療費を払っていけるだけの経済力があるかどうか、お手並み拝見とさせていただくよ。ここにいる者の中で、結局、誰が本物の男だったか、すぐに分かるだろう。君は、この家族の知り合いたちの誰からも援助はもらえないし、父からも、ましてや僕からのお金ももらえなくなる。たまたま生まれの偶然からか、君は、人より大きなペニスを与えられていたかもしれない。だが、君は、これまで与えられてきたものを手に入れるためには、いっさい何もしてきていなかったのだよ・・・」

「・・・まあ、ここにいる3人の淫乱女たちを使って、彼女たちを街に立たせて、金儲けすることはできるかもしれない。毎日の支払いをしたり、ビールとワインを飲みまくるくらいのお金は稼げるだろう。だが、もちろんのことだが、それを続けていくとすれば、女どもを街に働きに追い立てなくてはならないだろうし、その後どうなるかだな。それに、近々、請求が始まる医療費のこともある。それはちょっと考えておいた方が良い額になるよ・・・

「・・・おっと、それから、テッド、君はお母さんをけしかけて、お父さんに、君を会社のパートナーにするよう仕向けただろう? とすると、会社の倒産に関しては、お父さんと一緒に君も責任を負うことになるよ。逆に、お母さんは、君の命令で、僕を会社のパートナーにはさせなかったわけで、その点では君に借りができたかもしれない。そもそも、君が会社のパートナーなどにならず、会社に首を突っ込まなければ、お父さんは僕をパートナーにするほか道はなく、こんなことにはならなかったんだがね。お父さんは、このことを君やお母さんに全部、説明しようとしていたらしいじゃないか。少なくとも、会社の秘書は僕にそう言っていた。ああ、そうだ、その点ではお父さんに感謝するよ。この秘書の話を聞いて、僕は今日のことを思いついたんだから」

僕は皆に背を向け、玄関へ向かった。

玄関に着いたとき、僕の後ろで、断末魔の大騒ぎが沸き起こっていた。互いに相手の悪口を言い、この出来事の責任を押し付けあっている。僕は苦笑いし、家を出た。

Drawer 引き出し (12) 

私が玄関に出た。夕食のすぐ後。マリアに挨拶をしたが、彼女は、ちょっと思わせぶりに微笑んでウインクをして私を見ているだけだった。そして、彼女は、ベンが座って待っているリビングに入っていった。そこで、彼女は、立ったまま彼を見下ろしていた。どことなく、何か期待している表情をしている。だが、笑みはなかった。ベンが顔を上げ、やあ、マリアと言ったけど、マリアは、まだ、突っ立ったまま彼を見下ろしていた。ようやく、ベンが立ち上がり、彼女の前に立った。そのとき、一瞬、マリアの口元に笑みが浮かんだような気がした。

「両手を頭の上に」

マリアがようやく口を開いた。小さな声だが、力がこもっていた。

「はい、女王様」

彼は命令に従った。体を硬直させ、気をつけの号令を受けた兵士のように直立した。マリアは、彼を検査でもしているように、彼の周りを歩きまわった。彼は、目すら動かさず、じっと直立していた。マリアは私に目配せし、微笑んだ。私と対面しつつも、彼に問いかけた。

「命令に従う心積もりはできてるか?」

「はい、女王様」

「私たちは映画に行く。ついてきなさい。2人とも」

マリアを止めるのは不可能のようだった。私とベンは、彼女に従って、外に出た。

私たちは彼女の車に連れて行かれた。助手席に男の人が座っていた。・・・前とは違う男の人だったが、この人も若くて、とてもハンサムだった。マリアは私たちに後部座席に座るように指示し、車を走らせた。近くのシネコンへと行く。誰も一言も話さなかった。

その映画は公開されてからかなり経っており、劇場にはほとんど客がいなかった。ベンなら、その映画は、ベンなら見たがらないと思われる映画だったが、私は、見ようかと考えたことはあった。マリアは、前の方に半分ほど行った、右の側席に行くように指示した。がら空きなので、中央部であれ、どこにでも好きなところに座れたのだけど、どういうわけか、壁に沿った側席を指示した。私が通路側、ベンたち男2人は壁側に座り、マリアが私と男たちの間に座った。

映画が始まると、マリアは男たちに何か言った。ちらりとそちらに目を向けて見た。すると、ベンたち2人は、椅子から降りて、床に座っている。しかも服を脱ぎ始めてもいる。そして、シックス・ナインの形で床に横になり、お互いに吸い始めたのだった。

マリアに、映画を見るようにと注意された。私は2人の方を見つめていたに違いない。彼らは床に横になったまま、黙々と、相手を吸っていた。やがて、ようやく、私は映画にのめりこんでいた。悲しい映画で、私は泣き出していた。マリアも同じだった。マリアは、また何か2人に話していた。映画が終わるまでには、2人とも元通り席に座っていた。映画館を出た後、私たちは建物の裏手の陰になっているところへ歩いた。そして、そこでもマリアは、2人に裸になるように命じ、さらに再びシックスナインをさせたのだった。アスファルトの上でである。家に帰った後、マリアは私に言った。

「しばらくベンとはセックスしないように。ベンは、誰がボスなのかはっきり知る必要があるから」

報復 第2章 (1) 

「報復」 第2章

6月第3週

その週が終わるまで、スティーブは、ピックアップに乗り込み、どこかに出かけようとするたび、そろそろ彼を連行しにパトカーが来るころだろうと、半ば予想しながら過ごした。あれから2日経っても、真夜中に玄関をノックする音がすることも、建築現場に制服を着た警官が彼を逮捕しに来たりすることもなかった。彼は次第に心が落ち着いてきた。あの日、バーバラと一緒にいた男に、通報しても構わないと苦々しく約束したものの、不安であるには変わりはなかった。地方検事がスティーブに罪を宣告した場合、彼には何ら合法的な弁解の余地がないのは分かっていたからである。

逮捕されるのを待つ間、スティーブは兄のジョンが推薦してくれた女性弁護士のところに通っていた。ジョンに言わせると、彼女は法廷ではブルテリア犬(参考)のように攻撃的らしい。ついこの前も、ジョンの友人の1人を担当し、彼の妻が不貞を行ったという証拠がほのめかし程度しかなかったにもかかわらず、3人の子供の養育権をもぎ取ったという。スティーブは、当事者双方に責任を課さない、単純な離婚以上、何も求めていなかったが、それより先に進み、彼のために極度に攻撃的になってくれそうな弁護士を立てるのも良いかもしれないと思った。そうすることが彼の心境にピッタリするなら(参考)、の話だが。

家の鍵は、金曜日までにすべて、交換した。バーバラの衣類の大半は、30箱程度の衣装箱に詰め込み、彼女の個人的な持ち物も小さな箱に詰めた。スティーブは、その作業にだらだら時間を掛けなかった。衣装棚や引き出しから、クローゼットの横棒に吊るされているものまで、ありとあらゆる衣類を一掃し、手当たり次第に、近くに置いてある箱に放り投げた。

衣類を詰めた箱はすべてテープで止め、ガレージにもって行き、積み上げた。間もなく、彼の元妻の身分になる女が、ここに来て、その箱を持っていくだろう。一応、片付けた後も、何度も箱に入れ忘れた物が出てきた。スティーブは箱を1つだけ開けたままにしておくことに決めた。新しい小物を見つけ次第、その箱に放り投げられるようにである。

土曜日になり、まだ彼は自由の身のままだった。スティーブは、バーバラとやっていたあの馬鹿男は警察に通報しなかったのだと判断した。この3日間、毎日、バーバラから数回にわたり電話が来ていた。だがスティーブは、それには出なかった。電話に表示される発信者の番号が彼女の携帯電話の番号だったり、彼女の親族の電話番号だった場合、いずれも彼は無視した。電話に出ないことでバーバラが怒っているに違いないのは分かっていた。だが彼は気にしなかった。

また電話が鳴った。義理の父親の持っている携帯電話からだと表示されていた。スティーブは、衝動的に、そろそろ沈黙を破る時期が来たと判断した。

「もしもし、ロイド?」

スティーブは静かな声で受話器に話しかけた。向こうでは、少しの間、沈黙があった。

「ああ・・・スティーブ!」

バーバラの父親は、スティーブが電話に出るとは、正直、予想していなかったようだった。

「はい。何か御用でしょうか?」

「ああ・・・スティーブ・・・えっと、今回のことについては私もただただ済まないと思っている・・・つまり、君とバーバラの間の問題についてだが。私は・・・いや・・・私たちは、一度、君に家へ来て、話をしてもらえたらと思っているんだ。私たちが、君の状態を考えているというのは分かっていると思うし、誤解したまま、もっと事情が悪くなるのは避けたいと思っているんだよ」

スティーブは、しばらくの間、何も言わなかった。このコードレスの受話器をテーブルに置いて、そのまま、立ち去ってしまおうかとも考えた。この電話は、受話器を下に向けておくと、自動的に通話を切るようにできている。そうしてしまいたい気持ちになった。

「スティーブ?」

スティーブはさらに少し沈黙したままだった。

ポルノ・クイーンの誕生1(21) 

僕は数秒間、ぽかんと口を開けてマリアに見蕩れていたと思う。彼女は僕に近づき、手を握って言った。

「ズボンの前の盛り上がりからすると、あなたが女の子を好きなのは明らかなようね。だから、多分、あなたは完全なゲイじゃないと。じゃあ、私についてきて。仕事をしなくちゃね」

マリアの後ろについて歩きながら彼女に言った。

「僕は全然、ゲイなんかじゃないからね」

「うふふ。でも、今朝、あなたが着ていた服を見たら、そう言われてもちょっと納得しにくいわよ。何と言っていいか、可愛いピンクのネグリジェ姿でうろついている男がいたら、ベッドの中でも喜んで女の子の役割をやっているはずと思うから。ひょっとすると、あなた、バイセクシュアルかも。それもオーケーなのよ。って言うか、私自身も場合に応じてどっちにも切り替えるし。私のボーイフレンドは気づいていないけど」

言い返そうと思ったのだが、その前に、僕たちはキッチンについてしまった。マリアは、夕食の準備のためにしなければならないことを説明し始めた。さらに、どこにワインが貯蔵されているか、夕食と一緒に味わうにはどのワインが良いかを僕に教えてくれた。

マリアは、僕が知っておくべき事項をすべて説明し終えた。

「私はそろそろ出発することにするわ。だから、あなたも、シシーしか着ないような服に着替えてもいいわよ。明日も、朝食に来る時、怖がらずにあなたの部屋にあるメイド服を着てきていいわよ。私も、あなたがすっかり着飾ったらどれだけ可愛くなれるのか、見てみたいと思っているの」

「どうして、あのメイド服のことを知っているの?」

僕は、マリアがどうしてあの服のことを知っているのか、すっかり頭が混乱していた。

マリアは僕の手を握った。

「あなたがミス・トレーシーのところにいる間に、あなたの部屋に入ったの。私は、あなたがシシーに振る舞うことを、私の兄の時のように、強く押し進めたいとは思っていないわ。ただ、あなたが本気でそれに進む気なら話は違うけど。あなたの部屋にあるあのたくさんの可愛い服を見て、私はあなたもシシーだと分かったの。そういう風にあなたのプライバシーに立ち入るのは良くないことだとは分かっているわ。だから私を許してね。さあ、もう行かなくちゃ。私、今日は彼氏にビーチに連れて行ってもらうのよ」

僕が何も言えずにいる間にマリアは出て行ってしまった。

マリアが出て行った時までに、僕はすっかり混乱してしまっていた。どうして寝室のあの服が僕のものだとマリアは思ったんだろう? 彼女は、僕の前のメイドたちがあのユニフォームを着ていたのを見て知っていたに違いないのは確かだ。あのメイド服は新品であるように見えるものの、彼女があの服を見たことがあるのは確かだ。それに彼女が僕のことをシシーと呼んでいたことも気に食わなかった。一晩、僕がナイティを着ていたというのは確かに認めるよ。でも、そうだからと言って僕がシシーだとはならないじゃないか。それに、どうしてマリアは僕をゲイだと思ったんだろう。着ている衣服で、その人がゲイかどうか決まらないじゃないか。例えば、女の子で男子服を着ている人がいっぱいいるけど、だからと言って、あの女の子たちはみんなレズビアンということにはならないんだから。


心が望むものをすべて 5 (1) 

「心が望むものをすべて」 第5章 by AngelCherysse

もう、どうしようもなかった。私はぼろぼろになっていた。こんなことはなかった。まずは、できるところから、していく。

まず、すべてのレイプ被害者が行うべきことを行った。警察の性犯罪課のドッティ・ハンソン捜査官が私の通報を受け取った。彼女にエスコートされて病院へ行き、性犯罪検査(レイプ・キット:参考)を受けた(もっとも、事後、シャワーを浴びた以上、私も捜査官も、使えるような証拠が出てくるとは期待していなかったが)。加えて、薬物検査と、STD(性病)検査も受けた(これを思うと身の毛もよだつ)。

「ロン」と「テリー」は以前から通報されていた。それも数回。彼らは、バーなどで、女の子を引っ掛けたその場で薬を飲ませ、後に、恐らくモーテルなどのどこか人の目につかないところに連れ去るのが普通だった。彼らが時間を置いて「遊んだ」犠牲者としては、私が2人目だった。彼らは、巧妙で入念だった。彼らは、言っていたのとは異なり、問題のスポーツクラブの従業員ではなかった。これまでの事件では、彼らは住所や電話番号も明らかにしていない。現時点では、警察は、2人の名前が本当の名前なのかも、この地元に住む者なのかすらもはっきりしていなかった。

コンピュータのデジタル・スライドは、その点、捜査に関して突破口となりえるものだった。まして、そこに写っていたダニーの存在も、そうである。ドッティにはダニーのことを捜査外に置くよう、苦労しつつも、何とか説得することができた。少なくとも今は捜査外とされている。

ドッティ捜査官は、ダニーに対して全国指名手配しそうな勢いだった。・・・あなたがレイプされているのに、ご主人はそれを見ていて、止めようとしなかった? その直後に姿を消した? なのに、あなたは少しも疑っていないの?・・・

私は彼女に説明した。これまでも私は不実をしてきたこと。それからすれば、ダニーは、目にしたことが、それまでとほとんど同じようなことではないと考える理由がなかったのだろう・・・もっとも、それまでと同じと言っても、(彼女にとっては)極度に侮辱的なことだったのは確かだが・・・いずれにせよ、そのことで彼女が突然に姿を消したことを簡単に説明する。彼女には、ひょっとすると、私が完全に理性を失っているように見えたかもしれない。もしそうだとしても、まあ、私が気が変になるほど激しくセックスされているからだと彼女が考えたのだろうと思うし、そういう風になるのは、行為の前に1杯か、いや、2杯か3杯、お酒を飲んでいると、私の場合は特に変わったことであるわけではないから。

ドッティは依然として納得していなかったようだが、私がダニーの写真を見せたら、その様子が変わった。その写真は、モールにある、飛び込みオーケーのグラマー写真スタジオ(参考)で撮った写真の1枚だった。裾が短いタンクトップで、胸の谷間と、両手で回しきれる程の細いウエストを見せびらかし、罪深いほどミニのフレア・スカートにプラットフォーム底のアンクル・ストラップ・サンダルを履いた姿だ。彼女のおへそにピアスで穴あけしたが、その傷も癒えていたので、私はそこに可愛い小さな宝石リングをつけた写真が欲しかったのである。

それをドッティに見せたとき、私は、事実上、彼女のあんぐり開けて落ちそうになったあごを押さえ、私の手で元通りに口を閉じさせてあげなければならなかった。

「これがあなたのご主人?」 彼女は信じられないという風に訊いた。

「違います。私の妻です」 私はにやりと笑いながら答えた。

ドッティは頭を振りながら、興味深そうに笑みを浮かべた。そして溜息混じりに言う。

「分かったわ。あなたの言いたいことが」

バースデイ・プレゼント 5 (1) 

「バースデイ・プレゼント」 第5章 第4章(3/3)の続き

店に入り、最初に僕の注意を惹いたのは、皮とビニールのボンデージ服に身を包んだ女性のマネキンだった。店に入る直前にドナが僕に言った言葉が、スパンキングのことだったので、なかなか、タイミングが良いと思った。ドナに目をやると、彼女もそのマネキンを見ていた。妻は瞳にクエスチョンマークを浮かべながら僕を見ていた。僕は思った。いいんじゃない? 毒を食らわば皿までも。やるならとことん、だ。僕はにやりと笑って言った。

「さっき、僕にスパンキングするつもりだって言ってたよね。だったら、それをするのに適切な衣装をすべきなのかもしれないよ」

「ええ、私も同じことを考えていたの。悪い娘には、ちゃんと躾をする必要があると思うから」

カウンターから、端正な顔立ちの赤毛の女性が出てきて、僕たちに声を掛けた。

「何かお探しですか?」

彼女は僕の唇を見て、さらに視線を僕の爪へ落とした。彼女の美しい唇にうっすらと笑みが浮かぶのが見えた。

僕は、このような反応に慣れ始めていたと思う。僕も微笑を返した。

「妻が2、3探しているものがあるんです」 そう言って、ドナに目をやり、微笑む。

妻は僕を見て、媚びるような笑みを浮かべた。

「ええ、そうなの」 そして赤毛の女性に顔を向ける。

「ピンクのネグリジェはあるかしら? 夫のビクトリアのサイズに合うような?」

美しい店員は僕に顔を向け、頭からつま先までじっくりと確かめるようにして見た。アーチ状にそろえた眉、グロスをつけた唇、目にもはっきり分かるブラジャー、そしてマニキュアをした偽爪を確認する。笑みを浮かべて返事した。

「まさにぴったりのサイズがあると思いますわ、ミス・ビクトリア?・・・こちらに来ていただけますか? 私の後について来てください」

彼女は店内を進み、多種多様なネグリジェが揃えてある一角に向かって行った。ハイヒールで歩いているため、彼女のヒップが大きく揺れて見える。

僕もついて行くと、彼女は振り返って僕を見た。

「あら、それはいけないわ」

と、そう言ってドナを見て、微笑む。

「それもお手伝いさせてもらってもよろしいかしら?」

妻も彼女に笑顔を返した。

「ええ、構いませんよ。ビクトリアは、こういうことをつい最近、覚え始めたばっかりなの」

「まあ、素晴らしいスタートを切ったようですわね。でも、その歩き方はもう少し練習しなければ。適切な靴が役に立つと思いますが、いかがでしょう?」

妻は微笑んで僕を見た。

「仰るとおり」

「私、ジェニーと言います。ちょうどそのようなものがありますよ」

彼女は僕たちを靴が揃えてある棚のところに連れて行った。さまざまな、美しいスパイク・ヒールの靴が並べてあった。僕の靴より、1サイズ半大きな数字が書かれている箱を取り出す。

「これが良さそう」

彼女は僕を座らせた。履いていた靴の紐を緩め、靴を脱がす。続いて、ソックスも脱がした。ジーンズの裾をふくらはぎの上までめくり上げ、椅子の横に置いてあった包みから、ふくらはぎまでの丈のストッキングを取り出した。

「足を出して、つま先を伸ばしてください」

この動作は、昨夜行ったことであることを思い出し、彼女に言われた通りにした。ジェニーは、濃茶のストッキングを僕のつま先にかぶせ、するすると巻き上げ、足からふくらはぎに掛けて、装着した。ふくらはぎ全体を撫でて、しわを伸ばす。もう一方の足にも同じことを行った。

「いらっしゃる前に体毛を剃って来ていただいて、助かりますわ。時々、毛むくじゃらのままでいらっしゃる方がいるのですが、それより、つるつるになっている足の方が、ずっと素敵に見えますものね」

損害賠償 (3) 

ラブの頭にある計画が浮かび始めた。この弱そうな白人坊主は、俺の体格の大きさや強そうなところにびくびくと怖気づいているのがありありとしている。それに俺には仲間もついている。このケビンって野郎は、警察を巻き込むのは避けたいと言っていた。こいつ、前に何か問題を起こしているんじゃねえのか? ひょっとすると、俺たちが望むものを何でもこいつからぶん取ることができるかもしれない。

「おい、兄ちゃんさあ、こういうのはどうだ? そこにいるあんたの連れの人に損害を払ってもらうっていうのは?」

ラブは、タイト・スカートに包まれたメアリの尻を横目で見ながら言った。

「いや、申し訳ないんだけど、妻にもそのお金はないんだ」

「なんだよ、どっちも払えねえってかあ?」

ラブは、わざとふざけた調子で大声を上げた。

「これって、ひでえ話と思わねえか?」

他の男たちも、ラブがしようとしていることを察知し、彼の言葉に頷いて、声をそろえて、ひでえ話だと訴えた。

「でもなあ、ケビンの兄ちゃんよ、あんたの奥さん、他にも財産持ってるだろう?」

ケビンは、ラブの言い方に嫌な予感がした。メアリを見ると、瞳に不安そうな表情を浮かべている。

「どういう意味だ?」

ラブは沈みかかっている夕日に視線を向けた。

「あんた、俺の見るところ、弁償する方法は1つしかねえな。奥さんに、俺たちのパーティのお客さんになってもらうのさ。あのお日様が上がってくるまでには終わってるはずだ」

ケビンには、この男が何を考えているのか分かっていた。メアリに目を向けた。彼女は、大きな茶色の瞳に恐怖の表情を浮かべて彼を見ていた。この連中が考えていることをメアリが察しているのかどうかは分からない。だが、怖がっていることだけは確かだ。

「妻にそんなことはさせられない」

ラブは、太い腕をケビンの肩に回した。

「なあ、ケビンよお、あんた今、厳しい状況にいるんだぜ? あんたは、俺の車をこんなにしちまったってえのに、その弁償ができねえって言う。それに、俺の仲間にはむち打ちになっちまったのがいるかも知れねえんだぜ? もしそうだったら、もっと金がかかるんだ。なのに、警察沙汰にはしたくねえと来る。あんたには選択肢が2つしかねえんだよ。あんたの奥さんを俺たちのところに来させるか、俺たちが警察に電話するかだ」

ラブは歯を見せて笑顔になった。

「なんなら、あんたも一緒に招待してもいいんだぜ?」

ケビンは何も言わなかった。

「何とかして、ケビン。私、この人たちと行きたくないわ」

ケビンにできることはなかった。一瞬、車に飛び乗って、ここから逃げ出すことを考えた。メアリが車の中に留まっていてくれたらよかったのに。彼女が外に出ている以上、2人とも逃げるのは不可能だった。それに、この連中は、そもそも、自分がどんなことをしても、メアリを連れて行くつもりなのではないかとも思った。ひょっとして、自分に、かなり痛い目に合わせるつもりなのかも。だが、もし、ここで同意したら、連中は自分に危害を加えることはなさそうだ。連中は自分も一緒に連れて行くと言っていた。だとしたら、少なくともメアリと一緒にいられることになる。自分も一緒なら、連中としても、メアリに暴力を振るうことはないのではないか?

「彼女を連れて行け」 

ケビンはそれしか言わなかった。メアリを見ることができなかった。

「ケビン!!」 メアリが叫んだ。

失われたしとやかさ 5 (4) 

チャドが私の下半身を引き寄せ、脚の間に位置取りました。そして、その太いペニスを一気に私の中に埋め込んできました。これで、この2日の間に私にセックスをした3人目になってしまったのです。

ジョーとチャドは私を苦しめながら、大きな唸り声を上げ、いろいろなことを叫んでいました。その声のため、目立ってしまい、他の人々が私たちを見に、ぞろぞろ集まってきてしまったのです。

私は本当に汚れた気持ちになっていました。こんな下品なストリップ・クラブで、心から嫌っている男たちに犯されている。しかも、その姿を知らない男たちに見られている。恥ずかしさや屈辱感で、自尊心がぼろぼろになる思いでした。私はこんなことをする人間ではないのに。

この恥辱は、それこそ永遠に続いているように感じられましたが、ようやく、2人が私の中に射精して終わりを迎えてくれたのです。口の中とバギナの中を2人の汚らわしい体液でいっぱいにさせられました。あそこからも口からも、その液を流しながら、ぐったりとベンチに横たわっていました。2人は、その私の姿を写真に撮っていました。部屋から出て行く2人が話すのが聞こえました。

「たいしたヤリマン女じゃねえか。お前、カラダ売ってる割には、締りのいいまんこをしてたぜ。証拠の写真もしっかり撮ったしな」

「この写真、俺たちを首にした野郎に見せてやるから、それまで待ってろよ」

「そいつも、1発やりてえって言うんじゃねえのか?」

2人は、まるで私のことを人間と思っていないような口ぶりでした。好き放題に使いまくれる、ただの肉穴としか思っていない。

2人が出て行くと、チレルが戻ってきて、私の体にコップの水を掛けました。そしてタオルを投げて、体を拭くように言いました。

「奥さん、なかなか可愛い淫乱ぶりを見せてたな。そんな奥さんに、ご褒美をやろう。あの白人ども、お前とヤルための金として1000ドル置いていったんだ。その金で奥さんに新しい服を買ってやろうな。ぐっと色っぽい服だ。これからは、そういう服を着るんだ。こいつは、条件付けのようなもんだ。奥さんを、これからは俺と俺の仲間専用の、ちんぽ狂いの淫乱にするためのな」

輪姦:男根だらけの電車 (9) 

私は腰を降ろして、再び足を開いて見せた。・・・車掌のペニスが固くなってくるのが見える。

男たちの1人が、車掌の青い帽子を取り上げ、私に投げた。私はそれを頭に被った。

「来て・・・私にやってよ・・・」

車掌の帽子を深々と被り、脇から、ブロンドの髪が出るようにさせた。

車掌は、犬のように口を開け、私の中に飛び込んできた。押し込みながら私の首筋にキスをする。まるで盛りのついた小猿のように彼は私を犯した。その激しさに驚いた。

目を閉じ、車掌の男に、文字通り、ペニスでアヌスを広げられるのを受け止める。周りの男たちは口笛を吹いたり、手を鳴らしたりして喜んでいた。そのうち、また別の二人が私の上にのしかかってきた。電車のシートに座る私。私の脚の間には、車掌が座り、正常位で私のアヌスを犯している。私の胸には男がまたがり、乳房を押さえてパイずりをしていた。さらに別の男が私の顔の前に尻を突き出し、私にアヌスを舐めさせている。しかもその男はパイずりをする男にペニスを咥えさせていた。

私は帽子をしっかり被り、脱げないようにして、目の前の男のアヌスを舐めた。気がつくと、私の両手が左右に引っ張られ、それぞれにペニスが握らせられていた。それも、必死にしごいた。誰のか分からないが、スペルマが私の体に当たるのを感じた。

「むんん、んんんん・・・私ってすごい淫乱だわ」

山ほどスペルマを注ぎ込まれ、頭がクラクラしていると、私のお尻を向けて、アヌスを舐めさせていた男が、体の向きを変え、私の顔の前にペニスを突き出した。

「お前、こいつが欲しいんだろ?・・・な、そうだろ?」

彼は巨大なペニスで私の頬をピタピタと叩いてからかった。

車掌は、彼の青い帽子を被る私のアヌスを犯している。別の男が私の偽乳房を手荒に扱ってパイずりをしている。さらに両手には2本の男根。そして、目の前には男の下腹部が迫っていて、口に突き立てられている。彼にぐいぐいとペニスを打ち込まれ、それを受ける私の後頭部が電車のガラス窓にガンガンと音を立ててぶつかっていた。

「むんんんんん・・・」

ペニスで口を塞がれ、声がくぐもる。

「うぐうぐうぐ・・・・くっ・・・あぐううっ!」

車掌がこれまで以上に激しく突き上げてきた。私の大きなお尻をきつく引き寄せ、ずぶずぶと突いてくる。そして、とうとう、彼が達したようだった。その瞬間、彼はペニスを引き抜いていた。車掌の放った精液が私のペニスに降りかかった。

パイずりをしていた男も頂点に達し、私の胸全体に撒き散らした。そして口を犯していた男も同じく。彼もその瞬間、ペニスを抜いて、私の顔面に射精した。

「あああ!・・・ひどい!・・・私、びしょ濡れじゃない?・・・・」

用をすました男たちが私の体から離れていく。


Drawer 引き出し (11) 

「やめ!」

ようやくマリアが命令した。彼女は、鎖を引っ張って若い男を立たせ、部屋の外に連れていった。部屋に戻ってくると、ベンの手錠と首輪を外した。目隠しはつけたまま。マリアはベンをバスルームに連れていった。彼女の声が聞こえる。

「目隠しを外して、服を着なさい。その後、もう一度、目隠しをつけ、待っているように」

私が姿を現すと、マリアは私に声をかけた。

「どう思う?」

とても興奮していて、私の反応が気になる様子だった。まるで、クラスで一番人気の男子生徒に話しかけて戻ってきたばかりの女子生徒のようだった。私の隣に座って、ベンには聞こえないように、小さな声で話している。

「マリア、どうしてあの人がいることを私に・・・」

「大丈夫、彼は完全な奴隷だから。奴隷にしたら、ちゃんとそこのことを分からせなきゃダメよ」

「マリア・・・」 

私は言いかけたが、最後まで言えなかった。マリアは立ち上がって、バスルームに戻っていった。ベンの上腕を掴んで、連れ帰ってくる。ベンは命令された通り、目隠しをつけていた。マリアは、そのまま玄関まで連れていき、ドアを開け、彼を外へ出させた。彼女は私のところに戻ってきて言った。手には目隠しを持っていた。

「ベンには車の中で、あなたを座って待っているように命令しておいたわ。さあ、彼のところに行って!」

マリアは、実際、私を玄関から押し出す感じで、背中を押した。

ベンは車の中、運転席に座っていた。私を見ようともしない。私は助手席のドアを開け、乗り込んだ。彼は車を動かそうともしなければ、何かをしゃべるわけでもなかった。ただ、じっと座ったまま、ダッシュボードを見つめている。

「ベン?」

たまらなくなり、私は、思い切って弱々しく声をかけた。突然、ベンは私のほうを向き、抱き寄せ、キスをしてきた。ほとんど狂ったようだった! あっという間に私のブラウスの中に手を入れ、さらに別の手もスカートの中に入れてきた。何かに取り憑かれている感じだった。そして、その感じは、伝染性があったに違いない。・・・私も彼のズボンのチャックを降ろし、ペニスを引き出し、飢えた女のように両手で激しく擦り立てていた。

そして私はいっていた。周りに注意することなどできなかった。ベンはまだ私を指でいじっていた。私はようやく何とか態勢を立て直し、前屈みになり、彼のぺニスを口に含んだ・・・この行為は、私はほとんどしないことだった。

やがて、私たち2人ともぐったり疲れて車の中、座っていた。その時になってようやく、誰かが私を見ているのではと心配になった。2人とも服装が乱れていたが、私は気にならなかった。ベンは車を動かし、家に戻った。その夜、再び私たちは愛し合った。さらに明け方にも。夕食すら食べなかった。私はあまりに興奮していて、狂ったような感じだった。

次の日、マリアは午前中に電話をかけてきた。

「どうだった?」

「信じられなかったわ! 2人とも、すごく興奮してたの」

「うふふ。で、あなたは何を怖れていたの?」

私はもう一度、考えてみた。

「マリア? すごく奇妙よ。あのことが私たちにとってとても興奮させることだと、どうしてあなたは知っていたの?」

「私があなたのことを知らないと思ってるの? あの日、どうして私が寝室にあなたを入れたと思う? でも、これはまだ序の口。今夜、あなたの家に行くわよ」

「ああ・・・どうしよう・・・」

「もう、後戻りはできないのよ。あなたは最後まで見届けなければいけないの」

「どういう意味?」

「まあ、あなたはまだ彼を支配することは始めていないでしょ? もしかして、もうした?」

私は返事をしなかった。

「やっぱり7時に、そちらに行くわね」

「マリア? 少なくとも、もうちょっと間を置いてというのはダメかしら・・・?」

「アハハ・・・今夜7時よ!」

彼女はそう言って電話を切った。


テッド 2 (4) 

僕は母親に顔を向けた。

「お母さんも、どうして僕がこういうことをしたか、もう分かったね。僕は、この地区でのお母さんの社会的な立場がぼろぼろになるように手配しておいた。だから、これからは、お母さんには大きな収入もなくなるのに加えて、この地域の友だちもいなくなるはず。でも、僕を除くこの部屋にいる者みんなとか、お母さんとシンディが連れてくるバカどもがいるから、構わないだろう? 昨日の夜、僕は、このノートに載ってるすべての人に、ある小包2つを配達するように手配したよ」

そう言って僕はノートを母の前に放り投げた。

「ひとつは男性に、もう一つは女性に配達される。小包には、ここでテッドたちみんながやってきたことを録画して、編集したビデオが入ってる。お母さん、覚えている? テッドに、シンディと一緒に四つんばいにさせられて、やった時のこと? テッドは、お母さんとシンディのあそこに、交互に突っ込みを繰り返したよね。そして、『他にもっと淫乱売女がいねえのか!』ってテッドが叫んでいた。あのシーンは、男性に送る方のテープの最後を飾るシーンにしておいた。最後のところちょっと加工して、テッドが、『今度は、お前の奥さんを俺専用の淫乱女にしてやるぜ。俺はいつでも狙ってるからな』って言ってると聞こえる風にしてある・・・」

「・・・それに、テッド、お母さん、シンディの3人が、やり終わったところ。あそこのシーンも入れておいた。テッドはすっかり疲れて、真っ裸でリビングの床に仰向けになっていたけど、それを見てお母さんが、『シンディ? 私たち、逞しい男がもう一人は欲しいわね』って言ってたね。それを聞いて3人とも大笑いしていた。あそこのシーンは、女性に送るテープの最後のシーンだ。音声も、『私たち、近々、実地テストを始めるつもり。あなたのご主人、テストにパスするかもしれないわね』って言って、笑ってるように変えておいたよ・・・」

そこまで言って、僕は留守番電話のところに歩いた。

「明日、盛大なバーベキュー・パーティを開くんだろ? その準備の買い物に忙しかったんだろうけど。でも、ちょっとこれを聞いてみるといいよ」

僕は録音の再生ボタンを押した。非常に取り澄ました声で、明日のパーティには自分も夫も出席しないことと、今後一切、お付き合いはしないことを告げ、受話器を置く音が聞こえた。その後のメッセージも同じような内容で、それが延々続く。5分ほど聞いた後、僕は再生を止めた。

「残りのメッセージは僕が帰っていってから聞くといいよ」

母は僕を顔を見て言った。

「どうして、自分の母親なのに、こんなひどいことを?」

「お母さんこそ、どうして、自分の息子なのに、お母さんやシンディがしてきたことを我慢してしろって言えたのかなあ? それにゲイのような真似もさせようとした。短い会話だったけど、この前、まさにこのテーブルで僕たちがした会話で、僕ははっきり分かったんだよ。僕にはすでに母親も妻もいなのだとね。お母さんも、シンディも、テッドにとっての淫乱娼婦以外の何でもないということをね・・・」

「・・・それじゃあ、皆さんの興奮を祈るよ」

僕はそう言って出て行こうとした。父が呼び止めた。

「ちょっと待ってくれ」

「何? お父さん」

「私とジョイスについてはどうなんだ?」

女は低脳だ(18:終) 

彼女は首をひねって振り返り、僕の顔を見た。顔がオルガスムの苦悶で歪んでいる。次に脚の間から顔を覗かせ、僕の打ち込み棒を見た。僕は抑えが利かなくなって、可能な限り強く彼女に叩き込んだ。

どっ!

発作に体を震わせながら、彼女のおっぱいも強く握り締める。

「ああっ!」

彼女が叫んだ。僕ももう我慢ができない。もう一度、強く打ち込み。もう一度、おっぱい握り。今度はちょっと優しく。

「ああん」

一旦、後ろに引き下がる。もう一回、来そうだと感じる。力一杯、突き出した。

どっ!

彼女は足首から手を放し、体を支えるために、前のテーブルに両手をついた。また、突きを入れる。目の前がぼやけてきて、頭脳が働きを止める。感じるのは、睾丸がキュッ、キュッと収縮して、そこから猛り狂ったペニスを通って爆発的に放出する興奮だけ。

どっ!

ジュースがいい感じ。今は、潤滑が充分だ。

どっ!

クリームがまた噴出。ハアッと口を開けて、息継ぎをする。

どどっ!

もう一回、多分これまでで一番、強烈なやつ。ペニスのくすぐったい感じは、もう、どうにも言葉にできない。

どっ!

なかなかいい感じの一発。頭がくらくらする。

どっ! 

また一発。もう一つ、どっ。落ち着いてきた。ど。ああ・・・。うっ。強烈な夢から醒め、元に戻る。今どこにいるか、何時かも分からない。キッチンに目をやり、時計を見た。

「こんにちは」からワムオラマまで52分! 世界新記録ではないが、多分、上位20位以内にははいった。それに、今回の爆発力ほど強烈だったのは、記憶にない。これは記録に留めておかなければ。

僕は彼女の中にぴったりと収まったまま、ぺニスが固さと、あの怒った姿と、最後に、大きさが元に戻り始めるまで待った。動きたくなかった。だが、どんな楽しいことも必ずイッテしまう時がくるわけで(駄洒落、すまん)、僕は引き抜いた。

多分、つながっていたのは5分くらい。

「必要なものは、全部、手に入れた?」 彼女が訊いた。

「もうあり余るほど」 感謝いっぱいの声で答えた。

「本当に楽しんだ? つまり・・・今の?」

「夢にも思わなかったほど。こんなに良かったのは覚えていない」

彼女は嬉しそうな顔をした。多分、彼女はミス・デカパイにいろいろ話すだろう。賭けで負けたヤツも多そう。

僕はキッチンに行って、彼女にきれいなタオルを投げ渡し、僕も拭き取った。彼女を玄関まで送っていきながらも、まだ息を荒げたままだった。彼女には、幸運を祈り、多分2、3週間のうちに連絡するよと伝えた。もちろん、そんな連絡は来ない。新しい開拓地はいつも開けているから。

僕は部屋の中を見回した。いたるところに、小さなボール紙状の写真が落ちていた。ポラロイドカメラは、あたり構わず、吐き出すからね。歩き回って、落ちているのを全部拾い集める。それから、コーヒーテーブルに置いてある、小さなビンを開けて、中から輪ゴムを取り出し、集めた写真をひとまとめにする。

そして、今度は寝室に行き、大きなファイル・キャビネットの一番上の引き出しを開ける。奇麗に「マイク・ハントの」とラベルをつけてある引き出し。

引き出しの中は、もう、ほとんど空きがなくなりそうだった。たくさんの小さな写真の束を、きちんと整理して、積み重ねてある。その束のそれぞれ、一番上のところに、きちんと記銘をつけてある。女の子の名前、接触のタイプ、それに評価だ。僕はマジックを手に、新しい写真束の背中に書いた。

「ローナ。お尻。10」

忘れないように、ちゃんと記録しておかないとね。僕は、几帳面だから(I'm anal that way.)。

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さあ、親愛なる読者のみなさん。これで僕の論点が証明できたと思うけど、どうかな。この文章の題名に書いた主張のことだ。女が低能であるのは明らかだよね。つまり、女というのは、僕のようなクズが本当にプレイ・ボーイで働いていると思うほど低能だし、靴がとっても大事と思うほど低能だし、「口の外に出すから安心して」と言うと、そのまま信じてしまうほど低能だというわけだ。ハハハ!

女は低能だ。だけど、女たちの群れが、『おまんこパワー』とか『ちんぽを拒絶せよ』とかのプラカードを掲げて町を行進するのを見かけても、女たちを煽った僕のせいだと思わないでくれよ。僕はみんなの仲間だぜ? オーケー?

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この話しは書きづらかった。セックス・ストーリーに政治的引用を絡め、同時に、読者の皆さんが楽しみたいと思ってる、あの勢いを失わないようにするのは、本当に難しい。僕が巧くやったかどうかは分からないけど、頭に来た男たちからの苦情や女たちからの批判を受けるとして、間違いなく、僕は、すでに高まっているストレスをさらに高めることになるだろう。誰がフェラを頼む。ストレスがきつくて!

本作の姉妹編のようなものを書こうと思ったこともある。正確には続編じゃない。タイトルは『男はすべてスケベなマヌケ』。でも、そんなの書いてもみんなにボロクソに言われるだけだろうなと思った。

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『プレイ・ボーイ』という言葉は登録商標であり、ここでは無断で使用している。プレイボーイに電話をして、頼んでおくべきなんだろうけど、多分、そんなことしても、連中は僕を無視するだけだろう。それに、連中は、巨大ビルいっぱい分の弁護士を雇っていて、僕のような人間を苛めようと待ち構えているんだ。でもまあ、その弁護士たちは何にも気にしなくていいはずだ。だって、僕は一文なしだから。それに、何だかんだ言っても、僕はあの雑誌が本当に好きなんだ。

もちろん、もっと、割れ目写真を載せてくれたらいいのにとは思っているよ。おまんこの、センス溢れた写真っていうのは、芸術美にもなりえると思うんだ。『ハスラー』のような汚ならしいおまんことは一線を画したヤツ。分かるだろう?

『ハスラー』という言葉は登録商標であり、ここでは無断で使用している。ハスラーに電話をして、頼んでおくべきなんだろうけど、あんなベトベトした変態雑誌のためにどうして時間を無駄にしなきゃならない?

--------------------------------------------------------------------------------MIKE HUNTは他にもストーリーを書いている。新しいストーリーが欲しかったら、 Bannerboy1@aol.comにちょちょっと電子の粒子を発射してくれ。Eメールで送るよ。18歳以上であることを証明するように。18歳未満でも、少なくとも、納得がいくように嘘をついてくれ。僕の真似して。愛しいファン・メールはMrM1KE@aol.comへ。けんかを売るメールも喜んで受けるよ。ファックユーも。ファックユー! M1KEの二番目の文字はoneであってeyeではないことに注意。よろしくね。

Copyright 1997 M1KE HUNT. 妻のジューンと昨夜ベッドでこのストーリーについて話し合ったんだが、彼女いわく、発表する前に、ちゃんと保護しておいた方が良いとのこと。この著作権の表示のことを言ってたんだと思う。僕は、『女は低能だ』というタイトルを商標登録しておいた。実際、僕はもっともっと大きな計画を考えている。『女の子は低能だ』というのも、『政治家は低能だ』というのも、『作家は低能だ』というタイトルも保護しておいた。『歯科衛生士は低能だ』というのも『監視疫病学者は低能だ』というのも、その他のものも登録してもよいかなと思ったけど、人間、どこかでやめなくちゃいけないね。

コンピュータによる無料の配布は許可。いや、むしろ、どんどん配布して欲しい。そうしないと、僕たち、薄汚い小さな書店に行って、下品なペーパーバックを買いにいく時代に戻らなくちゃいけなくなってしまうから。

注意:『女は低能だ』のペーパーバック版は来年の初頭に公刊される予定。皆さん、地元の書店に行って、書名を告げて予約するように。

それまでさしあたり、『女は低能だ』は、M1KE HUNTの他の無料クソ作品と同じく、alt.sex.stories と alt.sex.stories.moderatedのニューズグループで入手可能だ。僕の前のクソ作品は、特に、Eli's Finer Archives URL:http://www.netusa.net/~eli/erotica/assm/で見つけることができる。僕は97年の3月から書き始めた。でも、いたるところに良い作品は転がっているんだよ。もちろんクソもいたるところにあるけど。

おっと、この話しの頭のところで言及した、もう一つのクソのことがあったね。ちゃんと測ったよ。だいたい100メートル近く。そう、あのクソも無料だ。

おわり

報復 第1章 (14:終) 

スティーブは、無意識的に銃の握りを触っていたのだった。拳銃は、ホルスターに入れられ、彼の右側の腰に装着していた。いつもの通りだ。すでにこれは彼にとって服装・身に着ける所持品の一部となっていた。何年も前から、彼は自分が武器を持っているということ自体、意識しないほどになっていた。スティーブは、嫌悪感あらわに鼻を鳴らした。この2人にこれを使う気でいたら、もうとっくの前に使っているだろうから。

スティーブは2人の様子を見ていた。衣服は乱れ、全身、川底のぬるぬるした泥に覆われている。突然、見つけられてしまったことがもたらすショックが、浮気をしていた2人の心に湧き上がってきているのが分かる。見るに情けない2人だった。スティーブのそれまでの怒りが、突然、侮蔑感へと姿を変えた。この2人は、ぬるぬるした泥にまみれた、汚らわしく侮蔑すべきことをしていたのだ。2人が全身川の泥にまみれているのは、まさに適切、そのものじゃないか。

あたりは静かだった。緩やかに流れる川が、かすかにごぼごぼと音を立てていた。時折、ピックアップのエンジンが冷えていくときの金属音が、唐突に混じる。

「バーバラ?」

スティーブが口を開いた。彼の声はさほど大きな声ではなかったが、それでも、彼の言葉にバーバラはたじろいだ。スティーブの顔には怒りの表情はなく、むしろ無表情だった。

「バーバラ!」 再び呼びかけた。

「何?」 彼女は答えた。正直、彼女は、何を言ったらよいか、何をしたらいよいかも分からなかった。

「家には戻るな」 スティーブの言葉は手短だった。

「君の両親のところか、どこか、そこへ行け。だが、俺のそばには来るな。分かったか?」

バーバラは頷いた。冷たい川の水をかぶり、恐れに震えていた彼女は、注意深く積み重ねてきた情事の淡い夢が、いとも容易く、たった数秒で、引き裂かれてしまったことを、ようやく理解し始めたところだった。現実の手厳しい光が彼女を照らしていた。

スティーブは彼女の姿をしばし見つめていた。不快感を示す表情が彼の顔に広がる。スティーブはバーバラの連れの方に顔を向けた。

「そして、間抜けのポーター!」 

スティーブは、彼に聞こえる程度に声を大きくした。スティーブは自分がポーターのことを知っていること、それを彼に分からせたかった。

「お望みなら、警察に連絡すればよい。警察は私を刑務所に引きずっていくだろう。だが、私が出てきたときはどうなるか。お前の気にいらないことが起きるだろう。・・・それはここでしっかりと約束しておくよ」

ラファエル・ポーターは、公園に連れてきた女性の夫の話を聞きながら、高校時代にした殴り合い以来の、身体的恐怖を感じた。何も言わなかった。今、スティーブの手はホルスターに納められている武器の近くにはないが、それでも、そこから目を離すわけにはいかなかった。

スティーブは川に唾を吐き、振り向き、ピックアップに戻った。運転席に上がり、びしょ濡れの不倫男女に最後の一瞥を送り、軽蔑して唇を歪ませた。ドアを閉め、エンジンをかけ、バックで現場から離れた。

バーバラは理性が戻ったのか、スティーブに叫びかけた。戻ってきてと叫ぶ。スティーブはバーバラを見ていた。彼女の叫び声は聞こえていたが、ただ頭を振るだけで、車はバックし続けた。彼女がどのような顔で両親の元に会いに行くのか知らなかったが、それは彼には知ったことではなかった。バーバラとの人生は終わったのだ。彼女の面倒を見るのは、いまや、誰か他の人なのだ。

つづく

女は低脳だ(17) 

ま、とにかく、僕はゆっくり前に突き出した。すぼまりが開いて、僕のキノコ頭が見えなくなる。もうちょっと押した。少しずつ、埋め込んでいく。手元にもっと潤滑液を用意して置けばよかったなと思った。彼女、僕が経験した大半の女の子より、きついアヌスをしている。でも、サイズ42のハーシー・ハイウェー(参考)に滑り込みたいと思う人っている? ま、つまり手近にそういうのがいたとしてってことだけど、でも・・・ほら、僕の言う意味、知ってるくせに、もー。

僕は、押しては引いてを続けた。じわじわと戦い進むという感じ。彼女は腰のところで上半身を倒したまま。今は両手で両足首をしっかりつかんでいる。

「ここからの眺め、ちょっとおもしろいわ」

見ると、脚の間から顔を覗かせ、彼女自身の脚の頂上で行われている戦闘を見上げている。

「ちょっと前まで、あなたの長いものが見えていたけど、今は見えなくなっている。どこに行っちゃったの?」

意味ありげに肩眉を吊り上げて見せていた。僕も彼女の顔を覗きこむ。

「君のお尻の中だよー! 君の美しいお尻の中!」

かなり大きな声で叫んでいた。どうしてもそういう声になってしまう。

「僕のおちんちんが君のお尻に入っていくところだ。もう、中に出すまで、出てこないつもりだからね」

多分、僕は彼女のお尻に我を忘れていたんだろうな。


僕は揺れ続けた。彼女もリズムを合わせ始めた。ヤニーのオーケストラにあわせて、僕の睾丸が彼女のバギナを叩いている。よくよく聴いてみると、ヤニーはいいなあ。気に入ったかも。

前のめりになって、彼女のおっぱいをつかんだ。彼女は上半身を真下の方向へ倒しているわけなので、乳房は逆さに垂れ下がって揺れていた。だから、しっかり抑え続けるのは難しかった。だけど、彼女の小さな乳首はすごく飛び出て固くなっていたから、少なくとも、それが取っ掛かりとなって、僕は指先でそこをつまみ、彼女の乳房を握り返した。押し込むときは、彼女に覆いかぶさり、引きの動きになると、僕の胸板が彼女の背中を擦りながら戻る。その間も両手で、彼女の柔らかいおっぱいの硬くなった先端をクリクリ。猛り狂った肉棒は彼女の肛門を突き刺している。

どのくらいこれが続けられたかって? やっぱり長くは持たなかった。もう、いきそうになっていた。彼女もそれを分かったようだ。

「きて、プレイボーイの写真編集者さん! 私の中に出して。出してもらうときの感じを感じたいの。お尻にされて、そこに出されるときの感じが、すごく好きなの」

僕は、もはや持ちこたえられない。

「じゃあ、準備はいいかい? いくよ!」 僕は叫んだ。


テッド 2 (3) 

父が何も言えずにいる間に、僕は話しを続けた。

「・・・だから、僕がアクメ社のポジションに移ったのも皆も分かると思う。今の3倍の収入を得ることになるんだ。・・・僕は、今の小さな会社の社員でいるのはやめたいわけで・・・」

そう言いながら、シンディに書類のファイルを渡した。

「・・・僕は離婚の手続きをファイルしたよ、シンディ。弁護士を見つけて、裁判所で採決してもらうまで、30日ある。彼女が不貞を働いたことの証人として、お母さん、ジョイス、テッドの3人の名前を書いておいた。もし、3人のうち誰か1人でも嘘をついたら、僕は、シンディの子宮にいる胎児に関してDNAテストを実施するよう主張するからね。そして、代理人に、嘘をついた人に偽証罪で訴えるよう依頼するから。この離婚に関して、僕は一切、慰謝料を払わないつもりだよ・・・」

「今、僕の家の前に出ている『売り家』の看板は、即時、撤去する。シンディ・・・、君はこれから24時間以内に自分の荷物をまとめて、家から出て行くように」

テッドが立ち上がった。それを見た僕は、大きな声で呼んだ。

「ロバート!! ダニー!!」

巨体の男が2人、裏のドアから家に入ってくる。

「テッド。僕は、君と殴り合いをしたら、確かに負けてしまうだろう。でもね、頭脳戦なら、居眠りしていても、君を簡単にやっつけられるんだ。ま、身体的に僕を脅かそうとする者が出てきたときのために、僕はここにいる2人の紳士を雇っておいたわけだけど」

テッドは、すごすごと腰を降ろした。

父はようやく口をきけるようになったようだ。父が発した言葉はただ一つ。

「どうして?」

「お父さん? お父さんはね、ウインプなんだと思うよ。よく分からないけど。僕がお父さんに言えることは、僕が感じていることだけだ。これまでの状況について、確かに、僕は許容してきたのは事実。妻もお母さんも愛していたからね。このドブねずみ野郎が、ずけずけとのさばり、やりたい方題するのを許容してきたよ。だけど、こいつは、僕の妻とセックスしたいときにセックスできるだけじゃ、満足できなかったわけなんだ。こいつは、僕がこれまで一生懸命働いて建てた家も手に入れようとした。さらに僕をとことん侮辱したし、僕が自分の命より大切に思ってきたシンディとお母さんにも、僕を侮辱させた。おまけに、シンディを妊娠させて、こいつの腐った心根を受け継いだ子供も作っちゃったしね。たいていの男なら、これでもうたくさん、と思うんじゃないのかな?・・・」

「・・・だけどね、僕が決心した原因は、そこじゃない。僕はシンディとお母さんに、助けを求めに行ったことがあったんだ。僕はゲイでもバイでもないので、テッドに性的に使われるのだけはごめんだと。そうしたらお母さんたちは、まるで、悪いのは僕の方のような態度を取ったんだよ。その態度で、2人が、僕のことなど実際どうでもよいと思っているのを、僕は悟ったんだ。まるで、街で拾った安娼婦にするのと同じような扱い。この2人にとっては、僕は存在していないも同然、存在意義があるとすれば、テッド、シンディ、お母さんの3人を性的に喜ばすためならば、いるのが許される、そんな存在になっていたんだよ。2人の頭の中ではね・・・」

「お父さん? お父さんは、そういう風に扱われるのも耐えられるほど、自分が結婚した、このあばずれ女を愛していてるのかもしれない。みんなの目から見たら、僕は、確かに、男らしい男ではないかもしれないよ。でも、もう本当に、僕はみんなにはうんざりしているんだ。僕の気持ちを変えようとしても、誰も何もできないよ。これから半年くらいで、みんなが当然、入ってくるものと思っていて、これまで気ままに吸い取ってきたお金が、干上がって、なくなってしまうだろうね。ところで、今の会社にいる優秀な社員はみんな僕と一緒に移ることにさせたよ。あの社員たちが、僕のスタッフの中心幹部になるはずだ」

Drawer 引き出し (10) 


「よろしい。今度は床に横寝になりなさい!」

ベンは体を倒し、横寝になった。あまり素早くはなかった。でも、このときは、彼女は鞭を振るわなかった。マリアは彼の隣に膝をつき、口の前に指を差し出した。

「吸いなさい!」

ベンは顔を前に突き出し、マリアの指を口に入れ、吸い始めた。マリアはくすくす笑った。

「やめろと言うまで続けるのよ」

ベンは吸い続けた。まるで赤ちゃんがするように、ちゅうちゅうと音を立てて吸い続けた。ようやくマリアは、彼にやめるように言い、立ち上がり、彼を見下ろした。私には、指を1本、口の前に当てて見せ、静かにしているように指示した。そして部屋から出て行った。

彼女はすぐに戻ってきた。でも男の人と一緒に! その人も、素っ裸で、手錠を嵌められ、目隠しされていた。ベンと同じ。

彼女は、もう一度、私に静かにしているよう身振りで指示した。私は、何か言おうとしたのだが、彼女はすぐにあのとても怖い顔で私を睨みつけたのだった。マリアは、その男の人の首輪につながっている鎖を引っ張って、私たちの前に連れてきた。

若そうな男性だった。多分、20歳になったばかり。がっちりした体格をしていた。黒い髪で、ハンサムそうな顔をしていた。もちろん、目のところは見えなかったけれど。

マリアが彼の耳元に何か囁くと、彼は床に横たわった。マリアに姿勢を導かれるようにして、横寝になる。ベンと向き合う形だが、頭の位置は正反対だった。

マリアはその男の人をちょっと押した。彼のペニスがベンの顔のまん前にくる! 彼女は、男のペニスを握り、しごき始めた。

私はじっと見つめているだけだった。次に何が起きるか、すでにはっきりしていた。こんなこと、まったく私の想像を超えたこと。これは一体、何の遊びなの?

マリアは男を勃起させた。そして、ベンの口のすぐ前に持っていく。

「ベン! 口を開けなさい!」 

ベンは言う通りにした。

「吸いなさい!」

ベンは顔を前に出し、そのペニスを口に咥えた。1秒も吸わなかったと思う。彼は、口を大きく開き、何か言おうとした。

マリアの鞭が飛んだ。

「私は、吸いなさいと言ったはずよ、この、下衆!」

再び、鞭。さらにもう一回。

ベンは男のペニスを再び咥えた。

「アハハハハ! これで、服従するということがどういうことか分かったでしょう」

マリアは男の頭を押して、ベンのペニスを咥えさせた。2人は、シックスナインの体型で互いに吸い合いながら横になっていた。

カメラのシャッターの音。マリアは、2人の姿を次々にカメラに収めた。2人はただ吸い合うだけだった。

その後、マリアは私の隣に腰を降ろした。

「あなた、どんなことでも言うことを聞く奴隷が欲しかったのよね? どんなことでも。そうでしょ?」

私は、ただ呆然と座って見ているだけだった。マリアは、くすくす笑い続けていた。ベンたち2人はただ、吸い続けていた。やがて、男が射精した。

「そのまま続けなさい」

マリアの指示が轟く。男の射精後も、2人は横になったまま吸い続けた。そして、ベンも射精した。それを見て、私はショックを受けた。

「彼、たった今、あなたに浮気しちゃったわね」

マリアが私の耳元に囁き、くくくと堪え笑いをした。

輪姦:男根だらけの電車 (8) 

私はちょっとダンスをして見せた。くるりと回ったり、腰を屈めたり。電車の手すり棒を利用して、回転し、男たちの一人の上に乗っかった。

私がまたがると、彼はすぐに入れてきた。そして私はすぐにズシン、ズシンとお尻を上下させる。

「ううっ・・・あなたのって大きいわね」

髪を振り乱しながら、激しく上下に動き、あえぎ声を上げる。

その男の名前を言いたいけれど・・・正直言って、知らない。名前を知っているのはウィルとタイニイだけだった・・・それを思うと、自分がまったくの赤の他人とセックスしていることを自覚させられ、本当の淫乱になっている気分になれた。

私は座席に足を乗せ、そこに座る彼にまたがり、しゃがむ姿勢になった。その姿勢で、自慢のジェニファー・ロペスのお尻をさらに激しく上下させる。他の6人の男たちは皆、私たちを取り囲んで見ていた。お尻を打ち下ろし続けるうちに睾丸がこすれて痛くなっていたが、それでも続けた。

目を閉じ、彼の首の後ろに両手をかけ、踏ん張る形で、ズンズンとお尻を打ち下ろす。彼は黙って、ただ座ったまま、私の打ち下ろしを受け止めていた。激しく乗馬しながら、私は叫んでいた。

「あああぁぁぁぁ・・・・っくうっ!・・・・そうよ・・・そのまま、静かにしてて・・・ゾンビにセックスしているみたいで、いいわ!」 

やがて彼も下から少し突き上げ始めた。そして、とうとう彼も達する。

またスペルマを撃ち込まれ、どろどろになった私のアヌスから彼のが抜け出た。

「ふう・・・気持ちよかったわよ」

その男から降りた私は、開いてる席にだらしなく大股を開いて座った。男たちは、黙って私を見ているだけ。・・・そして私は、今度は自分のペニスをしごき始めた。

「こういうのも好きなんじゃない?・・・ねえ?」

足を大きく開き、片手でペニスをしごき、もう片手でアヌスをいじった。男たちに挑むように焦らしてみせる。

私の長い髪は、ストレートに垂れ下がり、私の顔の大半を覆っていた。そのまま、激しくオナニーを続ける。

「うぅぅぅぅんんん・・・ほら、みんな? オナニーしてる私を見てる? ええ?」

男がひとり、唸り声を上げた。次の瞬間、熱い体液が飛んできて、私の膝に降りかかった。

「アハハ、嬉しい! ・・・・ううんんん・・・・」 悩ましい声をあげながら、さらにペニスをしごき続けた。

突然、隣の車両とつながっているドアが開いた。青い車掌の制服と帽子を身に着けた男が現れた。

「ただいま、列車は自動運転モードに切り替わりました・・・こちらから何か音が・・・」

と、そこまで言いかけて彼は目の前の光景に驚いた。あたりに衣類が脱ぎ散らかっている。車内の片側には素っ裸の男たちが並び、一方の側には、ペニスを握った私が大股を開いて座っている。

私も彼を見て少しショックを受けていた。

「こ、これは・・・・一体ここで何を・・・?」

男たちの何人か、立ち上がり、彼のところに走った。そして彼を捉え、引きずるようにして私の前に連れてきた。

「な、何だ、こりゃ・・・シーメールってやつか・・・」 車掌は大きな声を上げた。

私は、脚を広げたまま、座席に座っていた・・・男たちは車掌を押さえつけ、私の前に立たせたまま、彼のズボンを下ろした。彼のペニスがだらりと姿を現す。

「あんた、やれよ・・・この女に嵌めてやれ・・・」

「い、イヤだ・・・俺はこういうのに興味がねえんだ・・・俺は女しかやらねえ!」 車掌は叫んだ。

男たちは、互いの顔を見合わせた。まるで、私の体を欲しがらないとは、この車掌が気が狂っているとしか思えないといった顔つきをしている。それを見て、私はとてもセクシーな気持ちになった。

「あんた、おかしいぜ?・・・・見ろよ、このおっぱい・・・。すんげー、いい形してるじゃねえか!」

その言葉を受けて私は後ろ向きになって、大きなお尻も見せてあげた。

「それに、この尻も・・・ジェニファー・ロペスのより美味そうな尻だろ?」

男たちが私の体のことを次々に褒めちぎる。車掌は、私を見ながら、みるみる汗ばんできているようだった。

ポルノ・クイーンの誕生1(20) 

僕は着替え室に行き、床に落ちている衣類を拾った後、浴室に入った。浴槽にお湯を入れ、エネマ用の洗浄水をバッグに入れた。浴槽のお湯が溜まったのを確認後、寝室に戻り、トレーシーがベッドから降りるのを手伝い、彼女と一緒に浴室に行った。この日も、彼女がアヌスにエネマのノズルを入れるところを見た。

実際、彼女がノズルを肛門に入れるところを見るのはとても興奮する。彼女がそれを気持ちよく感じていると知ってるとなおさらだった。トレーシーは洗浄液の注入を終え、ノズルを引き抜くと、バッグと一緒にそれを僕に手渡した。もう一度、洗浄液をバッグに入れる。今度は僕のための洗浄液だ。僕の場合、2回、洗浄した後で、ようやく、浴室を出てもよいと言われた。

ベッドのシーツをめくり取り、新しいものを敷き直し、寝室の散らかりを整理した後、僕は浴室に戻り、トレーシーが浴槽から出るのを手伝った。彼女の体から水気を拭き取るのは僕の仕事なのである。続いて、彼女の肌のすべての部分に、モイスチャライザーを塗り、肌に潤いを与える。それが終わると彼女は浴室から出て行った。その後、僕が浴室の掃除を行う。

浴室から戻ると、トレーシーはグレーのビジネス・スーツを着ていた。スカートの丈は短い。膝上10センチの丈だった。彼女のハチミツ色の長い髪は、フランス風三つ編み(参考)にされていた。靴は、10センチ高のスパイク・ヒールの黒いパンプス。今日、彼女は晩餐会に出るのを僕は知っている。その席に出席する男たちが、彼女を見て涎れを流すだろうということも知っている。

トレーシーは、寝室に入ってきた僕を見ると、両腕で僕を抱いて言った。

「今日はお出かけしなければいけないの。あなたはしなければならないことを分かっていると思うから、私がここにいてあなたのことを見ていなくても大丈夫なはずよね。今日も、マリアは早く帰ることになっているから、夕食はあなたが自分で用意すること。それでもいいわよね? 帰ってきたときには、私のガールフレンドがここにいて、私を出迎えてくれると嬉しいわ」

彼女は僕の頬にキスをして、部屋から出て行った。

トレーシーが出かけた後、僕はリビングに行き、掃除を始めた。トレーシーはガールフレンドがいて欲しいと言っていたけど、僕はマリアが家にいるうちは、着替えようとは思わなかった。マリアは気にしないとは言っていたけど、どうしてもあの格好で彼女の前に行く気にはなれなかった。

11時ごろ、マリアがリビング・ルームにやってきた。

「スティービーちゃん? ミス・トレーシーが、今日は早く切り上げてもいいっておっしゃったので、そろそろ、あなたに夕食に何を作るかとか、準備の仕方を教えたいんだけど、いい?」

僕はマリアの服装を見て驚いてしまった。彼女は、朝には、白いズボンと白いボタンダウンのシャツを着ていたはず。実際、前日に着ていたのと同じ服装だった。だけど今は、ぴっちりのショートパンツを履いている。あまりぴちぴちなので、肌にじかにショートパンツの絵を描いているようにしか見えない。上もタンクトップで、その下に何が隠れているかを知るのにほとんど想像力がいらないようなものだった。胸は、ボタンダウン・シャツを着ていたときより、大きく見える。今にもタンクトップを破って前に飛び出しそうな勢いだ。トレーシーの胸より大きいかもしれない。もっとも、トレーシーの乳房は彼女の体型によく似合っているように思うが。マリアの脚はすらりと長く、肌がよく焼けていた。足には白いテニスシューズ。

損害賠償 (2) 

ケビンは、ピックアップ・トラックから、非常にゆっくりと降り、周囲の車の通りを確かめた。交通量はあまり多くはなく、後ろについていた車は、路肩を使って通り過ぎていった。ケビンは男に声をかけた。

「やあ、ホント、済まないことをした」

「ああ、そうだな。あんた、本当に済まないことをしてくれたよ。あんた、どうしたんだい? えぇ? あんたのせいで、車の中にいる俺の仲間は、みんな首をひねっちまってよお、回らなくなってしまってるぜ。俺の車の後ろもめちゃくちゃになっちまったし。あんた、保険はあるんだろうな?」

ケビンの保険は3ヶ月前に切れていた。掛け金が上がり、ケビンには払いきれなくなったからだ。ケビンは男の車のダメージを調べ、それほどひどい状態ではないのが分かった。とはいえ、彼が自由にできる資金では、恐らくまかないきれないだろう。困った。なんとかして、この男と交渉できたらとケビンは期待した。男の方に向き直り、話しを持ちかけた。

「申し訳ない。今は保険に入っていないんだ。それに、この損害の賠償をするだけの現金も持っていない。毎月、少しずつ返済するのならできるんだ」

「おい、俺にそんなデタラメ言うなよ」 男はケビンの言葉をさえぎった。

ケビンが返事をする間もなく、車の中から、さらに3人、巨体の黒人が出てきて、話しに加わった。

「こいつ、なんて言ったんだ? ラブ?」

「保険を持ってねえって言うんだ。金もねえので、損害を払えねえとよ・・・。ニック、警察を呼びに行ってくれるか?」

「あっと・・・ええっと・・・ちょっと警察抜きで、これを解決できないか、確かめてみないか?」

ケビンは、再び警察にかかわるのは避けたいと思っていた。ケビンの保険料が上がった理由として、彼が半年前に起こした小さな事故があった。その夜、ケビンは2杯ほど酒を飲んでおり、ハンドルを切り損ねた彼は、側溝に落ち、街路灯に衝突したのだった。ケビンは酒酔い運転で起訴され、判事は、彼に厳しい罰金と1年間の保護観察を言い渡したのだった。

ケビンは、もし今回、警察が介入してくると、免許証を取り上げられ、恐らく一定期間、拘置所に送られることになるのではないかと恐れた。さらに悪いことに、車のシートの下には、ある知り合いに手渡すように言われた包みが隠してあった。その中身は、ケビン自身は知らないが、ドラッグ類のような気がしていた。

「ひゅ~! 見てみろよ!」 

別のラブの仲間がメアリを指差して言った。メアリはトラックから降り、ケビンのところに歩いてくるところだった。

「大丈夫? ケビン?」

「いやあ、お嬢さん、それが大丈夫じゃねえんだよ」 ラブがメアリに答える。

ラブは改めてメアリの姿を見た。ハイヒールから始まり、徐々に視線を這い上がらせ、彼女のセクシーな体を舐め回すように見る。誰が見ても、かなり興味を持って彼女の姿を見ているのが明らかな視線だった。特に、彼女の胸の盛り上がりには、いつまでも視線を向けたまま、無意識的に舌なめずりをしていた。メアリは、あからさまに体を見られ、頬を赤らめた。彼女を見ていたのはラブだけではない。他の3人も、同じく彼女をじろじろ見ていた。

失われたしとやかさ 5 (3) 

2人はそう言うと、いきなり私の体につかみかかり、口の中や首筋に舌を伸ばしてきました。私は、嫌悪感のあまり、体をよじって逃れ、彼らの一人に唾を吐きかけました。ですが、これは事態を悪くすることにしかならなかったのです。その男はいきなり私の顔を平手打ちしたのです。

そんなことをされたことがなかった私は、これまで感じたことがないほどの恐怖感を植えつけられてしまいました。怖くて怖くて、体から力が抜けてしまったのです。この男たちに屈服した形になっていました。彼らは私がそうなるのを待っていたのでしょう。

腐ったようなタバコやお酒の匂いは圧倒的でした。彼らにそばにいられるだけで、吐き気がしてきて、それをこらえるだけでも精一杯でした。彼らは、私がいくらやめてと言っても、それにはお構いなしに、私の体を触りまわっていました。

2人は強引に私の胸をつかみ、力に任せてブラを引き千切りました。それにパンティも。1人が私のバギナに指を1本入れました。そして2人とも私の手をつかみ、自分のペニスを握らせたのです。2人のペニスの大きさが、チレルのと同じくらい大きいのには驚きました。彼らは私の手を自分の手で押さえ、私に無理やりしごかせました。ジョーが、そのやらしい顔を近づけ、囁きかけました。

「ちゃんと写真を撮るつもりだからな。お前が警察に連絡したら、その写真をお前が働いている学校に送るぞ。学校のみんなに見せてやる。その写真があれば、お前の人生なんか、簡単にめちゃくちゃにできるんだぜ。うへへ」

そんな言葉を聞かせながら、私の中を指でかき回しています。そして、決して望んではいない感覚が私の体の中から沸いてくるのを感じていたのです。チャドは私の首筋にキスをしていました。そこは私の性感帯で、夫が、私をその気にさせるときに、よく、してくれることでした。酔っていたことや、この刺激に、私は、決してそのつもりはないのに、溜息を漏らしてしまったのです。

それを聞いたジョーは、いきなり私の体を押し下げました。目の前に、彼の大きな白肌のペニスが立っていました。それを無理やり口に入れられました。

このたった2日間で、私はこれで3本目のペニスを舐めさせられてしまったのです。なま暖かく、ムッとする匂いがして、不潔そうな塩味がありました。でも、これより大きなチレルのペニスを吸わされていたので、このときは、思ったより苦しくありませんでした。